ハリー・ポッタースタジオツアー感想
はじめに
ハリー・ポッターの大ファンでございます…。というか、私の青春です。まだ2巻までしか日本語訳が出版されていなかった時、1巻をカーチャンの勧め(軽い脅迫)で読み始めた。挿絵が全然可愛くなかった。むしろちょっと怖かった。ハリーがずっとダドリーにいじめられてるのに辟易して半分読むのに約一年かかった。ハリーがホグワーツに行ってからは、3日で読み終わった。すぐ本屋で二巻を買ってくれとカーチャンに頼んだ。漫画は買ってくれないけどハリー・ポッターは買ってくれた。
日本でブレイクする前だったから、小学校で分厚い挿絵もへんてこな本を読んでる変人扱いされた。でも図書館に入り浸ってる読書の達人たちは皆読んでいて、分かってくれた。
初めて友達とだけで観た映画もハリー・ポッターだった。吹替しか観られなかった。
中学生の時、英語版を皆で訳そうとして1ページで挫折した。シリウスが死ぬとネタバレしてきた友人がいた(許さん。しかもそこまで仲良くなかった奴。嫌がらせか?)。家族でアズカバンの囚人を観に行った。本がボロボロになった。弟が本に落書きした。死ぬほど怒った。
大人になって、この挿絵の良さが分かった。映画は字幕で観るようになった。役者を覚えた。アラン・リックマンのかっこよさにカーちゃんがメロメロだった(まだ二重スパイとか明かされてない時)。マギー・スミスがかっこよかった。リチャード・ハリス、はまり役だった。(マイケル・ガンボンもいいけど)
部分的には何回も読み直してるけど、大人になってから通算、4.5回は読み通していると思う。
間違いなく自分の人生の一冊(?)です。
注 これは某サイトにも同じ文章を掲載しています。
行ってみました!
正直に申しましてあまり期待はしていなかったんです。映画の展示でしょ?的な…。USJに行った時のうおおおおおおお!ホ、ホグワーツ城がホントにある…!!!!!という興奮と期待は、前日までありませんでした。が、前日にホームページとか見ていたらだんだん楽しみになってきてテンションが上がって参りました。
当日、豊島園駅につき、あの聞き慣れたサウンドトラックが流れているのを聞き、そして駅が真っ赤でハリー・ポッター仕様になっているのを見て、テンション爆上がりになってしまいました。
そして入り口。……のあああああ?!皆さん、いそいそとネクタイを取り出して締めている…。全く興味なさそうなおじさんまで…。あっローブまで取り出した。
しかも、結構グループ皆でやっている。コスプレとか全くしたことなさそうな方々が、どんどん魔法界の方々になっていくのでございます。
ネクタイだけの人もたくさんいるし、ローブまで着てる人も大勢いるのだ。四人組で四寮そろえている中高生のグループ、良かったな。他にもマクゴナガル先生のコスプレ、親子でアンブリッジリスペクトのピンクスーツで着てる方、杖だけは持ってる方、割と暑いのに公式マフラーをしている人など、様々に皆さん楽しんでいるのでございます。
本物だわ…本物しかいないんだわ…
と思ったのでした。USJの時は、そこまでハリー・ポッター好きではない人も大勢いた気がします。テーマパークだからかと思います。
と、雰囲気にのまれ、全くその気がなかったのにローブを買うという暴挙…もとい快挙を…。財布の紐が固い友人も、ネクタイ買ってその場で締めてた(笑)
友人「いや買うつもりはなかったんだけど…」
レイブンクローがいいかなと思ったら、四寮全部試着したところグリフィンドールが一番似合ってたのでグリフィンドール生になりました。次回は杖とネクタイ買いたいです。
ところで、昔はハリー・ポッターグッズ、あまり売ってなかったですよね?劇場とかにはあった?のかなあ。確か本には通販のチラシみたいなのが挟まってて、ネクタイやマフラーは売っていた気がしますが、友人も家族も覚えてないとのこと。ものすごく欲しかったけど買ってはくれなかった。
が、どういう経緯か忘れたものの、子供時代に唯一親に買ってもらったハリー・ポッターグッズとしてスニッチのピンバッチが今でも手元にある。これも確か通販だったと思うのだが…。
さて入場すると最初にウェルカムムービー的なものを見せられるのですが、観ていたら感極まって涙ぐんでしまいました。こんなの絶対情緒がどうかしてる、恥ずかしい、と横を見ると、友人はハンカチで目を拭っていたのでした。お前もか…。安心して滂沱の涙を流して、まだスタジオツアーは始まったばかりなのに感動して泣いたのでした。私、本当にハリー・ポッターが好きだったんだなあ…。
私もハリー・ポッターシリーズと一緒に育ってきたけど、役者たちも、この映画と一緒に育ってきたんだなあ…。誕生日を撮影中に祝ってもらったり、身長が伸びたり、進学したり、恋があったり、一流の役者と交流したり…。もちろん仕事ではあるんだけど、生活の一部というか、人生の一部になったことは間違いない。
大広間!映画そのままのセットにめちゃくちゃ盛り上がってしまいました。そして何より、キングス・クロス駅!!!!!!!!そのまま、そのままだ!!!!!!!と小学生のようにはしゃいで感動してしまいました。
いやーUSJだと駅はないし、ホグワーツ特急がボンってホグズミードに置いてある感じなんだよな~。
でもイギリスのキングス・クロス駅は一生に一度は行ってみたい。
車にもバイクにも乗れるし、めちゃくちゃ楽しい。食堂?もホグワーツ感あってよかったです。
グリフィンドールの談話室。壁に「貴婦人と一角獣」のタペストリーがあしらってあるの、成長して知った。見返してて(56回目くらいか?)あれ!?見たことあるぞ!?ってなった。成長して知ることもありますな。もちろんガンダムUCで知りました。新国立に本物が来たときは観に行きましたとも!
食べ物はまあ普通だったんですが、バタービールが…あれ…????USJよりおいしい…????確かにコップが違うが…とAmazon photoに保存してあるUSJでのバタービールの写真を探したのでした。あれ…???凍ってる?あ!フローズン的なのがあったはず!が…ここにはない…。
有識者の友人に後日聞いたところ、業者が違うとのことだった。USJの時はこう…イギリス人の飲み物だからな…と無理やり納得して自分をごまかした気がするんだが。バタービールってどれほど美味しいんだろう…と夢を膨らませていたかつての自分が裏切られた気分になったものです。
しかしスタジオツアーのバタービールは美味しい。大丈夫か、USJ。
ちなみにお土産として売ってた瓶入りのバタービールも割りとおいしかった。
あとめちゃめちゃ気になったのがプロフェッサー・アンブリッジのアフタヌーンティーでございます。アフタヌーンティーは大好きなのですが、いかんせんアンブリッジなので、あのとんでもない教育的虐待を思い出して、素直に楽しめなそうであること、そして割とお高いので今回はパスしました。でもやっぱり気になりますな。
ヘドウィグ、ファング、ミセス・ノリス、クルックシャンクス…そんなに何匹もいたのか!まあそうか。
こうして杖の一覧を見ると、ファンタスティックビーストの杖の方が凝ってる気がしますな。
次回絶対やろうと思うこと。ホグワーツの入学許可書を入手する!やるといったらやるもんね。
そしてホグワーツ城のミニチュア!!もう最高ですな。何時間でも見ていられます。
もうね、何もかも映画そのままで、ファンタスティックビーストも網羅してて、最高です。そして、最後のホグワーツ城を見て…感無量です。
いやー、結論としてあと5回くらいは行きたいですね。平日の空いてる時がいいかな。
小学生の時にこれがあって欲しかった!!!!!!!!!今の小学生はいいなあ!!!!!羨ましすぎる!
でも大人だからボーナス払いでローブをいきなり買ったりできたわけで、大人になるのも悪くはないですね。
ちなみに大人が多かったけど、子供もたくさんいて、ハリー・ポッターは受け継がれてるんだなあと感慨深くなったのでした。
というわけで、みんな行こうぜ!!
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