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CLAMP作品の中で一番面白いんじゃないの?!インド神話の可能性―聖伝について語る

図書館に置いてあったので小学生の時に読んだ。表紙の絵が綺麗で手に取って開いてみたら、蘇摩が殺されるシーンだったのを覚えている。え?え?こんなのってあり?と信じられなかった。私が初めて触れた強烈な殺人シーンだったと思う。

確か、この聖伝の単行本の後ろの方の宣伝ページで東京BABYLONを知ったのだと思う。小学生の時、クラスで1番優秀な女子にBABYLONの読み方を聞いたのを思い出したので、多分聖伝を読み始めたのは小学5年生であったと思う。

読み返しての感想

孔雀、すごく怪しい。

ロリコン夜叉王

技藝、生き様がかっこよすぎた。

過去編のワクワク帝釈天。阿修羅王が相手してくれるのに浮かれる。

そういう訳でもあるまいよ。血のつながらない親子もいるけどなあ。

毒親だ!今は的確な表現があって助かる。
なぜ天王はいい子になった?

当たり前のように嫌われている皇后様w
まあ好きになる人いないよね。

この漫画、女性が思い切りよすぎだしかっこよすぎだし、もうマジで皆さん憧れます。
乾闥婆王、好きだ!
でも母親がロリコンなんて嫌だ!
夜叉王の「……………………………………………………いや」ウケる。乾闥婆王のこと苦手だよな、たぶん。手のひらの上で転がされているような気が…。幼い頃からとんでもない目に遭わされてきたもんな。

このシーン伏線だったとはな

蘇摩の髪飾りってセーラームーンみたいよね

「見送りは、しませんわよ。大笑いしてしまいそうだから」いーね。

龍ちゃん!泣
なんとなく、なんとなく高橋留美子味を感じるキャラだ。

噂にたがわず無礼で尊大!!!!!笑いすぎて死にそう。無口にもほどがあるし、仮にも王なんだから無礼なのはダメなんじゃないの!?善見城でもなんかぼんやりしてたし!
あれ!?なんか含光君って夜叉王に似てる?

し…死にます。

阿修羅をおもちゃに夜叉王で遊ぶ!!!

テンポよし

より殺されそうな性格の方を娶ったのかな!

ツンデレは治せよ、俱摩羅天よ

迦羅…今読むと泣ける。
一人で待つのが寂しかったから…

いらない子なんていない!!!重要なテーマです

夜叉王はむっつりスケベ、なるほど

全て逆効果に…

昔はよくこういうキャラっていろんな作品にいたよな、龍ちゃん

まったくだ。変態だ

阿修羅にさくらちゃんの魂を感じる

この愛染明王の顔の魔族コワイ。顔がかわいいだけに

増長天→善見城まともな人No.1

おとうと!!!!!!
羅刹の声が聞こえたような気がした。ああ…
人死にすぎ、、、

そういえばこの阿修羅の触手なんなの?!
攻殻機動隊のコードみたいな。あれっ同じ89年初出だ

産まれながらの敵同士

羅刹は生きていたら、でも奥さんより長生きではあるんだよな?

阿修羅の罰とかでなく、帝釈天がやってることだが。

しかし先代の阿修羅王な…

乾闥婆王、悪い奴すぎて草
あと物事に柔軟に対応してほしい。とくに今後のこと

ワルモノだけどカッコいい帝釈天様

龍王はここで帰った方がよかった。いろんな意味で

各巻についていたおまけページ、もう一度読みたい。

夜叉王「六星最後の一人、癖が強すぎて嫌なんだが…」

いつも自信満々な帝釈天様、びっくりしすぎて孔雀に興味深々

四天王他の皆さんが自然に舎脂を無視しているのいーね

なんつーか、まず乾闥婆王をどうにかするべきじゃねーか?
もし一番強いのが夜叉王なら、夜叉王に従ってくれんのか、乾闥婆王。

天王様、母親がオカシイと気づいていたのか何なのか

正直、増長天と迦楼羅王の戦いしか安心できん。

龍ちゃん!!!辛い、つらいよ、このシーン。でもね、戦って死ぬ、そんなのは想像できないんだよな、龍ちゃんは…

ちょっと楽しんでる帝釈天。楽しんでる場合か?
しかし内心焦ってるのか

早く素直になっていれば。両片思いに一同唖然。
そして解説してくれる気の利く天帝。

生首…

死人ラッシュすご

孔雀って母親が死んでからどうしてたのか

もー、色々ぐちゃぐちゃな関係すぎ!

色々唖然、増長天は最後まで生きていてよかった。

子どもの頃、初めて読んだ時は予言が二つあると気が付かなかった。あほ。

この上下で2つの予言が解説されているページ、コピーして予言を暗記してた。

ここ愕然とした。孔雀、変なおじさんじゃなかった。いや変だけど!

まさかの望みでびっくり阿修羅王

なんつーか、色々ヒドイ
とんでもない展開、カニバリズム…

構図を過去と現在で合わせてくるのすごい。凝った構成とコマ割り。

孔雀に堕天の印があるけどさ、むしろ魔族にも劣る行いをしたのは父親の方じゃないの!?母子監禁してるし!

「決まった明日などないと信じてみたい」と…

死ななくて正解だ!生きてるぜ!!

ヒドイ親です

割と増長天は事の顛末知らないよな

すごいラストだけど人が死にすぎた。

◆全体について

○展開について

伏線回収がすごすぎる。しかも分かりやすい。ツバサの小狼くんらへんの伏線が明かされた時、分かったんだか分からなかったんだか、複雑すぎて1回読んだだけでは理解できませんでした。友人に説明してもらったんですが、そいつの説明も元々が難解なためもっと分からなくなりました。これは分かりやすくて助かる。
このどんでん返し、ちょっとすごすぎる。しかし爽快などんでん返しです。なぜって主人公二人のハッピーエンドが待っていたからさ。
孔雀の正体が明かされるところ、びっくりでした。

えっ!ちょっと待って。阿修羅と天王って、双子なのに生まれながらの敵同士って言ってたけど結局敵でなかったわけだ。つまり好き同士の子供ってこと…?いや語弊はあるんだが…。

〇CLAMP New Type、 CLAMPのキセキ

乾闥婆王、の闥!!達を小さくして貼っていたって、写植の人大変だったな~。

「人生は決まっていないんだよ」CLAMPの一番重要なテーマですな。
キャラクターが死ぬ時は、一番いい表情で、一番いい絵で。そんなの嫌だよ…。

ファンタジーが苦手で、西洋風のファンタジーの名前が覚えられないとのこと。そういう人って一定数いるみたいですね。私も苦手だ!あのカタカナだけの名前は、漢字圏の人間にはキツイものがありますな。それでインド神話→リグ・ヴェーダに行ってくれたと。

○二重人格?について

CLAMP作品って、いたるところで「もう一人の僕」にひでぇ目に遭わされるよな。割と闇堕ち系はなくて、その辺は少しものたりないです。
・阿修羅
・丁
・エメロード姫
・ツバサの小狼
・(保留:神威)

◆登場人物について

○阿修羅について

かわいいけどコワイ。いい子だけど、アダルト阿修羅、怖いっす。幼子の方は、この後のCLAMP作品につながる登場人物の魂を感じる。昴流とかさくらちゃんとか、光とか。純粋で優しい子なんだよな。
CLAMP展の複製原画、阿修羅のが欲しかった。美しすぎます。
なぜ阿修羅がなんの封印も制約も受けずに破壊神であろうとしたのか、あまり理解できませんでした。予言でそうなっていたわけで、あまり深い意味ってないのか…??
しかしながら、生まれてすぐに母親に殺されそうになるし、一族はその母親の裏切りで滅亡しちゃってるし、父親は母親の不倫相手に殺されちゃってるし、色々嫌になって破壊神になろうとするのもまあ分からなくもない…かも…?
手から修羅刀を出すのがかっこよすぎる。CLAMP先生は大分この設定を気に入ってるのか、この後色んなキャラが手から刀を出しますな。(嵐、小狼)
ツバサに出てきたときはアダルト阿修羅よりだけどバランスの取れた感じでよかったですな。

〇夜叉王について

子どもの頃はかっこいいと本気で憧れていたけど、改めて読み返すと結構やばい人だな、この人。かっこいい部分はもちろんあるんですが、何考えてんだか分かんなかったり、何も考えてなかったり、一話の善見城の時点で友人を殺せって言われてるのに割とぼんやりしてたり、なんだかなあ…。
乾闥婆王が天敵w
このロリコン!

◯帝釈天について

帝釈天様のスーパー独裁体制に恐れをなしていました。ひどいこともたくさんやっているけれども、愛する人との約束を絶対守ろうとした熱い奴なんだよな。すごく残忍だけど!幼女の死体を獣に喰わせるって、普通じゃねーです!阿修羅王もびっくりしてるよ。そこまでやらんでも…。

このキャラにも色々思うところがありますけれども、今はそこまで嫌いじゃないし、怖さも感じなくなりました。しかし……この人の下で働くの嫌だ…。パワハラなんてもんじゃねえ。
お子様だった私は、阿修羅王から望みを聞かれて、帝釈天が「貴方だ」と言った意味が分かりませんでした。人は物じゃねえからあげられないだろう…?と思ってた。その直後のベットの上での会話も何でこいつらベットにいるんやと思ってた。大人になりましたな、自分。
六星の結集を防ぐために超・恐怖政治を敷いていたけど、ちょっとあまりにもやりすぎすぎる部分も…、阿修羅王がいなくて一人になっちゃって、辛いから八つ当たりしてた部分もあるんじゃないの?!
それにしてもこの人、殺さない方がいい人殺したり、舎脂に興味なかったり、最後は自分が力ずくで止めればいいと思っていたのか。死にたかったのか。
とても嫌な奴だけど舎脂を殺されないように守る必要があったんでないの!?もうそれはどうでもよかったのか、もはやこの女は殺された方がいいと思っていたのか。
迦楼羅王を殺した理由も説明してくれたけど、あんたは目的のために手段を選ばない奴なのになぜここにきて慈悲の心を出してきたんだね…と思ってしまいました。皆殺しとか平気でやってたのに!!「愛」関係は特別対応なのでしょうか。
しかし阿修羅王との関係はある意味最悪な終わり方をしまして、心が荒んでいたんじゃーないかとも今は思います。阿修羅王の力を手に入れて、先帝のことを知って、いやまさかこんなことまで知ることになるとは思わなかったに違いない。
運命を変えるために一人で色々がんばっていたけど、素直に皆に協力を求めたらよかったんじゃないの!?
ツバサに出てきてほしかった。おまけ漫画の時のノリで。

〇先代の阿修羅王について

一番苦労人なんじゃないの!?奥さんは野心むき出しの高飛車な嫌な女だし、子どもが三界を滅ぼす破壊神って予言されて、もう何にも悪いことしてない(多分)のに。星宿を変えるために奔走して、最後は死んじゃう。
実の母なら子阿修羅が殺さないだろうって舎脂と結婚したらしいけど、それさえも逆効果って悲しい。子どもの頃は、いやこんな事故物件の権力と地位にしか興味ない女より姉の迦羅を選べよと思ってたけど、より殺されそうな性格の方を母親という絶対安全物件にしておこうと思ったのかな、と今は思う。
モテるな、この人。九曜も好きだったんだもんな。
帝釈天に自分を食べろって、さすがの帝釈天もとんでもなく驚いただろう。阿修羅の力を渡すためとはいえ、ひどすぎます。死に際に「私の全てをそなたのものに」ってとんでもない祝福、もとい呪いをかけて逝かれました。ちょっと…。
そういえば先帝のやらかしを知ってどういう気分だったのか。ぜひ知りたい。

○孔雀について

スレイヤーズのゼロスみたいな…。怪しい。怪しすぎるけど、この人がいなかったら詰んでた!!!夜摩刀を用意したり、阿修羅一行を助けたり、修羅刀の継承式をしてくれたり、重要なポイントを押さえてきている。孔雀の二人の絆に賭ける、という戦略が上手くいって良かった。
星見の力を持っていたからこそ、「運命が変わるところ」を見たいと思っていた。いやー、本当にそう思ってくれてよかった。この人の戦略が功を奏したよ。
「いらない子なんていない」。そうだよな、阿修羅がそれを証明してくれてよかった。孔雀もいらない子じゃないんだよ。尊星王が最後に我が子を殺そうとして殺せなかったのは、母親としての愛情があったと信じたい。
なんだかんだ聖伝の中で一番好きなキャラですな。怪しさ十分なのにいい人なところ、とってもよろしい。

○龍王について

龍ちゃんが死んだのは認めたくありませんでした。ひどいです。ひどい…。阿修羅に殺されるなんて…。おまけ漫画によると、たくさんの読者が悲しんでくれたとのこと。夜叉王との対決見たかった。夜叉王に「無礼で尊大な奴だな」って面と向かって言っちゃうの、龍ちゃんしかできない(笑)
80~90年代の漫画やアニメって、こういう龍ちゃんみたいなキャラは結構色々なところにいた気がします。今は少ないかな?

○乾闥婆王について

ド肝を抜かれた。まさか持国天だったとはなあ。自分で決めたことを貫く、その姿勢は大変立派なのですが、人生、臨機応変に対応しなきゃいけない時もありますよ。蘇摩と幸せになりなさい。夜叉王は一発本気で殴っていいから!

○蘇摩について

いい人。死なないでほしかった。最終巻で、御子は破壊や殺戮など望んでない、御子を止めてほしいと言った時、本当にいい人だなと泣きました。

○迦楼羅王について

かっこいいお姉さん。こんな女性、あこがれます。この方、妹が殺されなかったら、普通に武神将を続けてたと思う。帝釈天のバカ!

○毘沙門天について

キザな?お方。素直におなりなさい!

○吉祥天について

この人は愛される運命に生まれたとのことですが、でも不幸な人生を送ったと思う。最後まで父親の真実を知らなかったのは救いですな。教えてやらなかったのは帝釈天の優しさ?なのか。母親である皇后さまってどんな人だったのか。

○増長天について

一番まとも。この人の元で働きたい。おやっさんという言葉が似合ういいおじさん。最後まで生きていて本当によかった。

〇天王について

なんでこの人って、最悪の夫婦の元に生まれていい人に育ったんでしょうか(笑)

〇先帝について

この人もある意味もう一人の自分に苦しめられた一人なのでしょうか。善政を敷きながら、こんなことやってたなんてな…。ひどいです。子どもに罪はないです。いらない子なんていないって、この作品のサブテーマだよな。

〇舎脂について

この人やばい。殺されても仕方ないと本気で思う。失敗した侍女の両目をくりぬくとか…


先日、CLAMP展の後期展示に行ったら聖伝のロゴステッカーは売ってました。他は売り切れなのに…。私は悲しい。他のCLAMP作品を読んでいる諸兄、是非聖伝を読んでくれ


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