見出し画像

移住日記② 〜移住先を検索〜

 忍野八海の旅行から帰ると、毎日毎日、奥さんから中古物件の提案攻撃がある生活がスタートしました。仕事から帰ると、パソコンにはスーモとかアットホームの物件情報ページが開きっぱなしになっています。ほぼ毎晩「あー、この雰囲気いいね!」とか、「ちょっと場所が微妙じゃない?」とか物件購入に向けた二人会議をしていました。物件の場所が正確には掲載されていない事が有りますが、写真の背景や道路幅員や方位などからGoogleマップで探しす事ができます。妻の手にかかれば、ほとんどの目的物件の場所が特定できます笑。夢が膨らんでとても楽しい時間です。疲れている時はちょっと面倒臭い時もありましたが笑。

 何日かそんな会話を繰り返しながら候補が二つに絞られました。一つ目は山の中にポツンとある戸建で、築10年ほどと新しく、少し歩くと買い物が出来る施設がある便利な場所でした。しかし、周りに家がない事と、家に辿り着くまでが急な坂道になっている事が難点でした。
二つ目は山中湖の湖畔から歩けそうな場所で、周りには同じような家が数件あり暮らしやすそうでした。道も平坦で、一つ目のような心配は無さそうです。ただ土地が狭く、その上築30年も経っている割にはお値段が高めです。インターネットで沢山の物件を見れば見るほど完璧な条件はなく、それぞれ良いところも心配なところも有ります。転職と似ているかもしれません。

少し話はそれますが、富士五湖エリアに家(定住用)を買おうとしている方に家探しをする上での、とっておきの情報が有ります。

それは、、、

「ファナック物件」をねらえ!!です!!



これめっちゃ凄いです。ファナックとは、忍野村を拠点にしてロボット等を生産し世界中に輸出している会社です。かなり儲かっているようです。忍野村はそのファナックと自衛隊の駐屯地のおかげで年間50億円程の税収があります。9,000人の村が毎年50億円は凄いと思います。全国的に見ても市町村の税収ランキングでトップ10に入っているそうです。人口も増えています。ファナックの工場は真っ黄色です。車も真っ黄色です。自然の中では少し違和感がありますが、たくさん税金を納めて貰っているからなのか村としては歓迎しているようで「ファナック通り」という道があるくらいです。

そのファナックの社員は高給取りが多いため、マイホームも豪華に建てます。このエリアは東京と違って土地が安いので家にお金を使う事が出来ます。例えば予算が5,000万円の場合、土地は1,000万〜1,500万円位で、家が2,500万〜3,500万円位のイメージだと思います。土地は坪5〜10万位なのでその額で100〜200坪の土地が購入出来ます。広いです。

そして、そのファナックの社員が転勤になると家が売りに出ます!築5〜10年でまだまだ綺麗な物件が2,500万〜3,500万円程売り出されます。家の資産割合が多いので償却されてこんな額になるのかもしれません。もしくは中古物件を買う習慣が無いからなのかもしれません。かなりお得なのではないでしょうか?しかも定期的に転勤者が出るようで、昨年から3〜5件はこのような物件を見ました。全部がファナックの社員かどうかは知りませんが、どれもお金を掛けたつくりになっていて、売りに出ると直ぐに買い手が付いていました。

私の予算は2,000万円でしたので、ファナック物件には手が出ませんでしたが、予算が合う方は覚えておくとお得だと思います。

さて、話は戻り購入物件の候補が決まったので早速内覧に行くことにしました。

まずは一つ目のA不動産屋へ電話します。
「築10年の急な坂道を登ったところに有る物件を内覧したいのですが、、」と切り出すと、「あいにく、その物件は購入希望者がおりご案内は出来ません。それに坂が急なので一度ご自身で現地を確認してから連絡してくれないですか?」と応答がありました。期待をしていただけにがっかりです。埼玉からはそんな気軽に見に行けません... よくよく話を聞くと、申込みは入っておらずローンの事前打診をしている状況だそうです。以前私が相談した埼玉県の多くの不動産屋は、申込みを入れた順番、または融資承認が通った順番で1番手を決めている会社が多かったのですが、このエリアはそうでは無いのかもしれません。しかも、毎週日曜日はお休みで内覧が出来ないそうです。当時は日後日休みでしたのでとても残念でした。数日後に気になって電話をしたところ、先ほどの方は事前審査が通らなかったそうです。それならばと思い改めて内覧を希望しましたが、今度はそのご夫婦の奥様名義(初めはご主人名義)で審査に出す予定になったからその結果を待ってほしいと案内されました。

驚きです、、、

結局、もう一つの物件の内覧をF不動産屋で予約が出来たので、その時に奥さんと二人で現地を見に行くことにしました。後日談ですが、どうやらそのご夫婦は購入に至らなかったようです。最近までその物件はインターネットに掲載されていました。

 購入エリアでこんなにも対応が違うとは思っていませんでした。少し残念でしたが、選択肢が一つになったこともあり、頭の中ではその物件に住んだ時の妄想が止まらなくなり楽しみな気持ちが増殖していきました。そしていよいよ内覧です。


移住日記① 〜移住した背景〜
移住日記② 〜移住先を検索〜
移住日記③ 〜内覧その壱〜
移住日記④ 〜内覧その弐〜
移住日記⑤ 〜山中湖エリアの状況〜

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?