Squareは将来、大手銀行、PayPal、MasterCard、VISA、からシェアを奪う
政府の刺激策もあり今回、Squareは大きくアプリダウンロード数、粗利益も増加しました
何故こんなに飛躍したのか、PayPalとよく株価が比較されているので、PayPalとSquareの事業内容を調べてみたら
Squareは「支払い機能」から「支払いプラットフォーム」に進化し、
支払いを処理する銀行業務とクレジットカード会社、企業と消費者間のネットワークを支配していくという未来へ辿り着きました
以下PayPal、Squareざっくり比較↓
PayPalは、独自にソフトウェアを開発するのではなく、他のさまざまな優良企業と提携することを選択
Squareは、ビジネスのほぼすべての側面に対するサポートの主要なソースとしての役割を果たすことに焦点を当てている(垂直統合)
PayPalを使用すると、Google、QuickBooks、eBayなどの多くの機能との統合にアクセスして、販売や販売レポートなどを支援できる
Squareにはさまざまな独自のアドオンがあり、従業員管理、マーケティング、ポイントプログラム、さらにはギフトカードまで提供できる
アカウントをeコマース、POS、会計ソリューションに接続する方法や、請求、在庫管理、会計などのツールなども。主な違いは、必要に応じてSquareアカウントにすべてを保存できることです。
Squareの統合のリストはStripe(下参照企業)のような他のオプションほど大きくはありませんが、PayPalよりも全体的にはるかに多様。
PayPalは、現在市場で最も人気があり、利用できる強力なツールの選択肢がたくさんある魅力的な存在。オンラインバイヤーはPayPalを使用して支払いを行うオプションがあることを好む。さらに、PayPalで利用できる安全なシステムは、使用できるほとんどのeコマースプラットフォームとうまく統合されている。
PayPalには、必要に応じて、オンライン販売をはるかに超えるオプションもあります。 モバイルPOSサービス用のPayPalがあります。 Squareで体験するような総合的なものではありませんが、小規模のビジネスで使用する価値は間違いありません。 さらに、PayPalには仮想端末と定期支払いオプションも付いていますが、Squareとは異なり、どちらも月額料金がかかります。(スクエアはオプションもあるけど、ほぼ機械導入費と決済手数料のみ)
オンラインで販売していて、eコマースプラットフォームを使用して顧客の詳細や在庫などを管理している場合は、PayPal環境が最適。
実店舗とオンライン販売を組み合わせたい場合、Square環境が最適。
スクエアは定期的な請求書や仮想端末などの月額料金を請求はない。PayPalの方が支払いプロセスが少し複雑。
Squareの仮想端末は完全に無料で、Squareの他の環境とシームレスに同期。PayPalは仮想端末に対して月額30ドルの追加料金を払う。
店舗への振込手数料・スクエアは無料、PayPalは一回ごとに500円
カード決済をする代わりにキャッシュアップを使用すると、スクエアは支払いネットワークを避け、ほとんどの支払い処理コストを削減
キャッシュアップユーザーは、デジタルウォレットに銀行振込、デビットカード、または直接預金で入金できる(これら3つすべてはペイパルでクレジットカード決済するよりもはるかに低コストに)
これにより、スクエアはより多くの利益を確保し、導入している店舗は決済手数料を節約
スクエアによってはより収益性の高く、売り手にとってはより安価になる決済処理、そして消費者にとってはより便利な支払いオプションに
さらにスクエアは「ブースト(Boost)」(特定のマーチャントでキャッシュカードを使用したり、直接入金したりすることでユーザーに割引を提供し、多くのキャッシュアップ機能を宣伝するために使用)により、キャッシュアップのマーケティングを促進
Q1のカンファレンスコールの中でドーシーは私たちは、サービスを提供しようとしている顧客に関連し、顧客にとって重要な一連のサービスを構築したいと考えています。そして、私たちのセラー・エコシステムのように、顧客が他の場所に行く必要のない1つの場所でそれを実現したいのです。他に何かを調べる必要はありません。他のアプリをダウンロードする必要もありません。(Arkの言う垂直統合!TSLAも同じ)
今、この瞬間に人々がやりたいと思っていることが、ひとつのアプリですべてできるのです。しかしBoostは、私たちが実現しようとしている機能の中では、まだかなり初期の段階にあると考えています。この先、かなりエキサイティングな展開が待っていますと。(まだまだ初期段階でさらに進化する!今回のカンファレンスコールの中に2021年はさらに開発費を費やすと記載)
そして、
多くの販売者は新しい技術を導入するのに少し時間がかかる傾向があることがわかりました。私たちはその不安を取り除き、数回ボタンを押すだけですぐに導入できるように今後もサポートしていきますとコメント。
※そして従来の宣伝方法とは違い、Tidalのアーティストの協力など革命的な集客方法を考え出す↓
Tidalの可能性(2020年買収完了した音楽ストリーミング会社)
Tidalに注目したのは、キャッシュアプリや一般的な文化、音楽といった当社の顧客層と、Tidalで見つけたものが非常によく一致していたからで、Cash AppとTidalの間には、多くの接点があると考えている
今年中にそれらのいくつかが明らかになるかもしれません。私たちは、セラーベースにある多くのツールや、Cash Appにある多くの経験をもとに、エンゲージメントを促進する機会があると考えています。
アーティストが現在苦労していることは明白ですが、それを非常に簡単にすることができます。ストリーミング収益だけではありません。グッズやチケットなど、アーティストが報酬を得るための幅広いエコシステムには多くのものがあります。
そのため、多くの可能性があります。私たちは、最も重要なことを最初に行い、何よりもまずアーティストが創作活動を行う場所として知られるようにしたいと思っています。そして、それを素晴らしいリスニング体験やファン体験と組み合わせて、ファンとの距離を縮めたいと思っています。社内では様々な面で意味があると考えています。今年は、これらのつながりをアピールしていきたいと思っています。
この仕事に非常に興奮しています。なぜなら、まったく新しい利用者に向けてツールを構築する方法を広げることができるからです。つまり、アーティストやミュージシャンのことです。この分野を見てみると、明らかにストリーミングでは多くの競争がありますが、アーティスト用のツールについてはあまり大きな努力がなされていません。私たちがこの契約を結ぶにあたって考えたことは、経済に参加するために非常にシンプルなツールを使って販売者を支援することから学んだことを、アーティストにも提供したいということでした。
さらに他サイトで
歌詞データベースの「Genius」によると、200人ほどのヒップホップアーティストが、歌詞のなかでCash Appを引用しているという。Cash Appがカルチャーに敏感なうえに、与える精神にあふれていることも、慈善事業セクターの破壊にひと役買っているとの記事も
カンファレンスコールの中で
当社のビジネスを見ていただければわかるように、当社は世界最大級のセラーを扱っており、世界最大級のアーティストにも同様のツールや体験を提供(スクエアは大企業ほどの中小商人を引き受けた)できると期待しています。幸いなことに、今回の契約には世界最大級のアーティストが参加していますし、当社の取締役会にも、業界全体を経験し、アーティストのニーズを理解し、新たに台頭してきたアーティストのニーズを理解し、彼らに愛され、彼らのキャリアに貢献するサービスを構築する方法を理解している人がいます。それが今回の契約の背景にあるテーマでした。私たちは超高速で仕事を進めていくつもりです
また、ドーシーは
4月の両エコシステムの動向についてご説明します。4月は、Sellerエコシステムの売上総利益が前年同期比135%以上、Cash Appが前年同期比約130%の成長を見込んでいます。5月と6月には売上総利益の比較が難しくなるため、4月から第2四半期にかけて売上総利益の成長率は緩やかになると予想(政府のコロナ支援策もなくなるので中期的には落ち着く可能性)
2021年に向けた投資の方向性については、勢いがあり、収益性が高く、初期の投資回収が順調に進んでいることから、2021年の残りの期間は、事業拡大(エコシステムの利用範囲を拡大し、世界中の新しいお客様にサービスを提供していく)のための投資を増やす予定と。
※圧倒的な認知度やいろいろなサイトを経由しての支払いはPayPalに軍配があがるが、垂直統合によりSquareは中間コストが大幅に削減できる点が大きい分、PayPalよりも企業側の導入費や導入した後の維持費も安く、またサービス業を営みながら小売業も同一アプリでできるメリットが魅力的。
事業者にも消費者にも還元もでき、付属機能も多いので、PayPalからさらにシェアを奪えるのではと考えられる(PayPalヴェンモは商人獲得ツールで CashAppは消費者獲得ツール)
さらに、ストリーミングでは多くの競争があるが、アーティスト用のツールについてはあまり大きな努力がなされていないので新たなシェアも奪える可能性も。
新たな物を導入する(スクエアアプリをダウンロードしたり、スクエアの機器を導入したり)のに時間がかかることについてもシステムを簡素化することや、アーティストの後押し、Bitcoinの普及、今回ような政府の給付によりアプリ登録の壁も容易になるのでは?
そしてドーシーの
「私たちは超高速で仕事を進めていくつもり」との発言にも期待👀
長くなりましたが、今回Q1の決算発表が終わり、いろいろと調べていくうちに魅力的な事業がさらに進化を遂げていることに驚きました。
PayPalよりSquareを使用する企業側のメリットがものすごく大きい、そして企業と顧客の繋がりを大事にする工夫がなされている✨
さらに
SquareがStripe(今年2021年に上場の噂 があり、資金調達を重ねピーター・ティールや、イーロンマスクなどからも出資を受けている、オンラインプラットフォームの巨人の会社)を競争相手として見ている
Square自体が銀行となり、融資を開始し、銀行業務も行えることにより、
クレジットカード決済やクレジットカード処理から市場シェアを奪える。
PayPalと同様。 VisaとMastercardが対応するかどうかに関係なく 今すぐ購入するものと同じ機能を構築し 後で支払いをし クレジットカードの支払いに取って代わることができるから
Squareが銀行になることでこれが可能に。(合法的にお金を貯めたり、送金したり、ローンを組んだりできるので)
フィンテック企業は、決済業界の勢力均衡を完全に変える可能性のある取引コストをゼロまたはほぼゼロに押し上げることを目指す↓
最近発表されたスクエアのACH送金により、スクエア顧客はクレジットカード手数料を削減できるようになります。通常3%ほどかかる手数料がACH送金では1%ほどしかかからない
スクエアのACH送金を利用する企業が増えることで手数料が下がり、同時にスクエアの利益が増える。劇的に手数料を下げる以外に、クレジットカード会社や大手銀行がスクエアに対抗することはできない…と考えられる
凄すぎる!!square!!!
去年の株価の上がり方もすごかったけど、長期的にみてまだまだ魅力満載なsquare!
ドーシー頑張れ〜٩(๑•ㅂ•)۶
以上でした。ここまで読んで頂きありがとうございます🥰
ꪔ̤̫ꪔ̤̱ꪔ̤̮ꪔ̤̥
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