【文献調査】モジュラーデコーディング等
モジュラーデコーディング
任意の画像を再構成することが目標.
類似画像の探索法
被験者が見ている動画と近いものをYOUTUBE上から見つけてきて,近い画像ベスト100を重みつけして平均化して再構成をする(Nishimoto et al.Curr.Bio.,2011)
課題:YOUTUBE上にはないものには対応不可なため,任意の画像には対応できない.
モジュラーデコーディングアプローチ
・実験で見せる刺激として,10✖︎10のバイナリー画像を用いる.
・画像を複数の小さい要素(ピクセル)に分解して,考える(Miyawakiet al.,Neuron,2008)
・ピクセルは白か黒の判別問題として,扱うことができる.
・人の視覚野の特徴を用いる
・応用例として,文字や顔画像(20個の顔のテンプレートから似ているものを探し,全てのピクセルを重ね合わせる)の再構成に使われている.(Cowen et al., Neurolmage,2014 Lee & Kuhi,JNS,2016)
・音の再構成にも使われている(Santoro et al., PNAS,2017)
➡︎この研究ならfMRIいらない?(要調査)
深層学習を用いたデコーディング
・深層学習を用いて,物体のカテゴリーを予測する(Horikawa&Kamitani,Nat.Commun,2017)
・上記の研究を応用させて,被験者の見ている画像をダイレクトに再構成
➡︎ランダムな画像を初期値として,ニューラルネットに流し込むと,ランダムな画像に対する中間層に対して,二乗誤差が最小になるように繰り返す.(Shen et al,bioRxiv preprint,2017)
・使うレイヤーを増やすと,画像の精度が高くなる.(Shen at al)
MRIとデータベース
・5000枚以上の自然画像を視覚刺激とした4人の被験者のfMRI応答のデータベースがある.デコーディングにも使える.(Chang et al.,CCN.2018)
・Human connectome project:数千被験者の構造画像,機能的統合データを公開.また,数年間定期的に撮像した構造画像を公開
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