2025年1月14日 FE風化雪月 クリアレビュー

評価


面白い部分としんどい部分とつまらない部分を合計して
星3.0 ★★★☆☆

感想


1周目クリア時の感想

世界観とか設定には惹かれつつも、超面白い!ってわけでもないし、クソつまらん!ってこともなく、普通だった。
ただ学園パートはいらんなぁとずっと思ってた。

最終的な感想

一級の食材をそこら辺の人に料理させてしまった残念な一品。

世界観やキャラクター同士の関係など美味しそうな要素は多分にあったと思う。
個人的に周回があまりにもしんどく、散策パートやお茶会、生徒の指導といった余計な調味料が素材の良さをそぎ落としている。
もっと素直にFEを楽しませてくれ…という思いが強く、面白いというより凄く疲れた一品となった。

プレイ内容


紅花の章(帝国)→翡風の章→煤闇の章(DLC)→蒼月の章の順で4週しプレイ時間は169時間44分

紅花の教団編もやりたかったけど周回が辛すぎるので断念、もう無理です。

個人的評価


良し悪しは人の感じ方によるところなので、善悪ではなく味覚に置き換えて表現していく。

おいしいかった

世界観やキャラクターの設定はよく練り込まれていて、もっとちゃんと知りたい、理解したいと思える内容だった。

ただ登場する人物や地名や建物が多く、それらをちゃんと認識できないまま話が進み、よく理解できないままクリアしてしまった。

主要キャラクター以外は顔がでないまま会話の中だけで登場したり、地名や建物も地図上のどこなのか、どういった外観なのかといったことが分かりくかったり、そもそもわからない。

人物名鑑や地図、地名といった図鑑などがあればよりおいしくいただけたのになと思う。


いまいち

キャラクターの魅力が薄い
表情が硬いしモーションも使いまわしだったりで違和感があってキャラクターに感情移入しにくい。

あと先生となって生徒を指導していくというゲーム性もあって、生徒たちの個性が弱い。
指導次第ではどんなキャラクターにもなれるが、それはつまり個性がないということ。
俺はFEに自由度を求めていないので、自由に育成できるというシステムがそもそも気にくわない。

例えば聖戦の系譜ならアイラは剣士だったし、アーダンは重歩兵だった。
彼らには個性があった。

俺は自分好みのキャラクターを育てるゲームではなく、魅力的なキャラクターにプレイヤーが惹かれていくFEを求めている。

クソまず

周回がしんどすぎた
周回前提なのに周回がしんどすぎる仕様がもっともまずかった。
これがなければもっと高評価になっていただろうけど、これによってまったく満足に楽しむことができなかった。

第一に学園パート
これはもうすべて不要だと思っている。いらない。ほんとうにいらない。
DLCの煤闇の章だけは学園パートがなかったのでよかった。

第二にロード時間
拠点と戦闘の間のロードが地味に長い、周回してるとこのロード時間が非常にしんどくなってくる。

育成システムが嫌い

クラスごとに設定されているクラススキルだったり、技能レベルがあがると得られるスキルだったりが個人的には嫌いだ。

スキルが欲しいために、本当は経由したくないクラスを経由するという
スキルのためのつまらないプレイが増える。

特殊なスキルはクラスじゃなくて個人についていればいい。
それが個性になる。

現状だとユニークキャラのようで全員汎用キャラなんだよな。
育成次第でみんな似たような強さになる、没個性、違うのは顔だけ。

とことんやり込めばキャラクターの個性を目立たせることもできるだろうけど

普通にプレイしてるだけでキャラクターの個性や魅力が引き出されるようにしてくれよ、せっかく設定とか凝ってるんだからさ…と思うばかりである。

まとめ

というわけでまとめ、書いてると愚痴がとまらなくなるね。

いろいろ思うところはあるけど、一応FEだし、戦記物っぽい雰囲気もあるし設定は凝っているのでそういう部分は評価できる。

けどそれを活かしてくれよという残念さというか歯がゆさみたいなものもある。

それらを差し引きすると☆3.0が俺の評価である。

ただこの3.0は普通という意味の3.0ではなく、もっと面白くできただろう…という悲痛の3.0なのでそこは重要かもしれない。



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