迷子の猫を保護して飼い主の元へ返還できました
1 捜索・迷子情報取得
X(旧Twitter)で猫ちゃんの迷子情報が流れてきました。(09/26 火)
見覚えのある地名だったので、捜索に行こうかとぼんやりと考えていました。
2 捜索のナレッジの共有
迷子ペットサイト運営者として、飼い主に向けてXで捜索のナレッジを共有をしました。
しかし、その時に私が利用していた@nekonare_petsがX上でシャドウバンされており、飼い主から見える状態になかったかもしれません。
3 いざ捜索へ
09/30 土 16:00に迷子になった場所にキャリーとCiaoちゅ~るを持って到着。
猫ちゃんが迷子になった場所が住宅街だったのですが、できる限りの範囲で目視で捜索しました。
草の茂みや物が散乱している場所などの身を隠せるような場所、細い路地や水辺付近などの生活で利用しそうな場所を重点的にチェックしていました。
そんなことを40分ほど続けていると、妻が猫ちゃんの鳴き声を聞きつけました。
4 いざ交渉へ
その猫ちゃんがいた場所は、個人宅の庭先でした。離れた場所から観察してみると、迷子情報にあった特徴にそっくりでした。
運が良いことにその猫ちゃんの近くに、そのお宅のお子さんと思われる方がいらっしゃったので、声をかけました。
妻「今迷子の猫を探しているのだけど、その猫はあなたのおうちで飼っている猫ですか?」
子「違います」
妻「知っている猫ですか?」
子「違います、知りません」
そのお子さんに協力してもらい、迷子情報と見比べ、やはり特徴が一致していることを確認し、保護していいか(連れて帰ってもいいか)の了承を得ました。
見ず知らずの人間におとなしく触らせてくれる猫は少ないと思います。ですが、今回保護した猫ちゃんは、あっさり抱っこできてキャリーに入ってくれました。その際にもお子さんが協力してくれ、大変助かりました。
お子さんのみが在宅だったようなので、親御さんへ向けた置き手紙(名前、連絡先、猫の迷子捜索・保護を行った旨)を置いてその場を去りました。
この時点で17:00頃でした。
5 飼い主への連絡
XのDM経由で、見つかって保護した旨を写真付きで簡易的にご連絡しました。たった今保護した猫についての迷子ポスターを近くで発見し、そこに電話番号が記載されていたので電話でも連絡しました。しかしその電話番号は飼い主ではなくポスターを代理制作した別の人物でした。
動物病院で健康状態をチェックした後で、交番に拾得届を出す旨を伝え、飼い主本人からの折り返しを希望した。
数分後に、飼い主本人から折り返しいただき、翌日に引き取りたい旨を伝えられた。一晩どうしよう。。。
6 奔走
動物病院を2軒はしご。特に外傷等はないが、虫が怪しい。。。自宅には飼い猫がいるため、部屋を分けて保護せねば。
保護した猫ちゃんを自宅の玄関に置き、デパートでケージを買う妻と、交番で拾得届を書く私で二手に分かれました。
交番で拾得届を届出たい旨と、拾ったのは猫であることを伝えた。飼い主にも連絡がついていることを伝えた。すると、「落とし主と連絡がついている場合、拾得届出さなくてもいいですよ」と。
こちらとしては個人間でやりとり完結したくなく、第三者を入れたいことと、先方も遺失物届を提出しているため、拾得届を出させていただく方向になった。
ケージ代が3万円し(一晩だけ預かる他人の猫のために。。。と躊躇した)、購入を保留した妻が合流したところで「警察で預かれますよ」と助言いただきました。このタイミングで拾得届を書く際に、猫ちゃんの現物を持ってくる必要を説明されました。
家で預かるにしても設備がないし、元々いる飼い猫との兼ね合いもあるため警察で預かってもらうことにしました。自宅に戻って猫ちゃんを連れてくる約束をし、一時帰宅しました。
7 拾得届提出
19:30頃に猫ちゃんを連れて再度交番へやってきました。
扉の入り口を閉めてもらって、猫ちゃんをケージから出して全体を確認してもらいました。顔つき、カラー、猫種など拾得届に記載する事項を確認してもらいました。
私の身分証を提出し、書類の確認事項等を読み合いし、もろもろ30分ほどかかりました。
今回、動物病院の診療代と保護に協力していただいた方へのお礼の品物の代金を工面するため、報労金を受ける権利を放棄しませんでした。この場合、相手に氏名と住所を告知することになりますし、相手の氏名と住所を知ることになると説明を受けました。
8 告知
帰宅し、猫ちゃんが警察の施設に搬送された旨や、保護した前後などを文章でまとめ、21:00頃飼い主にXでDMしました。
休日にも関わらず、警察側の照合作業がすばやく行われ、DMを受け取る前に警察署から飼い主へ拾得物を拾得する日付等の日程調整が進められていて、翌日の朝には無事におうちに帰ることができたようです。
飼い主と同じように私と妻も一安心しました。
9 報告
保護したご家庭へのお礼をするため、翌日の16時頃にお礼の品と名刺を持参して、保護した猫が無事におうちに帰れた旨の報告をかねたご挨拶に伺いました。
保護の時に対応してくれたお子さんが出てきてくれて直接受け取ってくれました。
感想
今回は捜索・発見・保護が奇跡的にスムーズでした。
(捕獲機も設置せず、ポスティング、訪問など行なっていない)
とはいえ、動物病院行ったり警察署行ったりはすごい労力なので、相談を受けて無償で対応されている方はすごいなぁと感じています。
(今回はかかった費用の受け取りのみだったので、実質無償での対応となりました)
今までぼんやりとしていた遺失物届と拾得物届の仕組みを体験することができました。
今回関わった人たちが常識・良識のある方々だったので、保護活動や手続き等がスムーズに進められたという認識です。これが一人でも悪意をもった行動をしていたら、と想像するともっと大変だったんだろうな、と思います。
課題
捜索による見回り
人様のお宅をジロジロ観察するほうもされるほうも、いい気はしません。
怪しいものでないことを明かすことが大事かな、と考えています。
連絡が取れなかった場合
連絡がとれなかった場合の行動を事前に決めておく、もしくは案内されてあると良いかもしれません。
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