DxO PureRAWが謎にすごい話
※4/24追記 作例を増やしました
こんにちは。前回はPhotoshopに追加された解像度を2倍にしてくれる凄いやつ「スーパー解像度」の話をしましたが、今回も面白いものを見かけたので試してみました。
割とディープなカメラオタクなら一度は聞いたことがあるはずなDxOのソフトウェア、DxO PureRAWです。
RAWファイルをこのDxO PureRAWに突っ込んで最適化されたRAWを作成し、それをPhotoshopやLightroomに持っていくと良さげになるようです。
サイトを見ると難しそうな事が沢山書いてありますが、ざっくり言うと「RAWファイルに存在する7つの問題をディープラーニングなAIが解決してくれる」ようです。すごそうですね。
とりあえず使ってみる
期間限定で通常12900円のところ8998円で買えるようですが、とりあえず30日間使える体験版があるのでダウンロードしてみました。
インストールして起動するとこんな感じの画面が立ち上がります。
そしてここにRAWファイルを放り込むと撮影に使った機材を聞いてきます。初回はプロファイルをダウンロードする必要があるようです。
プロファイルをダウンロードしたら処理開始です。とりあえずデフォルトで選ばれている「DeepPRIME」で処理をします。
数分待って処理完了です。
DxO PureRAWの効果は?
さて早速効果を見てみましょう。
と言いたいところなんですが、ふと一つの疑問が生まれました。
「PureRAWで処理したRAWファイルをPhotoshopでスーパー解像度したらどうなるんだ?」
と。
という事でCamera RAWに放り込んでスーパー解像度で強化してみます。埋め込みツイートにもありますが、4パターンのスクショを用意しました。
1枚目 DxO PureRAWを通したRAWをそのままPsで開いて200%表示
2枚目 DxO PureRAWを通したRAWをPsスーパー解像度
3枚目 RAWをそのままPsで開いて200%表示
4枚目 RAWをPsスーパー解像度
普通に良くね?
1枚目のPureRAWした段階で何もしてないRAW(3枚目)と比べて良くなっているように見えます。
DxOのノイズ除去には定評があると聞いていたので、巷での評価に納得できる結果ですね。
更にスーパー解像度を重ねるのも効果があるように見えます。
一方、こちらの写真はスーパー解像度があまり効かなかったのでPureRAWのスクショのみです。
謎の技術™って感じですごいですね。4枚目の手すりの拡大部分なんて画質が破綻してしまってますが、3枚目のPureRAWしたものは破綻していません。
最後に暗所じゃないシチュエーションで撮影した写真で試してみました。
オリジナルはこんな感じ。
上の写真からこれをトリミングするという、スーパー解像度大活躍な状態ですが、ここでもPureRAWの効果が現れています。
もう少しいろんなタイプの写真で試してみて、良さげなら買おうと思います。
※ここから4/24追記 作例追加
ここから下の3枚はツイート本文に記載がありませんが、これまでのものと順番は同じです。
また、下記画像はカメラが変わりまして、α7RIIではなく以前使用していたα7IIとなっています。
東京タワーの作例ではPureRAWを通すとノイズリダクションの影響か解像度が落ちているように見える気もします。ノイズは綺麗に消えてるんですけど。それでも全体的には好印象です。
また、お気づきの方もいるかもしれませんが、少し色味が変わります。掲載してませんが、一部の写真では「色味が変わりすぎて駄目だ〜」ってなった写真もあったのでこの辺はアップデートでの改善を期待したいですね。
※追記ここまで
最後に
Photoshopのスーパー解像度に続きこの「DxO PureRAW」、AIってすげ〜って感じです。必要に応じてこれらのソフトウェアを使用することで、今使っているカメラの画素数(42MP)で十分な気がしますね。それはそれとしてGFX100Sとかほしいですけどね。
あとRAWファイルの容量もすごくなります。スーパー解像度使うだけでもすごくなるんですが。
上から順番にPureRAW+スーパー解像度、PureRAWのみ、スーパー解像度のみ、元のRAWです。ストレージの容量にお気をつけて。
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