そこには愛しかなかった
藤井風とohayomorning
近頃、朝時間&通勤時間にj-waveを聴いていることが増えた。
風の民(?)なら何故かお分かりかと思う。
ある日の朝、radikoからアナログ盤「何なんw」が流れてきた。
ちょうど起きてきた娘が就活のことをあれやこれや珍しく話してくる。
音楽に集中したいところだがぐっと我慢。年頃の娘の機嫌を損ねてはならない、相手が話したいときに存分に聞くのだ・・・ここは耐えるぞ・・・・
と母は心に誓う。
しかし、やたらハイテンションなラジオパーソナリティが気になったらしく。
「だれ?」
「別所哲也さん」
長女はミュージカルが大好き。別所さんのことはもちろん認知している。彼女曰く、「ミュージカル俳優はおかしいくらいの人じゃないと成功しないよね!」(←褒めてる)とのこと。
確かに、いい意味でおかしいくらいじゃないと非日常な世界観作り出せないかもしれない、時には周囲が見えなくなるくらい没頭することもある、やっぱり凡人にはできないよね。
でも。娘よ。それだけじゃないと思うのよ。
彼をそこまでにさせてしまう年下のオトコがいるの。
そう。
その人の名は「藤井 風」!
出会いから一年経とうとしているけれど
風さんの沼に落ちた経緯はこちらを参照。
コロナ禍ということもあってか一年があっという間に過ぎ、また花見の出来ない春があっという間に過ぎ去った。
藤井風に出会ってからいろんな思いがめぐっている。
涙もろさに拍車がかかったように思うし、生きるものすべてが愛しくってたまらない、そんな感情。
もちろん、嫌なこともおきるしネガティブな気持ちになることもしょっちゅうだし、だけれども、確実にこれまでとは心持が違う。
「想う」「願う」「祈る」「赦す」「受容れる」「愛する」「感謝」
ネガティブな事象が起きた時もその背景を想いたいし、その背景に潜む感情や人の思いを感じたいしネガティブを受容して次のステップへ進みたいと以前よりも強く思っている。
だけれども、もがいている。この年でもなお、もがいている。
生きていれば、老いも若いもなくもがいて生き続けるものと近頃思う。
未完成な未熟な自分も受容していいんだ、と。
人間、藤井風がワタクシに心地よい風を運んでくれたことは確かなこと。
自分より若い人から学ぶことはとてつもなく貴重だし、そのような機会があることが有難い。
武道館Blu-ray発売
予約受付開始日にタワーレコードオンラインで予約し、フラゲした。
この年で「フラゲ」とか言ってると思わなかったが、フラゲしちゃったんですよね。郵便屋さんからBlu-rayを受け取って、取り置きしておいた外付けBlu-rayプレーヤーを受け取りに出かけるが途中ワングレード上の機種が猛烈に欲しくなり店頭で変えてもらう・・・
かなりおかしくなってきている自分に呆れますけどmore…
リビングのTVでBlu-ray観れるんですよね。でも、一人でニマニマ観たいし、PCにも落としたいしスマホにも落としたい。フラゲ日翌日は有休をとって視聴環境を整えた。
途中、目的を見失いつつ。無事スマホでの視聴も可能にした。
というわけで、通勤時間が楽しくて仕方ない。
同僚にも見つかりたくない、声かけられたくない、藤井風に没頭したい。
そう、ワタクシを見かけても声はかけないで。お願いよ🤲
藤井風語録
Blu-ray 特典映像のドキュメンタリーから視聴。
風さんの言葉はかわいらしく、そして深い。
ドキュメンタリーから少し抜粋。
ドキュメンタリー用のカメラを向けられて
「恥ずかしいよぉ〜」
リハーサル前の自己紹介にて
「ピアノの藤井風と申します~」
本番まで2週間
「怖いっすねー」
yaffleさんとのラジオについて触れられて
「聞いてくだっさってますやん」
グランドピアノに水を置いてずっずさんに叱られて
「(ピアノの蓋が)しまってるとおけちゃうんすよねぇ」
皆さんの前でご挨拶してほっとしたところで「チャック空いてる」と指摘され「(チシシ笑いしつつ)これでワシしゃべってたんですか、みんなの前で~」と照れつつも「なんでもオープンに行きましょう」と軽やかにかわす。
武道館ステージを訪れグランドピアノに触れて
「すご~い。全然ちがう~。」と楽しそうに弾き始める。かわいい。
MCにて
「もしもこの世を去る時にネガティブなこととかドロドロした想いとか持って死ぬのは悲しいじゃないですか だから 日頃そういうものが生まれてしまうのはしょうがないんですけど きょうは そういうものをすべて流して帰っていただきたいです」
ありがとう。私も最近そう思えるようになった。
墓場まで持ってきそうな怨恨が感謝にかわってきたよ。
風さんの楽曲のおかげだと思っている。
最強 チーム風
河津さんが語る武道館を決めた経緯が胸熱だったのでちょっと調べてみた。
2020年10月、観客を入れて武道館でライブ開催したのはハロプロと風さんとクレイジーケンバンド。
ハロプロは次女が大好きなので運営も彼女たちも開催にあたりどれだけ配慮していたか聞いた。クレイジーケンバンドも経験豊富な素晴らしいバンドだ。
その中で、デビュー5ヶ月の風さんがあの素晴らしいステージに立てたことは河津さんがおっしゃる通り日本一の素晴らしいメンバーに恵まれたからこそ。この素敵なステージを見せて下さった関係者の皆様には本当に感謝しかない。風さんと河津氏の出会いのきっかけとなったSHISHAMOの宮崎さんにも感謝。
ドキュメンタリー映像からもチームワークの良さがとても伝わってくる。
そこにあるのはただひたすらに藤井風の音楽を伝えたい、最高の形で伝えたい、というチーム全体の想いと風さんの自分を必要としてくれるみんなに喜んでほしいという想い。
そう、この武道館Blu-rayには愛しかなかったのだ。
この愛に触れて、愛をもらって、また新しい毎日を歩いていく。
そしてこのもらった愛情をいつか周囲に返せますように。
まずは身近な人たちに感謝を届けられますように。
与えられるものこそ 与えられたもの(「帰ろう」より)
ワタクシなりにもがきながら帰るその日をイメージしながら生きていきたいと思う。