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藤井風を想うオリンピック前夜
タイムマシーンは来ない
1990年代前半が青春だった。
田舎もんだったが、オリーブ少女だったw。
「リセエンヌ」に憧れた。気取ってヴァネッサパラディを聴いてた。
渋谷系も。岡村靖幸も。(その傍らでUKパンクも聴くという雑食・・・)
シャルロットゲンズブールになりたかった(なれるわけが無い)。
上京して何が嬉しかったかって渋谷の街を闊歩できることが嬉しかった。クラブでオールして始発で帰ってシャワー浴びて学校に行く。
我が子が今これやったら、イエローカードだけども。
バブルの残り香がする、そんな時代。親世代は本気で24時間働く勢いだった。あそこまでやりたくないよ、でも、じゃあ、どうしたいの?
中身がない。わたし自身の中身はどこだ?
そんな時代を過ごした私はこの1週間もやもやとした気持ちを抱えている。
あれは何だったのかな?
あの時代はなんじゃったん???
土の時代から風の時代へ
もやもや考えていたら「風の時代」という言葉が不意に浮かんだ。
昨年末から今年初頭にかけて盛んに言われていたあれ。
「土の時代」から「風の時代」へ。スピチュアルなことはわからないけど。
世の中の価値観が変わっていく様を今まさに実感している。
「かたちあるものを重んじる物質主義」から「自分にとって何が価値があるか」「自分が何に価値を見出すか」へ。「物質的豊かさ」から「精神的な豊かさ」へ。
そうだよ。
タイムマシーンはないんだから。
20年以上前にCharaもそう歌ってたじゃないか。
時代は戻らないんだから。
あの時の自分を肯定してあげてね。
前を向いて、今、風の時代を楽しめばいい。
いま、この時代には「藤井風」がいるじゃないか。
きらり
5/21 ゛きらり(Kirari)”Official video リリース
6/4 藤井風の「きらり」踊ってみた 配信
7/16 ゛きらり(Kirari)”MV Behind The Scenes 配信
5月の楽曲リリースから毎月のように楽しませてくれている。
ちなみに、5/21のアフタートークも延長して下さっている。まだ視聴可能。
「きらり」だけでこんなにたくさん。
藤井風アプリでは「きらり Cover BTS」も閲覧可能。
しかも、全てプライスレス。
こんなにも垣根が低くていいのだろうか。こんなに愛を届けてもらってよいのだろうか。
いつも思う。なんて優しい世界なんだろう、って。
「優しさ」は「強さ」と彼は常に言っている。
そう。
確固たる「信念」があるからこその優しい世界。
藤井風の楽曲をベストな形で届けたい。
「きらり」を楽しんでくれているみんなにより楽しんでほしい。
ただ、それだけ・・・と思える。
もちろん、みなさんお仕事ではあるのだけれども。
毎度毎度、何かが配信されるたびに、チーム風の風さんに対する愛の爆風を感じずにはいられない。
目に見えない事柄に価値を置く。
風の時代の風雲児は藤井風だと本気で思う今日この頃なのだ。
マイメン→Spikey John
「きらり」はSpikey John監督。
「もうええわ」のMVで初めて監督を知ったので。にわかが語ってはいけないと思いつつ。
ちょっと、語りたい…。
わたしは彼の控えめに見せる愛情表現がたまらなく好きでリスペクトしている。周囲の人への想いが感じられてとても好き。インスタグラムのIGTV。料理を作っている上原さんを捉えた動画がめちゃくちゃいい。
わたしは家族の為に毎日料理をしてるけど。あんな風に撮ってもらえたら気持ちが爆上がりで毎日上機嫌で作ってしまいそう。
彼の作るMVは美しい。
私は彼が切り取る渋谷や新宿の映像が好き。例えばNulbarichのTOKYO とか。
とても好きだ。彼の切り取る東京が好きだ。
でも、風さんが居なければわたしとSpikey John監督はおそらく出会わない。
面白い。生きてきた醍醐味というか。いろいろあるけど、いろいろあったけど、なんとか生き延びてよかったと思える。
Behind the scenes に関して。
監督は基本的に撮影日を残している。「もうええわ」の撮影日、私は何をしてたかな、と振り返ると新宿で映画のはしごをしてた。なんで渋谷にしなかった、と悔やまれる。
ここ10年ほどの都市部の街並み変化は著しい。その変化を映像で、MVで残してくださってることは歴史的にも意味がある。写真も含め映像の情報って後世にとってもものすごく重要。何気なく人が残したものが後世の歴史解釈に影響を及ぼしたりする。
ある歴史家が、歴史を学ぶことは靴を履くことと同じだよ、と仰っていた。歴史を知ることは今を知ることなんだということだし、今、この時代を歩くための靴を得るということなんだよ、ということ。
監督自身がどう思われているかはわからないけど、変わりゆく街並みを収めることはとても素敵で、これからも変わりゆく街並みを記録していただけたらと、町探検・歴史好きとしては願っている。
゛きらり(Kirari)”MV Behind The Scenes
最高に可愛らしい。監督の愛情がめちゃくちゃ伝わるbehind the scenesだ。
なんだろうか。
本編より短い期間で繰り返し見ていると思う。
だって。ね。
風さん、ダンスしたいって自ら仰って頑張ってレッスンされたんですよね。バイクも、ブンブン頑張って免許を取ったんですよね。
和やかなシーンが続く中、ダンス・バイクはしっかり本番モードを使ってらっしゃって。そこにグッと来てしまいました。
そして、愛の矛先は風さんに対してだけでない。
スタッフそれぞれ隅々まで。
マイメン、友達、そう言える仲間と仕事上成立するって、一昔前では考えにくかったと思う。
Spikey John監督も、風の時代の人だ。
是非とも。丸くならないで。尖ったところはそのままで、愛を持って活躍してくださることを願います。
あ、なんか。変だな。Spikey 監督へのラブレターのようになってしまった…。
それにしても、真っ直ぐな気持ち、思いって伝播するんだな。
私の人生にも皆さんの心意気をお裾分けしてもらって、一つ一つの課題と向き合っていきたいと思う。
そして、あらかたこれを書き上げた時にこの知らせ。
もぉ、なにぃー。風、なにぃー。大好きじゃー😘
もう、言葉にならんけん。今日はこれまで。