私のあれこれ ストイック女子編
先月末、BS-TBSの番組「#ストイック女子」にて密着取材を受けたことを機に、noteはじめました!
私がどんな人物かはネットで「林利栄子 狩猟」とかで調べてもらえたらだいたい何をしているのかはわかると思うので、あえて詳しくは説明しません。(だってプロが書いてる記事の方が読みやすいし!)
さて、ストイック女子ですが、観てくださった方もたくさんいらっしゃるようで、恥ずかしいやら嬉しいやら、本当に感謝です。
放送されるまでは「もう絶対SNSでたたかれる!!」「これまでさんざん叩かれてきた猟師めっちゃ見てきてる!!」「みんな揚げ足とるのうまいし私も殺(や)られる!!」そしてなにより「夫も出るのに私結婚したことまだ親せきにも言ってない!!!!!!!」
でも、そんなことは取り越し苦労で、ほんまにみんなめっちゃ優しくて、あたたかい言葉たくさんたくさんいただきました。しかも親せきは観ていないというファインプレー。嬉しい~涙
中にはテレビを観てファンになったよというメールまでくださった方もいて、こんな珍しいだけの私を応援してくれる方がいるって幸せ者だなと感極まりました。
本当にありがとうございます。
で、思ったんです。
写真や映像って説明しなくても伝わったり、感じてくれたりすごく便利だなと。私が説明するよりめっちゃわかりやすいなと。あんまりいいこと言えなくても映像見てたらわかってくれる!すごいツールだな!!そして最終的にこう思ったんです!
これは自分の言葉で伝える力がどんどん低下していくなと。
先述しましたが、私には研究者の夫がいます。
語彙力、活字力はもうそれはそれはレベル高くて、いつも「読み方間違ってるよ」「その言葉はそういう意味じゃない。使うところが違う」とか言われるんですけど、その度に「いちいち細かいな!そんなん会話の流れで伝わるやろ!」って結構開き直ってたんですよね。
余談ですが、夫とは付き合っていたころから同じ日本語をしゃべってるのに夫の言うことが意味わからなさすぎてそれっぽく返事してました。
が、普通にわかってないことバレていて「理解していないなら質問をしろ!」と言われ、ならばと質問してみたら「それくらい自分で調べろ!」と言われた地獄のような経験があります。
池上彰先生の「伝える力」で勉強しようと思いましたが、アマゾンでぽちったところで力尽きました。
とにかくこのままではいけない!画像や映像、編集に頼らず、少しずつでも、まとめ方がへたくそでも、自分で自分の思いを文字にする努力をしてみなくては!思い、一念発起でnoteに登録した次第です。
ですので、暇つぶしに私のブログにお付き合いいただけたらなによりありがたいのです。
前置きがかなり長くなりましたが、本題に入りたいと思います。
取材は計5日間でいつも女性ディレクターが来てくださってたんですけど、ほんと
「ディレクターがストイック女子に出れば?」
って思ってました。
東京から大阪→広島→大阪→兵庫→京都みたいな鬼のスケジュールで移動&取材されていて、出猟取材の前日はあと1分のところで最終の新幹線を逃してしまったと連絡があり、どうなるんだと思ってたら普通に現地集合されてました。どういうこと?
狩猟には2回同行してくださったんですが、1回目は獲物が出ず、わりと重い空気が漂っていて「来週は出そうですかね・・・・・・わかんないですよね・・・」っていう会話5回くらいしました(笑)
どうしても自然が相手なので「絶対」がないこの世界。獲れたらいい画が撮れますが、獲れなかったらもうあの手この手で尺を埋めることになるので「ジビエグルメ特集」「あったか家族に密着」「新婚さんいらっしゃい!~いま、会いに行きます編~」になりかねないのです。
ちなみに父は取材を受けて「人生は冒険旅行!」とかわりと良いこと言ってくれていて、「人生一度きり、好きなことしたらええ!」っていうセリフが採用されてましたが、あのあとツイッターで夫がエゴサしていたら、
って言われてて笑いました。
好きなことしたらええとは言ったけど猟師ってお前・・・っていう感じ?
まぁ、そんなこんなで料理を作っているところを撮影してくださったり、さむい雪山にスウェットで何時間も頑張ってくださったり、一緒に温泉に行ってサウナまで同行してくださったり、密着取材をする側・される側の労力ってものすごいものだなと思い知らされました。
密着してくださったディレクターSさん、ありがとうございました!今度は水風呂完備の温泉でサウナと水風呂の交互浴に同行してください!!
撮影は2月上旬に終了しており、放送までの間バンバン宣伝してくださいって言われてたんですが、動く自分が恥ずかしすぎるのと、なんか珍しいだけで出しゃばってるみたいでいややな・・・という思いから消極的(FB公開範囲:友達限定)にしか宣伝できていませんでした。
そしてなによりも、「夫が出るのに親せきに結婚報告していない」という最大の問題を抱えており、もし番組を観られてしまった場合、緊急家族会議を開かなければならず、怯えながら宣伝していたのです。(家には家の事情があるのです)
でも、そんなの取材協力してくださった方々には関係のないことで、もうみんなめちゃくちゃに宣伝してくださってて(中には2回もシェアしてくれる強者も)、
私「ええい!もうどうにでもなれ~~~~~~~!!!!(全体公開ポチ)」
・・・結果、みなさまのおかげで観られずすんだようです。
ありがとうございます。バレなければ多少叩かれても大丈夫です。
新聞取材はこれまでもよく受けていたのですが、密着取材はさすがに初めてで、使えない場面もたくさんあったと思います。
ですがとっても上手に編集してくださって、周りからも「猟ってあんな風にするんやって初めて知った」「ジビエ食べてみたい!」「いつものりえちゃんやったよ」とあたたかい反応をいただけて、ディレクターさんはじめ、編集スタッフさんに本当に感謝です!
そして何より、取材協力いただいたお師匠さん、猟友会のみなさん、イベント参加者の皆さん、家族、主人、本当にありがとうございました!!!
猟をしている方ならよくお分かりだと思いますが、私の前にばっちり獲物を出せるお師匠さんときなこ(猟犬)の業は匠そのものです。
これを機にちょっとでも猟師に興味を持ってもらえたらうれしいな~としみじみ思う、そんな経験でした。