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私のあれこれ 入院編_後半

余談ですが、こんな状況でも一応バースプランは書かされました。
お産された方はなんとなくご存じかと思うのですが、どんなお産にしたいとか、どんな気持ちで臨みたいとか、助産師には応援してほしいとか落ち着かせてほしいとか。そんな妊婦の願いを書くものです。

いやもう、無事にとしか言いようない(笑)それ以外あります?(笑)
でも難しいですよね。なければないで「私のお産は普通じゃないんや…」って落ち込む人もいるやろうし。本当に大変なことよ。


さて、胸水を抜いた翌日。エコーで確認してもらいました。


普通に胸水戻ってきてました。ガーン
しかもこのペースだと明後日には元通りになっているスピードとのこと。
あーん、そうなんか~泣って感じで仰向けになりながらお医者さんと話していたら、エコーに写る胎児の心肺が一瞬フッと停止。私でもわかった。
え?と思った瞬間のそこからがすごかった。

医1「徐脈!!!!!!!徐脈!!!開腹!!!!開腹!!」
医2「オペ室準備!連絡して!麻酔いける!?」

戦争か!?!?!戦争始まるんか!?!?!?もう止められへんのか!?!?
そこから君らどこおったん?ってくらいお医者さんと看護師さん入ってきて一気に診察室は満員。両腕固定されてどっちにも点滴、足にはSpo2のモニターではりつけ状態。

私「え、もしかして赤ちゃん出す…?」
医「うん、今から出すよ!!」
看「いまから帝王切開なので同意書にサインお願いします!あ、書けない?書いていい??書くね!」

おおおお落ち着いてくれ!!!
コウノトリ先生みたいに「大丈夫ですからね~赤ちゃんのために頑張りましょうね(穏)」みたいなのはないです。そして同意とは一体。

もう本当にすごい勢いだったのですが、まさかの胎児、ここにきて心肺が正常に。お前は何がしたいんだ。親の気を引こうだなんていくらなんでも早すぎる。

医1「あれ…なんか、普通になった?」
医2「戻ってますね…どうします?いったん待ちます?」
医1「水抜いたんでちょっと動きが変則的になったんかな~週数的にもう少しお腹にいてほしいし、ちょっとNST(胎動みるモニター)で様子見よか」

一気に潮が引く感じ。もうこれ以上潮が満ちたら一巻の終わり…ってところで潮がサーーーーっと引いていく感じ。あぁ息ができる…助かった…って感じ。私の人生で、胸をなでおろすシーン堂々の一位。

よく親があんたが生まれたときはこうやったとか、こんなに大変やったとか、こんなことが起こったとか聞かされたりしますけど、そら言いたなるよ(笑)死ぬまでこの気苦労言い聞かせたい。

モニターを受けている間、夫に電話してもいいということで一連の騒動を連絡。

私「ということで今モニター受けてるけど、もしかしたら今日誕生日になるかもしれん」
夫「え!?!?!?!?まだその可能性あんの!?」

もうほんまにかわいそう(笑)的確に説明してもらう方がいいと思い、お医者さんに直接状況を説明してもらいまいました。
きちんと説明を受けたら冷静な夫なので、頭いいひとたちでやりとりしてもらえるのほんと助かる。

2時間のモニターの末、胎動、心肺共に問題なしということで様子見となりましたが、やはり胸水の増え方がはやいため、満水になったころでもう一度水を抜き、次の日に帝王切開にしましょう、ということになりました。

予定日から一か月以上早く産むことになり、もう一回り大きくなるはずだったお腹を撮影。
無事に生まれて来いよ~!

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