【竹串が通らなかったら・・・】

subtitle〜小さい頃は「お母さんっ子」だったのに大きくなったら「アンチお母さんっ子」になった次男との会話〜

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ある日、息子と犯罪物の再現ドラマを見ていると、

彼がスマホをいじりながら、

「死体と遺体の違いって何かわかる？」と、話しかけてきました。

「『死体』と『遺体』の違い・・・？」

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小さい頃は、三人兄妹の中でいちばんの甘えん坊だったのに、

今では、

あまりお母さんと、話してくれない次男。

だけど、こうやって、ふと話しかけてくれます。

そういう時に、

しくじったら、またしばらく話しかけてくれなくなるから、

返事は慎重に返したい・・・。

もし、この会話で、

失われて久しい「母への信頼の気持ち」を、

取り戻せるのなら、

ハイリスクでも、当たればリターンは大きい

にわかに緊張が走ります。

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「『死体』と『遺体』の違い？　お母さん知ってるよ〜。」

「じゃあ、何が違うの？」

「ええとね・・『○○したい！』と、未練を残して死ぬのが『死体』で、『痛い痛い！』と痛がりながら死ぬのが『遺体』」

「・・・違う」（既に、ググッて答えを知っている様子）

「男が『死体』で、女が『遺体』」

「違う。」

「仰向けが『死体』で、うつ伏せが『遺体』」

「違う」

「ええとね・・東京より上の地方は『死体』、下の地方は『遺体』」

「・・・違う。」

「水に浮くのが『死体』、沈むのが『遺体』」

「・・・違う」（微かに笑ってる？）

「右利きが『死体』、左利きが『遺体』、朝は『死体』夜は『遺体』

ボケは『死体』、ツッコミは『遺体』、

竹串が通ったら『死体』、通らなかったらまだ煮えてない。

それから・・それから・・・？あれ⁈ 息子がいない・・・。」

また、しくじった！　

次の、チャンスを待つしかないか〜ʅ（◞‿◟）ʃ 

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ちなみに、『死体』と『遺体』の違いは、

『死体』が、ただ単に「亡くなった体」つまり「物」的なニュアンスがあるのに対して、『遺体』は、「亡くなってはいるけれど、生前の姿への尊敬はそのまま」に、扱う事、だそうです。「尊厳」が、あるかないか・・・が、違いのようです。