【漫画に見る『胎内回帰願望』】
〜押入れと壺で、ストレス軽減〜
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小さい頃、
仰向けになった状態で、
タオルケットを頭まで被り、
両手両足を、前に突き出し、
繭のようにして、
布を内側から撫でる事を、よくしていました。
毛布や、掛け布団では、厚すぎて息苦しい。
タオルケットの光の透け感が、いい感じなんです。
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『胎内回帰願望』と言う心理状態があります。
生まれる前にいた、
お母さんのお腹の中を思い出させるような物に、
安心を感じる心の状態だそうです。
狭い場所、暗い場所、水の中などがそう。
押入れで寝るドラえもんや、
壺に帰っていくハクション大魔王。
2人に共通するのは、
ダメな主人公を助けるというストレスフルな仕事(ボランティア?)
を、していること。
疲れた体と心のメンテナンスに、「暗くて狭い」
押し入れや、壺の中で、休むのは当然です。
昔のギャグ漫画やアニメのキャラが、
母ちゃんや、ママに叱られると、
家出して、
空き地の土管に寝るのも、胎内回帰願望が、
発動していたためです。
その後、探しにきた母ちゃんやママと、
家に帰っていくけれど、
母ちゃんやママも、
狭くて暗い土管の中の我が子を見つけた時に、
その子が生まれた時の喜びを、
無意識に思い出して、
追体験しています。
だから、
家に帰っていく、
親子の影は、月明かりの下で、
優しく溶け合って描かれています。
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この前、
次男が、
私のお腹を見て
「すごいね・・・腹」と言いました。
出た!
『胎内回帰願望』