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直接話法と間接話法って何?
こんにちは!
今回は前回お伝えしたように「could, would, might」が頻出する「直接話法」と「間接話法」というものについてお話をしていこうと思います!
これらはあまり馴染みのない言葉ですよね、ただ日常会話でよく使われる表現方法なのでこの記事でサクッと覚えていってくださいね!
まず直接話法と間接話法について、日本語の意味を確認していこうと思います。
「直接話法」とは誰かの発言を全く同じ文章で伝えることを言います。例えば、
「彼は昨日『明日遊園地に行くんだ』と私に伝えた」
「あなたは昨日『昨日素敵なカフェを見つけた』と私に言った」
といったように『』内の文章というのは誰かが言った言葉を丸々引用しているのがわかりますね。
それに対して「間接話法」とは誰かの発言の内容を伝えることを言います。例えば、
「彼は昨日、今日遊園地に行くと伝えた」
「あなたはおととい素敵なカフェを見つけたと言った」
それぞれの文を比較してみて欲しいのですが、どちらの文章を聞いたとしても表している内容は同じになりませんか?
上の文章に関しては、『明日遊園地に行くんだ』というのは発言そのものですが、「今日遊園地に行く」というのが発言の内容になります。
下の文章は多少ややこしいのですが、『昨日素敵なカフェを見つけた』というのが発言そのものなのに対し、「おととい素敵なカフェを見つけた」というのは発言の内容になります。
実はこのような文の構造が英語にもあります。英語の場合はこのように何かの報告をするとき「say, tell, ask」の3つの動詞が使われます。
これらの意味はそれぞれ「言う, 伝える, 尋ねる」という風になるのですが、何かの報告をするときに使われますよね。
それでは早速これらの文法についてお話をしていきます!
まず「直接話法」の場合ですがこちらはとてもシンプルで、主に次のように使います。
誰が said, 〜
誰が told 誰へ, 〜
誰が asked 誰へ, 〜
といった具合です。「〜」の箇所には報告する誰かの発言が入り、文頭と文末に「“ ”」というダブルクォーテーションマークをつけるのが一般的です。
例として上記の文章を用いると
「彼は昨日『明日遊園地に行くんだ』と私に伝えた」
→「Yesterday, he told me, “ I will go to the amusement park tomorrow.”.「あなたは昨日『昨日素敵なカフェを見つけた』と私に言った」
→「Yesterday, you said, “ I found a nice cafe yesterday.” .
という風に誰かの発言を丸々英訳することでシンプルに表現することができました!
次に「間接話法」の場合ですが、主に次のように使います。
誰が said (that) 〜
誰が told 誰へ (that) 〜
誰が asked 誰へ 〜
といった具合です。「直接話法」との違いですが、「〜」の箇所には発言の内容が入ることとダブルクォーテーションマークを用いないことです。ここが1番複雑なところなのですが上記の例文を用いて確認していきましょう!
「彼は昨日、今日遊園地に行くと伝えた」
→「Yesterday, he told me that he would go to the amusement park today.「あなたはおととい素敵なカフェを見つけたと言った」
→「Yesterday, you said that you had found a nice cafe the day before yesterday.
という風になります。
直接話法と比べてみると、まず太字部分の主語が変わっていることがわかります。直接話法では発言そのものを取り出すので主語が「I」になっているのに対し、間接話法では誰の発言かを明記するため今回場合では「he」や「you」が使われています。
また、時制について詳しくみていくと、例えば上の文章については、直接話法では発言をしたものを取り出しているので「will」と表現しているのに対し、間接話法では現在からみた発言時の「would」と表しています。
簡単にこれらのルールをまとめると
主語を発言者へ変える
時制を一段階過去にする
→「現在形」は「過去形」 「過去形」は「過去完了形」
→「can, will, may」から「could, would, might」へ
→既に「過去完了形」や「could, would, might」の場合はそのまま「yesterday」や「this morning」などの時間を表す単語は「the day before yesterday」「last mornning」などに変える
となります。
ということで今回は「直接話法」と「間接話法」についてお話をしていきました!
助動詞である「could, would, might」特に未来を表す「will」の過去形である「would」はこれまで意味が捉えずらかったと思いますが、過去に発言した「will」を表すための「間接話法」としての使い道があります。
次回はまたまた「could, would, might」によく関係のある「仮定法」についてお話をしていこうと思います!
それでは!