で、バーチャル蠱毒って結局なにさ?


はしがき

 11/29 20:00 ついに予選が終了した。参加者や応援したファンの中には、順位が絶望的で嘆く人もきっといるだろう。あるいは、キャラクター内1位を死守し続け、その様子を見て安心し切る人もいるはずだ。中には再開から見事マネーの力でなんとか5位まで上り詰めた猛者もいるわけだ。
 ところで、参加者の中には「何故この催しが地獄なのか?」と疑問に思っている人もいるらしい。或いは「何故この催しが順調に話題を集めてるんだよ!?」と戸惑う人もいる。このブログではそんな疑問を私なりに紐解いてみようと思う。
 もちろん結論から言うと、バーチャル蠱毒と言われるような催しは二度と行ってほしくない。だからこそ、ある種の警告としてこのノートに書き記そうと思う。

芸の世界では確かに当たり前の話だが

 さて、バーチャル蠱毒、正式名称を最強バーチャルタレントオーディション~極~としたイベントについての詳しい説明はこちらに記載する。https://dic.nicovideo.jp/a/%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%AB%E8%A0%B1%E6%AF%92 -バーチャル蠱毒とは[ニコニコ大百科]
https://www.showroom-live.com/event/avatar2 -公式ホームページ

 オリンピックのキャラクターの選考で作られたキャラクターは、器こそあれど実際に魂はない。でも、予選で落ちた、或いは選考前に辞退した2人を含めた61人は器もあれば魂もある。これを有り体に言うと「その魂は生きている」といってもよい。その状態の魂を、秤にかけるのだ。ここでも書いてあるとおり正直客観的に見たら、このコンペに何ら問題はない話である。

 そう、あくまでも客観的なお話であり、これを全体公開で行うことは倫理的に悪趣味、不愉快と思える行動である。
 生きている状態を見た後ファンがその結末が明らかになれば、つらくなることは自明である。誰が言ったか、いつしかこの催しはバーチャル蠱毒と言う名の地獄へと変わってしまった。
 何より、これから一番懸念せねばならないことは、他の魂を応援した人にとっては受肉した魂のアンチにだってなりうるという点であり、それを更に助長しているのが審査員特別賞と、SHOWROOMの出来レースという前科である。(詳しくはこちらを参照してほしい: https://matome.naver.jp/odai/2143951957599843701 )
 

 結局、この催しが結果的に話題を呼んでいるのに関して、運営は一切のタッチをしていない。運営側としてはあくまでも話題性のある駒をできるだけローコストで抑えたいだけにすぎないからだ。

あとがき

 話は少し逸れるが、奇跡体験!アンビリーバボー、という番組を一度見たことのある人はどれだけいるのだろうか。話の中では希望とも言える奇跡の物語や、成功した人の半生の苦労などが語られる。
 バーチャル蠱毒としての話題がTwitter上で広がり、最終的に、継続した興味関心を注いだのは、それを真っ先に、最大限に活用した九条林檎No5であるが、それ以外にもタグで検索すれば様々なヒューマンドラマが垣間見えてくる。せめてもの救いは、九条林檎No5が「この地獄そのものを楽しむとよい」と言ったことだろう。彼女の発言が功をなしたか知らないが、期間限定の熱狂は非公式wikiとして記載されるまでとなったのだ。
 





 最後に。これを言うのは私的にも良くはないと思うし、ファンにも、もっというと参加者にも申し訳ないと思うが、敢えて言わなければならない。
 この企画はぜひともどこかで大失敗で終わってほしい、と心の中で少し思う。ファンの力というのはそれだけでエネルギーを保つことになる。その扱いに失敗し、ゆくゆく倒産した企業は多数ある。
 少しでも今後、似たような地獄でファンと参加者が傷つかないように、負の遺産としてこのノートを残す。


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