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祈り、幾度砕かれるとも

9月15日、マーダーミステリーフェス2024にて、大規模ストーリープレイングに参加してきました。

タイトルは『祈りの欠片』。

今回参加したストプレは、プレイヤーキャラクター80人が一堂に会して…という大規模なもの。過去に体験したものは一対一かつオンラインセッションであったので経験の仕方としては初めてのタイプでした。とは言え普段LARPやマダミスを嗜んだりもするので対面で何かを演じるということ自体にさほど心配はなく、いつもの感じでやればいっか~という感じでした。

この甘さがあとで良くも悪くも私を刺してきたわけですがそれは後にします。

開催数日前には事前にアンケートを取るということで、配役に多少なりと影響を及ぼせるかもしれないのは良かったですね。やはりキャラクター性が本人の性質とあまりにもかけ離れていると、その役の気持ちなどを理解するのに時間がかかるので。長期で演じるわけではないので、キャラクターの理解を短時間でなるべく深めるためにマッチングは重要ですね。

以下、ネタバレとなります。見通過者は見ない方がいいですよ。
あとで20人バージョンが作られる可能性があります(そのストーリー80人バージョンとは全く違うかもしれないし少し違うくらいかもわからん)。
閲覧はご自身の判断でどうぞ~。







私は緑の時代の「ブリザー」という名の少女の役でした。
高等部魔法科の生徒。魔法の成績は技術<筆記。
同じ魔法科の少女「レイン」と騎士科の男子「スモーク」と「デュー」と仲良し。この四人がいわゆるイツメンかな。
それから最近学校に遊びに来る小さな子ども、自称”願いのパズルの妖精”「プリンク」と知り合い「願いのパズルとは…興味深い…」とメガネをチャキ…ってしているような委員長的なイメージの子。

よしよし、これなら中の人的にはほとんどギャップはないぜ!とハンドアウトを読み進めます。

まあ何か印象的なことがあるわけです。どうやら私とレインは彼女の出自を調べているようで。私と違ってレインの魔力はとても強いのだという。しかしながら強すぎて制御が困難と。
コントロールが難しいほどに魔力が強いとは…彼女の生まれには特別な何かがあるのでしょうか。
騎士科のスモークも特殊な種族。この時点ではどう特殊なのかわかりませんでしたが、ファンタジー世界の学園だし、いろいろな特長を持った人が集まっているんだろうなと~特に引っかかることもなく理解。
当時学園では魔法科のイベント「魔術大会」を控えており、参加するのか聞かれましたが私は実技は自慢できるほどでもないし、レインは前述の通り。興味はありそうだけど会場ごと吹っ飛ぶんじゃないか…?
そんなこんなで「魔術大会はいいからいつもの(レインの出自調べ)行こうぜ!」ってな感じで図書館に向かったわけです。
レインと手分けして本を読み漁っていると…。なんと地下へ降りる階段とか見つけちゃうのです!そしてこの子人一倍知識欲があるんですよ…。知識…あいつは俺を裏切らない…。

行かないわけないよなあ?待ってろ未知なる知識~!みんな私のものにしてやるぅ~↑↑↑↑ヾ(*´∀`*)ノ

早速、如何にも古そうな本をいくつか…( ´艸`)と読み進めていると「まじか…レイン…」な情報が。

そして「そこにいるのは誰だ!」と案の定バレる。現れたのは騎士科の「アーベント先生」。
やべ…内申に響くじゃん…。懲罰あるんかなぁ…、なら毒食わば皿までっしょ。

「この部屋は何なんですか?」

生徒が入ったらまずい書庫なんてヤバいにやつと相場は決まってるのよ。先生何か知ってるんでしょ!!

当然教えてくれるわけもなく。ただ、先生はしばらくの沈黙のあとあることを約束してほしいと言う。そのあることとは抽象的なもので、まあ知識は善行に使うんだぞ!悪いことすんなよ的なやつかなー、と。
んで、よくわからないまま私は先生と『約束』をした。

ハンドアウトの最後には行動指針が書かれていて、地下書庫で知ったことをレインに伝えるかどうするか。それからアーベント先生が言ったことの意味を…

何よ!やっぱ何か意図があるんか!まあ意味深だもんな…『約束』だもんな…。レイン絡みの知識といい、配役の中ではまあまあ重要なポイント押さえるやつだろう…心して調査しないと…と、レインたちイツメンたちと合流。

レインには自分が知ったことを伝えるか(伝えて闇堕ちしたらどうしよ…。でも伝えなくて何も知らん彼女が悪いやつ(たぶんいるやろ絶対!)に利用されたりするルートあったら地獄やん…)。
先生との約束の真意を知るためにはどうしたらいいか(こっちは現時点でほんまわからん。でもこっちメインで調査だろうな)。

てか我が友レインかわいいが?
「あ~!ブリザーいた~(∩´∀`)∩」って来た時には「私が守るわ…(いやそういうルートがあったとしても私だけじゃないやろがい落ち着け)」って思ったよね。

なんて考えながらわちゃわちゃと世界に入っていったわけです。

イツメン+自称妖精(観察対象(違))と情報交換をし、そのままさらに外側の近縁、つまり同級生か?とも話をし、こういうのを何回か繰り返すんかな~、他のグループは別の国とかなんかな~?戦争か?って思ってたらまさかの「同じ名を持つ人物につき全部で四つの時代の存在」がいることが判明。
なるほど、各時代で何かあったなこりゃ。別の時代の私にも話を聞かないと…と「別の時代のブリザー」を探したが

え…、今回「ブリザーって私しかおらんやん…?」

そう、いないんです。他の人はみな二人ずついるようで固まって話している…。
なぜ自分だけ?急に自分だけが異質な存在に感じられて戸惑っていると…

アーベント先生いるじゃん!!

そう、ブリザー的キーパーソンのアーベント先生がいた。これは凸るしかない!!
私は先生に話しかけたのだが「君は…?」と。

はいぃいい?!先生!私と大事そうな約束したじゃないですかぁ!!(めんどくさい女生徒仕草)

ちょっと動揺しつつ話を聞いてみると、どうやらこのアーベント先生は幼い私なら知っているという。幼いってどの程度だ…、学生の初等科か中等科か…あるいはもっとロリ時代…?いや先生なんやから一番若くても初等科やろ…(結論:そんなことなかった。なんなら赤子の時点で知ってるはずたぶん)

約束の際に先生が言ったことを伝える。すると先生は言った。

…未来の私は君とそんな『約束』をしたのか

なんだろう、難しい顔をしている。なにか心当たりでもあるん?
未来の自分が約束したことだから知らないと思うけど…もしかして地下のは禁書棚のようだしそんなとこで約束するってくればなんかヤバそうなことってくらいは心当たりあるんか…?数年前からなにかマズイ兆候あったとかなんです?
教えてアーベント先生!!

無情にも時間が過ぎる。もしかしたら別の時代…いや自分の時代のアーベント先生もいるかもしれない。次こそはと三巡目の情報収集を~と思ったら。

次に集まったのは四人の私だった。

長くなった(眠くなった)からこれを前編として一旦筆を置きましょうかね。
それでは後編で。