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登録社員名簿:055 『星辰遣い』シャーンドル・ガルバレク
「神秘?くだらん。こんなものはただの計算だ」
【名前】シャーンドル・ガルバレク
【通り名】『星辰遣い』(スターテイマー)
【所属】シグマ・コーポレーション
【年齢】27
【容姿】「鬼畜メガネという言葉以外に思いつかない」(同僚談)
【正業】某大学客員教授
【経歴】
アメリカ出身、現在日本の某大学に滞在する天文学者にして数学者、物理学者。宇宙に関する膨大な観測データ収集とその統計分析に長じ、27の若さですぐれた論文を数本記している。
数年前に星々の力を用いる『星辰魔術』に偶然出会い、以後その究明を”趣味”として嗜むようになり、その実績を評価され、フィールドワークも兼ねて時折シグマ社での依頼を請け負っている。
常に理詰め、かつデータに裏付けされた正論を詰問口調で展開するため、
大学の教え子には恐れられ、シグマの同僚達からはウザがられている。
【スキル】
『星辰魔術』
星々の力によって遠見や予知、解毒や念動など様々な奇跡を起こす神秘の魔術。日々刻々と変わる惑星や星々の位置とその相関によって効果が増減し、時には一秒タイミングを間違えれば効果が真逆にすらなりうる難度の高い術だが、シャーンドルはスパコンのバックアップを用いて己の得意とする”身も蓋もない”統計分析で神秘のベールを引っぺがし、極めて高い精度と確度で魔術を行使することが出来る。
敬うべき星々を飼い慣らすものとして扱い、「魔術に神秘性などない、いずれすべて統計で解き明かせる」と豪語するシャーンドルは、当然ながら同門の魔術師達からの評判はすこぶる悪いが、実力は確か。
通常の魔術行使の計算は暗算でこなすが、計算を行う余地のないシビアな戦闘においては、研究室のスパコンと連携したスマートウォッチ『ポモドーロ』がタイミングを補正する。