人災派遣RPGリプレイ04話『愛を買い戻せ!』09
●五日目
GM:ではイニシアを!ここからは敵も振るからね!
一同:了解!
チシャ猫:って、なんか一人異常に早いやつがいるんだにゃ!?
紗綾:補正+25!?
今回は以下の順番となった。
????、轟天雷、カヤカ、紗綾、柳沢、秀史、チシャ猫
秀史:『大賢良師』はいないのか……。となるとこいつが噂の三人目だな。
●ファストフェイズ
秀史:では俺から。『高速移動』で横浜港へ。
GM:おお!?狙撃はしない感じ?
秀史:はい。今回イントルーダー使うかもと思いまして。まずは移動、現場の状況を把握します。
カヤカ:まだ敵エージェントも判定も開示されてないしな!
柳沢:悩ましいけどここは先行して状況確認してもらえると助かる。
秀史:そしてAPが7超えたので罰則。[露見]でさらにAP+1点。
紗綾:私も湾岸に『高速移動』。このラウンドまでには横浜に着きたい。
カヤカ:おれも『高速移動』で湾岸に。シタナガさんが横浜に突入してイベントオープンしたら、状況に応じて紗綾さんを横浜に乗せていくか、他の調査をするか決める。
チシャ猫:チシャは安定の待機だにゃ。
紗綾:『紗綾よ!急ぐのじゃ!大将首が待っているぞ!』
GM:紗綾さんチャリンコ大爆走。
カヤカ:サヤクロン号。
柳沢:さすがに電車使ったんじゃないかな(笑)。
秀史:電車の屋根に乗ったんですね(笑)。
紗綾:跨線橋から走っている電車にとーおっ!
秀史:「電線に触れたら黒焦げになるから気を付けろよー」
紗綾:『目立ってこその大将じゃからな』「私は大将と違いますぅぅ」
GM:常磐線で松戸から東京までってところでしょうか。
カヤカ:「いま踏切で待ってたら人が乗った電車が通ったんだけど」
柳沢:ぬぬぬ、車を乗り捨てた状態だが仕方ない、AP2、PP3消費で『高速移動』。横浜へ!うえーん、PPが-20とか初期キャラみたいな数値になっちゃったー。
GM:……では、ファスト終了したのでイベントが発生する。シタナガくん。
秀史:何が出るかな♪
GM:君はバイクを、A国とC国の高官が会談するという港の倉庫に向かって走らせてゆく。建物よりコンテナが目立つようになり、人の気配がなくなったところで……コンテナの上から人影がジャンプし、君に飛び蹴りをかましてくる!……演出なので判定はいいよ。避けても防いでも良い。
秀史:では避けます。カヤカとは違うのだよカヤカとは!
チシャ猫:ひどっ(笑)。
カヤカ:おれは受けるタイプだからいいんだよ!(笑)。
GM:では相手は、君が避けた動作に乗じて、たくみに進路を塞ぐように道路に降り立つ。……その人影の正体は、サイバーコートに身を包んだ、長身の女性だ。
秀史:「……MBSの手の者か」
GM:「はじめまして。CCCの売出し中の若手サン。マンネットブロードサービスが九番差配、『陥陣営』よ。以後よろしく」
秀史:「名を知って貰えているとは光栄だな」
GM:「そして」と女がコンテナに視線を向けると、「ふうん、こないだのジャージの兄ちゃんとは別なんだ。ま、どっちにしても吹っ飛ばすからいいケド」といつぞやの少女、『轟天雷』が現れる。
柳沢:吹き飛ばされそうになったのだいたいおじさんなんだけどね!
GM:「まあね。江湖に生きる者としては達人の名前は嫌でも忘れないものよ。ぜひとも腕を比べてみたいと思っていたわ。………と言いたいところだけど、まずは」というと、彼女は、君に深々と頭を下げる。
紗綾:おや。
GM:「うちのサポート部門の連中が一般人に非礼を働いたことについて、お詫びをさせてもらうわ。もちろん、本人にも、謝罪と、それなりの見舞をさせてもらう」
紗綾:ちゃんとした人ですぅ。
秀史:「……なるほど、仁義は弁えているようだ」
GM:「だいたいの事情はこちらでも把握したわ。この詫びは、不注意とはいえ仁義に反した事についてのケジメよ」
柳沢:さすが、面子が最上のMBSだ。
GM:「……で。謝罪は終わり。そのうえで聞くけど。……まだやる?」
秀史:「ああ」
GM:「そ」
カヤカ:即答!?そして相手も即答!
秀史:「あのMBSがA級を3枚も投入した。普通の仕事でも損切りするのが正しいんだろうな。だが、どうしても諦める気にならなかった」
GM:女は端正な顔をゆがませて、唇を釣り上げる。
秀史:「アンタらがあの用務員さんから礼を尽くして譲り受けたなら、これ以上深追いする気もなかった。だが、今回の仕事を通して少しだけ分かった。粋な心意気ってやつがな。……そいつが俺に、この仕事を投げるなって言ってるんだよ」
GM:「……アハハハハハハ!!いいね!とてもいい!正直、こっちとしてもお利口な落とし所をいくつも考えていたのよ。でもダメね。こういうのがあるから……いいえ、こういうのこそがあるから、この仕事はやめられない!」そう言うと、女はコートから一本の直刀を取り出す。
秀史:「改めて名乗らせてもらおう。CCC所属、『剣擲師』!機密文書は返してもらう」
GM:「シンプルに行きましょう、『剣擲師』。例の書類は、この先の港湾内の館にある。私達を倒して、突破できるか。それだけよ」女は柄についているボタンを操作する。
秀史:刀にボタンだと?
GM:すると、じゃらりと音を立てて、剣が、ワイヤーで繋がれた無数の節にわかれた!
柳沢:ガリ●ンソード!
カヤカ:ボ、ボタン式蛇腹剣……。なんてゲテモノを。
紗綾:『むぅ、からくり仕込みの刀とはなんと邪道な!』
GM:「さて。そこに隠れているおじさんも、出てきたほうがいいわよ」
柳沢:「……おっと、いい雰囲気だったから水を差すのもどうかと思ってね」
GM:「気張ったほうがいいアルよ兄ちゃん」と『轟天雷』。「ぶっちゃけそのヒト、あたしより強いから」
カヤカ:剣で迫撃砲に勝つ人類とか想像したくねえなあ。
秀史:「忠告痛み入る。だが、弱いから押す、強いから引く。そんな仕事ではないと思っている」
紗綾:『かかか、よく言うた坊主!』
秀史:「……そして、遠間で死角から狙い撃つ俺を、近間で視界に収めれば御せると思わない方がいい」
GM:「いいねえ。すごくいい。ツワモノとの戦いはあれど、武に生きるものとの戦いはなかなかないからね」
チシャ猫:「忍者のくせに不意打ちしないんだにゃーん?真面目にゃねー」
カヤカ:「……いいなーカッコいいぜ、ああいうの」
柳沢:「熱いなあシタナガ君。……ま、この勝負、決着は"書類が最後に誰の手にあるか"だからね。強さはカードの一つでしかない。僕らにも勝ち目は十分あるってことさ」
秀史:「俺は忍び。武を誇る気などないが、押し通らせてもらう!」
GM:「いいでしょう。……我が銘は『城を陥す者』、すなわち『陥陣営』。我が剣技、耐えれば汝の技量、城塞一つに匹敵すると謳うがいい!」
●航海日誌を奪還せよ!★Update!:
【条件】
MBSのエージェント2名を撃退せよ!?
※このミッションは放棄しても良い。その場合、MBSに関する以後のイベントは消失する。報酬額にペナルティはない。
●敵のターン
GM:ということで、遭遇戦のイベントは終わり。ここから通常戦闘に入ります!まずは陥陣営がシタナガくんに攻撃。蛇腹剣が宙を奔る!4D6+22で(ころころ)40!
柳沢:イニシアは圧倒的に負けてるから、ここはきっちり防御していこう!
チシャ猫:こちらが先行はファンブルぐらいしかありえないにゃねぇ。
カヤカ:カバー役がまだ移動中なんでな!遠いぜ……。
柳沢:その分はブロック役が頑張るさ。
秀史:『回避』。【隠形術】の覚醒+【壁走り】、5D6+19で(ころころ)37!
カヤカ:どっちも高いから笑えねー!
秀史:LPで振り足し!(ころころ)くっ、1!もう1点で……成功!。『白兵』に『回避』なので普通失敗です。
GM:ワイヤーを使った遠隔攻撃のはずなのに、恐ろしく精密な攻撃が君の急所に奔る。防御は間に合ったが、ダメージは6D6+15で(ころころ)36点!
柳沢:そこはもちろん【魔力の盾】だ!(ころころ)31点止め!
秀史:GPも入れてノーダメージ!
カヤカ:ひゅーっ!
GM:「はっは、いいねえ。初手はここまで。舞を始めよう!」女が手首を返すと、跳ね返った剣が、ほとんど勢いを殺さず円運動と化して、次の攻撃へとつながってゆく。――君は直感する、次の攻撃は、今回の攻撃よりさらに強力になるだろう!
秀史:……これは難儀だな。
GM:次は轟天雷。「マジでいかせてもらうアル。手を抜ける相手じゃないしね」彼女の背後に無数の砲身が出現!
秀史:「……来い!」
柳沢:ここは手数のことも考えて、おじさんの盾と壁で耐える方向で!
GM:シタナガくんと、おじさんに正確に狙いを定める。範囲攻撃、投射、3D6+20で(ころころ)32!
秀史:さっきと同じ組み合わせで回避……49で避け。
カヤカ:うおすっげ!
GM:君は降り注ぐ砲弾をアクロバティックに回避した!
秀史:「斉射と言うが、まだ意識レベルで誤差が生じているな。初弾が当たれば続けて畳みかけられるのだろうが、当たらなければ回避しきることは可能だ」
柳沢:おじさんはフラッシュムーブ+魔力制御で回避に挑戦。……(ころころ)20、中失敗。
GM:では砲撃ダメージ4D6+18で(ころころ)28点。ついで衝撃と失敗ダメージが13点。
柳沢:魔力の盾で26点止め。属性ダメージは受ける。「……やれやれ、やんちゃなお嬢さんだ」
GM:「ちっ!やっぱり人目があると口径が足りないアルよ!良師!早く結界を完成させるアル!」
カヤカ:「紛争地帯に乗り込んでく兵士の気分だぜ」
柳沢:うーむ、これシタナガ君が避けれたからなんとかなったが、かわし損ねると盾の枚数が足りなくなるな。
GM:『そういうな。本来、結界というのは片手間で張れるものではないのだぞ』と声が響くと、周囲に無数の札が集まってくる。……先日カヤカくんを襲撃した際の、隠蔽の結界だね。次のラウンドには完成するだろう。
紗綾:『人目で口径選ぶなんてまだまだなんだぞっ』
カヤカ:CCCにお帰りください。
チシャ猫:一応【セキュリティシステム】と【絶対防御壁】が1回ずつ使えるので覚えておいてにゃー。
●カヤカのターン
GM:カヤカくんのターン!
カヤカ:うい。『通常移動』、湾岸から紗綾さんを乗せて横浜港倉庫に乗り込みます。
GM:君は事情をインカムで察しつつ、ニケツでかけつける!
カヤカ:「重役出勤堪能させてもらいました、っと!」
GM:そこには降り注ぐ艦砲射撃の中戦ってる人たちが。
紗綾:『大将首じゃ!紛れもない大将首じゃ!行くぞ紗綾よ!』
柳沢:「おっと、これでウチとこも全員集合だ。これまでの分、お返しさせてもらわなきゃね!」
GM:「ははっ、見つけたアルね、ジャージの人!」
チシャ猫:『大人気なんだにゃ?カヤカ』
カヤカ:「おーおーこの前はよくもぶっぱなしてくれたなお前!人に向けるもんじゃないからなそれ!」
GM:「砲撃から逃げられたのは屈辱ヨ。だいじょーぶ、肉片になっても、たぶんうちの連中なら反魂法でなんとかするから!」
柳沢:「物騒なこと言わないでおくれ!」
チシャ猫:『よかったにゃー、死んでも大丈夫みたいにゃよー』
カヤカ:「いいこと教えてやるよ、喧嘩で許されんのはグーまでだッ!!」っと言いつつ正直速攻コストが辛いんだよなあ(データ確認)。23点!まじかよ……。
GM:そこに藤村くんから通信が入る。『……カヤカさん!聞こえていますか!?』
カヤカ:「藤村サン?これから喧嘩なんですけど」
GM:「CCCのデータベースから、『陥陣営』の戦闘データをまとめました」
柳沢:おっ。
GM:「彼女の剣技は、初撃の威力がそのまま増幅して二撃目に乗り、そして三撃目には拡散して、あたり一面を薙ぎ払う殺戮の剣に変化します!」
チシャ猫:『なんか物騒なこと言ってるんだにゃ?』
GM:「待っていてはいけません。常に攻撃を加え、彼女の態勢を崩し続けなければいけません!」
カヤカ:「……グーで殴れって。ふぅん」(ぐっぱー)
柳沢:なるほど、放って置くとどんどん攻撃がエグくなるけど。ダメージを与えたらリセットできるってことか。
カヤカ:よし、GMが言うなら仕方ない。副動作で『速攻』!『陥陣営』にグーパンだ!
GM:どんときなさい。
カヤカ:『速攻』【ファントムペイン】【スマッシュ】【浸透剄】【心眼】!SP23点消費、APで3点代替!4D6+7で(ころころ)27の命中!
GM:こちらは『反応』で対応。4D6+17で(ころころ)28!
柳沢:ぐぁ、1差で成功か……! これは惜しい!
カヤカ:固定値高いなあ…!
GM:「はっ!やるな!」女が僅かに手首を返すと、剣が意志を持った蛇のように舞い戻り、持ち主をかばう!
柳沢:とりあえず半減だけどダメージは出しておくのだ。
カヤカ:行くぜ!6D6+7、衝撃2Dと衰弱3D付きだ!!ダメージがッ(ころころ)16。
秀史:……。
カヤカ:……。
一同:……。
カヤカ:うっそでしょう!?6D振って9?(一同爆笑)
柳沢:(生温かい眼差し)
チシャ猫:やっぱカヤカだにゃ!
紗綾:やはり ここのダイスは よくない
カヤカ:くっ、まだ5Dの属性ダメージが(ころころ)ぐぬぬぬ、13!
GM:うーん、防御も成功しているので半減だ。
カヤカ:「や、りづ……らいッ!なんだこの剣!?」
GM:「ははっ。この程度じゃアタシは揺るがないねえ!」剣は更にうなりを増す!残念ながら君の攻撃は彼女の態勢を崩すには至っていない!
柳沢:せつないなあ(笑)。
GM:命中してれば決して悪くないダメージソースになっていたはずなんですけどねえ。
柳沢:あれ、【ファントムペイン】、もう1D振れない?
カヤカ:あっ、ホントだ。
GM:じゃああと1個振り足していいですよ。
カヤカ:やったぜ!(ころころ)1!(一同爆笑)
チシャ猫:そろそろカヤカるって造語が出来そう。
●紗綾のターン
紗綾:『かかか!その首おいてけっ!』
GM:「ほう?。日本のアヤカシか」
紗綾:「紗綾よ、行くぞ」『おおおじいちゃんが体動かすと病院行く羽目になるのでイヤですぅぅぅぅ!』
GM:「次から次へと面白い。構わないわ。妖怪退治は武侠のつとめ!ここで成敗してくれる!」
紗綾:『だーれーがー妖怪じゃ!』【鬼神力】+【心眼】覚醒+【アウターハウル】+【完全憑依】!
柳沢:あ、【完全憑依】は、2ndからファストアクションで1Rになったんだ。
紗綾:ほえ?あー、たしかにそう書いてある!今回は『高速移動』でファスト消費してるから使えません。……しくしく。
柳沢:そうなんだよね……。それ系の能力は1stで強すぎたから調整入れたのです……。
紗綾:では【完全憑依】抜きで(ころころ)『白兵』の24!
GM:『反応』で防ぐ。4D6+17で(ころころ)30で成功!ダメージ半減!
柳沢:出目は悪くないが、敵の反応が高めだからなあ!
GM:敵が手首をわずかに返すだけで、カヤカの攻撃を弾いた剣先が、今度はおじいちゃんの刀身に絡みつき勢いを殺す!
紗綾:『ええい、気持ち悪い』ダメージ行きます。8D+8で(ころころ)29!低い。
柳沢:振るってないなあ!
GM:君たち二人の攻撃を受けてなお、陥陣営の剣は勢いを止めない!大きく旋回し、より威力を増す!
柳沢:一定ダメージ抜けないとリセットされない仕様だったり?
GM:「アタシの剣を止めるには、あと少しばかり威力が足りなかったね!」
紗綾:みたいですねぇ。
カヤカ:わー、二サン頑張ってくれ……。
秀史:任せろ。
紗綾:『ええい、紗綾よ、早くワシに身体を貸すのじゃ!』……罰則二回目。
GM:叱責。HP/SPを合計10点支払う。もしくはPP2点を支払う。
紗綾:電車に飛び乗ったのがばれてしまった。HP10点で受けます。
●柳沢のターン
秀史:(条件を確認)今更ですけど、敵を倒すが勝利条件でいいんですよね?
柳沢:そうそう、それ聞こうと思ってたんだよね。
チシャ猫:マトモにやって押し切れる目は低いし、裏工作したいんだにゃ。
カヤカ:って、なんか判定項目に不審な点が(笑)。
チシャ猫:最後の?マークに期待したい(笑)。
秀史:現状、猫が出来ることが殆ど無いしな。
チシャ猫:まぁのんびりアクション観戦してたらお金もらえる可能性があるので全然OKですにゃよ。たま~に映画見ながらDボタンで支援するタイプの金曜ロードショー感覚でお金をGET!素敵!素晴らしい!
GM:藤村くんから通信だ。「チシャ猫さん、柳沢さん。可能であれば、『轟天雷』の『解析』をお願いします。彼女の戦闘はほとんど、相棒が張った結界の中で行われるので、攻略法が見つかっていないのです」
チシャ猫:残念、ハッカーだと『解析』できないんだにゃ。
柳沢:そうなんだよねえ。そんなわけで『解析』はおじさんがやらねばならない。まずはメインでカヤカを治療。LPも使って(ころころ)SP29点回復。
カヤカ:めっちゃありがてえ!
秀史:私も次のラウンドお願いします。リソースを一気に突っ込むので、多分回避と攻撃でSP足りなくなる。
柳沢:了解だよ。だがまずは『轟天雷』君を『解析』。悩ましいが、ここは【魔力制御】覚醒で+2D、4D+9で(ころころ)回った、41!
GM:では『轟天雷』君の能力はこちらです。
イニシア:2D6+15、 命中(投射):3D6+20
防御(回避):3D6+15、 ダメージ:4D6+18 → 8D6+18
(範囲攻撃。人目が少ないほど強力な火器を使用する=エリア混雑度に応じて変化)
HP240 SP95 GP:15(物理)
※狙いをつける際は目視で行っているため、一定ダメージを受けると次の攻撃で大幅に命中が減少する。
一同:たかぁい(苦笑)。
チシャ猫:コイツもギミック持ちかー。
紗綾:斬って斬って斬りまくらなければいけないわけですね。
柳沢:……正直、現状、味方の数が多いぶん、範囲持ちの『轟天雷』の方が脅威だなあ。
チシャ猫:ただ『陥陣営』も3撃目は9D6+15の範囲なんだにゃ。
柳沢:……範囲攻撃って『ノイズ』で止めれる?
GM:止められる。
チシャ猫:にゃ、OKにゃ。ならここは『轟天雷』を止める方が先かもだにゃ。
柳沢:『陥陣営』は次のR、速攻しても範囲攻撃はできないはずだしね。
秀史:カヤカ抜ける?
カヤカ:属性ダメージ8Dで抜けないわけがないに決まってんだろ?(前回の出目から目をそらし)
柳沢:2ndでは『解析』に成功すると、命中判定以後+1Dのボーナスが発生するんだけど、加えていいかな?
GM:勿論です。
柳沢:やったね! じゃあもうひとりも『解析』しときたいところだ。
●チシャ猫のターン
チシャ猫:チシャはパスにゃねー。【ノイズ】にしても【セキュリティシステム】にしても相手の出方待ちなんだにゃ。
秀史:デスヨネー。
チシャ猫:あ、でもダメ元で『解析』しとくかにゃ?
GM:さ、君がのんびり?CCC本部で状況を観戦していると、来客があるよ。
チシャ猫&カヤカ:来客ゥ!?
秀史:用務員さんか?
チシャ猫:まぁ本部にいるから、来客なら会議室に通して、アバターのぬいぐるみに対応させますにゃ。ぽふぽふぽふ。
GM:では、現れたのは……。「ふむ。ヤギモト君……ああ、偽名だと思うがね。彼を訪ねてきたのだが。留守かね」
チシャ猫:カメラ画像で確認しますけど、誰ですかにゃ?
カヤカ:用務員さん、もっとラフな言葉づかいだったはずだけど。
GM:「……これはこれは。いろいろな美術品は見てきたが、動くぬいぐるみというのは初めてだ」君は彼の顔を知っている。つい先日、柳沢とカヤカが絵画を買い付けた、画商のユキムラだ。
チシャ猫:『ただの玩具ですにゃ。画商の人にゃね。何かご用ですかにゃ?』
GM:彼はこの業界にもある程度の知識があるのか、君を見てもさほど驚いた様子はない。「なに、大した事ではない。近くに立ち寄ったついでに、一言話をしたかったんだよ」
柳沢:つないでもらえるかい?猫君。
チシャ猫:流石に緊迫感満載の戦闘中に電話つなぐのは。まずは要件聞いてから対応するにゃ。
柳沢:それもそうだね(苦笑)。
チシャ猫:『伝言あるなら、チシャが聞くにゃよ?』
GM:では、それを聞くとユキムラは人の悪そうな笑みを浮かべる。「『ヤギモト君。せっかく見込みのある男だと思っていたのに、なんとも残念な奴だった』とそう伝えてくれ」
柳沢:……なんだって?
チシャ猫:『おや?それはどーゆうことかにゃ?』
秀史:それは聞き捨てならんな。
カヤカ:んんん?なにか見落としがある?
柳沢:えー、でも判定には成功してるからなあ?
チシャ猫:『おじさんあんな見た目だけど、いい加減なことはないはずなんだけどにゃ。美術に関しては』
GM:「若い子にお説教を垂れておきながら、自分ではそれを実践できていない、ということさ」
チシャ猫:『あ、なんかおもしろそうにゃね。詳しくお話聞いても?』急須にお茶を入れてお出ししよう。判定は成功だと思うので、多分何かのヒントだにゃ。
秀史:おじさんが猫に弱みを握られる(笑)。
GM:「なに。大したことじゃない。私が扱った絵画については、彼は金額にとらわれず、見事に絵画そのものを見据え、その価値を推し量ってみせた。だが。ことが芸術や金銭ではなくなると、その目も曇ってしまうようだな」
柳沢:どういうことなんだ……?例の書類が偽物とかそういう?
カヤカ:派遣社員的にはお金に目が曇った方が健全な気がしてくる。
チシャ猫:『芸術や金銭ではなくなる、ですかにゃ』
GM:「『真誠似偽 偽以似真』。コトを見て価値を判断してはいけない。ただ眼の前にあるモノを見て、価値を判断するのだ」
紗綾:古文書そのものが偽物?
カヤカ:流石にA級引っ張り出してきてるから偽物ではないと思うんだけどぉ。
柳沢:都合よくつくられた捏造という可能性はあるしねえ。
GM:「……いや、失敬。長居をした。では私はこれで」それだけ言うと、ユキムラはさっさと立ち去ってしまった。
チシャ猫:「えっと、結局なんの話をしにきたのかにゃ?」と、画面の前の本物がつぶやきましょ。「あれは、本当にただの画商なのかしら?」
柳沢:いや、確かあの書類、おじさん実物見てないんだよね。
GM:「画像データ、もう一度解析してみますか?」と藤村くん。
カヤカ:画像データじゃ真贋鑑定は難しい気もするけど……って判定追加されてら。
一同:どこどこ?
●航海日誌を奪還せよ!★★Update!:
【条件?】手紙の真贋を鑑定せよ!
「真誠似偽 偽以似真」大提督の航海日誌は本物か?この言葉に込められた意味を暴け!
推奨:スカラー
チシャ猫:気になるにゃー。ユキムラさんってどこで今回の航海日誌の件知ったのかしら?ソッチのほうが怖くない?
柳沢:用務員さんと故買情報のやり取りとかを通して知ったって感じかなあ?
チシャ猫:まぁ調査しましょうかとりあえず。ハッカーでは専門外のため目標値68。ユキムラのヒントを手に、漠然とでもなにかヒントがないかを探す。覚醒【ダイブイン】で(ころころ)回らず44!2抜け。
柳沢:3抜きまではあと7か。ちょっと厳しいね。
チシャ猫:まぁ残りLP1なので無理。次回に完了を目指します。
GM:……ではレベル1。君は少ない資料を苦労して解像度を補い、博物館などのデータベースとAI判定で照合していく。
チシャ猫:「ハッカーであって美術の知識があるわけじゃないから照合の手間が倍倍!だにゃーん」
GM:現物がないから断言はできないが、少なくとも、紙の劣化具合等から、これが15世紀に作成された文書であることは、間違いないはずだ。
柳沢:本物見てないしなあ。この文言だけで読み取るのは難しい。
GM:そしてレベル2。航海日誌はかの大提督のもののはずだが、筆跡は一致していない。
紗綾:おや。
GM:もっともこれは当然で、当時の高官は文書を右筆に描かせたりすることもよくあったので、決定的な証拠ではない。
柳沢:せやね。
カヤカ:けど怪しくなってきたぞ。
GM:とりあえずはここまでだ!
秀史:怪しいなあ。
柳沢:これが捏造された決定的証拠でもあればいいんだけど。
チシャ猫:まとめた情報を皆に送るにゃよ。画商が来てなぜか日誌について『真誠似偽 偽以似真』って言って帰った。その後ばっと調べて筆跡は違うけど決定的証拠じゃないから調査中ー、って感じ。SP6消費。
柳沢:「あらららら……? これはどうも雲行きが怪しくなってきたな」
紗綾:『あの手の輩は回りくどい言い方をしてかなわん』
柳沢:「……実物を見ていないから、おじさんもそのあたり『本物だったらマズい』で見切り発車だったかもだ」
チシャ猫:『というかボクらは画像と情報で踊らされてるから。まぁコレ本当に偽物なら相手のメンツはただじゃ済まないにゃね?フフフ』
秀史:「悪い笑みだな」
チシャ猫:『ただ美術品は範囲外にゃんよ、メンドクサー』
カヤカ:「もう少し持ちこたえれば何かわかるかもな!よっし」ぱん、と拳を手のひらに打ち付ける。「MBS側は気づいて……なさそうかな?」
秀史:「MBSも別にC国の犬というワケではない。依頼内容が『古文書を取り戻せ』ならば、そこに書いている内容の真贋は関係ないのでは?」
柳沢:「とはいえ、時間も押しているし『本物だったらマズい』のは変わりない。現場は引き続き対抗処置をとりつつ、偽造の証拠を見つけ出さなきゃならないね」
チシャ猫:『ま、笑えそうなんで頑張るにゃから、そっちも死なないようににゃー』
柳沢:「ユキムラ君も義理堅いね。今度上物のワインでも差し入れてやらなきゃ」
●秀史のターン
秀史:『轟天雷』の攻撃って【ノイズ】でキャンセルできないんでしたっけ。
GM:一応扱いとしては【ワープシュート】をベースにした範囲攻撃のオリジナルスキルなので、不可ということで!
カヤカ:厄介な……。ホント厄介な……!
秀史:となると、やはり止めるべきは『轟天雷』だな。右手にアサシンダガー、左手に手裏剣を構える。
GM:「チッ!こっちにきたアルか!」
チシャ猫:【アドヴァイス】飛ばすにゃー。
秀史:助かる。【アサシネート】+【暗器使い】+【スティング】+【隠形術】[1]/覚醒+【壁走り】を乗せて(ころころ)71!
カヤカ:うわ!
GM:回避(ころころ)21、完全失敗!
柳沢:まずは素のダメージが2D6+2で(ころころ)8。
GM:それはGPで防いだ。
秀史:そして本命、出血の追加ダメージが10D6で(ころころ)34!
『轟天雷』は高速で飛来する手裏剣を感知する。急所を狙い高速で飛来する脅威。だが彼女も若年でありながらA級の位に達したエージェント。十分な余裕を持って構え、払い落とす。
……瞬間。
衝撃が肩を突き抜ける。見るまでもなくわかる、刃物による刺突の感触。
背後か左右から不意打ち?違う。そんな気配はなかった。呪術や銃弾による遠距離攻撃?それも違う。……それは、彼女が見据えているはずの正面からの一撃だった。
「真正面からの攻撃なのに、見えなかっただろう?」
ガードしている腕のすぐ向こうから『剣擲師』の声が響く。
「人間の眼には網膜と視神経接続の構造から生理的盲点が存在する。普段は左右視及び周辺情報で補完しているが、手裏剣での攻撃で視線を誘導し、アンタのガードと重なった瞬間、盲点が発生する」
姿勢が崩れる。『轟天雷』の視点がわずかにずれると、彼女の盲点に潜り込んでいたシノビの姿が、まるで奇術のように現れた。
「盲点から来る刺突の剣筋、点の攻撃は視界に入らない。木瀬流剣術『翳り月(かげりづき)』だ。堪能しろ」
GM:「……っ、味なマネを……!視界がッ…!」
紗綾:『さすが忍びの末裔じゃ!』
柳沢:「そちらのお国の武侠もなかなかだけど、うちの忍侠もなかなかやるもんでしょ?」
GM:「まったく油断するなと言ったのに。あれさえなければトップも張れるんだがねえ」
カヤカ:「二サンがどんどん人間離れした技を会得していく気がする」
GM:顔をしかめる轟天。一瞬だが、確かに致命的に一度狙いがガタガタになる!
秀史:そして副動作で回復23点。