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派遣会社概要:016 フリーゾーン:『メイド喫茶ハースニール』
【社名】
メイド喫茶 ハースニール
【代表】
八坂 加世子
【概要】
秋葉原某所の某ビル3Fに入居する喫茶店。アルバイトのメイドさん(時々執事も)が接客してくれる、いわゆる一つのメイド喫茶。
しかしてその実態はCCCやブルーリボン、イズモ等、複数の大手派遣会社の共同出資によって異能力者達のために設けられた中立地帯(フリーゾーン)である。
看板や広告は一切なく、一見さんや通行人が迷い込むことはない。お客は異能力者、もしくは、その家族や友人で秘密を守れると認められた者のみに限られる。
普段は世間に対して己の力や正体を隠している異能力者達も、ここでは人目を気にせず羽を伸ばすことが出来る。
また、この店内では己の所属する会社を持ち出すのは厳禁であり、ライバル関係にある会社に所属する能力者ともプライベートな交流を深める事が出来る(時には海鋼馬の所属でさえも)。
若者の異能力者としての悩みに年長者が相談に乗ったり、任務のトラブルで恨みやしこりを残しそうになった時にここで顔を合わせて手打ちにしたりと、用途は様々。
今の会社に不満を持つ者の移籍の切っ掛けになったりもするが、これは用途としてはややグレーゾーンである。
また、時には能力者の友人が仕事の依頼を持ち込むこともある。この場合は店長の裁量によって最適な会社に振り分けられる事となる。
【所在】
秋葉原某所の雑居ビル、ワンフロアを丸々借りてメイド喫茶に改装している。
ちなみに一階はホビーショップ。カードやボードゲームを買い込み、ヒマな異能力者達(時々はメイドさん達も)が勝負に興じている光景もみられる。
【業務】
お客が異能力者であり、店員さんがメイドや執事のコスチュームを纏っている事を除けば、ごくごくまっとうな喫茶店(メイドさんと遊ぶ際はオプション料金が必要)。コーヒーやケーキもお手頃なお値段ながらなかなか頑張った味となっている。
なお、ほとんどのアルバイトメイドさんの正体は、所持金がマイナスになって借金返済中や、身バレしそうになってほとぼりを覚ましている最中の能力者である。よってそのラインナップはメイド忍者、メイドボクサー、メイドボーグやメイドケルベロスなど、非常にバラエティに富んでいる。
※このようなフリーゾーンはいくつかあり、大人向けの気安い居酒屋、距離感を大事にするバー、ティーンエイジャー向けのカラオケボックスなどが確認されている。