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登録社員名簿:105 『亡霊騎士』

『宝を奪うものに災いあれ…』

「いやあ、保険料の算定を間違うとろくなことがねえなあ?」

【名前】鶉谷 恵一(うずらや けいいち)

【通り名】『亡霊騎士』(デュラハン)

【所属】ウルリッヒ

【年齢】27

【容姿】

 眠たげな容姿のサラリーマン(恵一)/錆びついた甲冑に見を包んだ首無しの騎士(亡霊騎士)。一人と一体のセットで『亡霊騎士』の二つ名を名乗る。

【正業】

 大手企業の経理マン(恵一)/霊体状態での『宝』の監視(亡霊騎士)

【経歴】

 (恵一)西洋のとある偉大な魔道士の血を引く青年。とはいえ分家の分家で秘奥はほとんど受け継いでおらず、先祖が調伏し、血縁の契約によって従僕となした『亡霊騎士』を遺産として相続し、操る術を使えるだけにとどまっている。

 現在はまっとうな社会人、食いっぱぐれのない経理マンとして手堅く稼ぎながら、副業として『亡霊騎士』を活用した『保険』を営んでいる。時々トラブルもあるが、基本的には契約さえすれば『亡霊騎士』が勝手に稼いでくれる不労所得。運営は上々のようである。

【スキル】

『亡霊騎士』

 恵一が契約している強力な妖精。

 ヨーロッパを荒らし回った悪霊。古の伝承にあるデュラハンそのもの。夜に戦車に乗って家にやってきて扉をノックし、家人を指差し死を予告。一年後にその命を取り立てる。

 自我はほとんどなく、呪いによって契約を果たす『装置』に近い。偉大な魔道士によって調伏され、『契約』を結ばれ、従僕となった。

 恵一が顧客と結んだ『保険契約』により、宝を守護する。ふだんは姿を消して見守っているが、ひとたび宝を奪おうとする不埒者が現れれば、実体化し、血の果まで盗人を追い詰め、宝を取り戻す。一度追跡モードに入れば、使命を果たすまでは恵一も全くコントロールすることはできない。

 高価な宝を守るときほどデュラハンは強くなる。ただし、恵一が供給する魔力も膨大となるため、契約時の『保険料』の設定を間違えると大赤字となることも。

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