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民事系の科目について(要件事実のすすめ)

司法試験・予備試験には、いくつか科目がありますが、民法(借地借家法とかを含む)・会社法・民事訴訟法(それから要件事実などの実務科目)を指して民事系といいます。

民事系の科目は、法人を含めた私人間の契約関係や不法行為・不当利得などの関係について、それから家族関係について、それらの訴訟手続について問うもので、「訴訟だったらば原告・被告はそれぞれ何を主張したらいいのか」を主軸に論理構成して考えていくものです。

要件事実・民事訴訟法の科目は、訴訟物がどうのとか、請求原因、抗弁とか、「どちらが何を主張する」という視点を持ちやすいのですが、民法・会社法などではこの視点を忘れやすいように思います。この訴訟物・請求原因・抗弁・再抗弁・再々…(以下略)の法律構造を意識しながら、法律の条文で定めている要件を整理すると、論理の流れがより明確になると思います。この構成に従って、事実関係を整理するとスムーズなのです。答案の冒頭で、整理した要件事実に軽く言及してしまってもよいかもしれません。

民事系の論理構成に悩まれている方はぜひ試してみてください。

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