私を平常心にしてくれる魔法の言葉

前回、唱える呪文の話をしたけれど、今回は魔法の言葉。

呪文と魔法の言葉では、かなり響きが違うよね。

呪文って漢字からしてヤバめな感じかする…前回話した呪文は、全くヤバくはないんだけど、唱えればなんか効きそうな感じ何するから、呪文。

魔法の言葉って、一気に何かが変わる感じ。
シンデレラがプリンセスに変身出来るように、劇的に変わる！そんな感じ。

私の中ではそんな違いがあったりする。

で、その魔法の言葉なんだけど、以前にも書いたかな？

ゲシュタルトの祈り。

「わたしはわたしの人生を生き、あなたはあなたの人生を生きる。
わたしはあなたの期待にこたえるために生きているのではないし、あなたもわたしの期待にこたえるために生きているのではない。
私は私。あなたはあなた。
もし縁があって、私たちが互いに出会えるならそれは素晴らしいことだ。
しかし出会えないのであれれば、それも仕方のないことだ」

これ、本当に一時期ずっと唱えてました。

なんか柵から解放させるような気持ちになるのよねー。
特に「わたしはあなたの期待にこたえるために生きているのではないし、あなたもわたしの期待にこたえるために生きているのではない。」

これは本当に良い言葉。

夫婦って紙切れ一枚で夫婦になって、夫婦になった途端に、家庭と言う歯車を一緒に回し始め、子供ができれば子供の為にと、やりたい事は余裕が出来たらとか、変な遠慮して気がつけば一体私は何の為に生きているんだろう…なんて思い、涙を流しながらリビングで動けなくなってしまう事もあるんだけど、これはそんな気持ちからも解放してくれたりする。

そうなのだ！期待にこたえるために生きなくて良いのだ！！私は私がやりたいと思う事をやればいい。そして、それは相手も同じなのだ。

やりたい事をやれないと、やらない事を相手のせいにしがちになる。
でもやらない選択をしてるのは自分自信なのだ。
そのまま辛い悲しいと夜中に泣くほどなのなら、我慢がならなくなって、おかしくなるのを待つよりも、やりたい事をやって愛想を尽かされる方が精神的にも健康である。

この本当に腹が立った時に、この言葉を思い出すと、ちょっと気持ちが静まる時がある。

例えば、子供たちが実家に泊まりに行くとなった時に、夫が私にお泊まりセットを用意しといてね！と言って来た時に、なぜ当たり前のように、私が用意する事になってるんだ！と、とても苛立つ。

病院にペットや子供を連れて行く時、どこかに何かをしに行く時に、自分が気になる事をついでに聞いて来てと頼まれる事に、気になるならお前が聞きに行けよと苛立つ。

子供の学校行事は、自分には関係ないと思っている事に苛立つ。

自分の言い分が正しいと信じていて、言葉の端々に君が間違ってるよ感を出される事にも苛立つ。

自分以外の人の予定を自分の予定に組込むのにも苛立つ。

とまぁ例えを出したら、溢れるように出てくるのだが…

そんな時に、この言葉はとても良い。
相手に期待しすぎてやしないかい⁇
彼は、そこまで期待するに足りない相手だよ。
とまで相手を落とせば、そりゃしょうがないよな！
と思えてくるから不思議である。

また、相手も私に期待してもしょうがないんだから、私は私でやりたい事できる事をやりゃいいし、嫌ならやらなきゃ良い。
そこに自分のスジさえ通ってれば、良いんだから。
と思うと堂々としてられるものである。

基本的に、相手は自分の写し鏡なので、自分の嫌なところを相手に見ちゃうわけじゃない⁇
そして、これで相手の嫌なところをいっぱいあげて、ブーメランのように自分に返って来て反省する。
ほんでもって凹んだところで、この魔法の言葉で、期待しずき！って相手に言いながら、自分にも言ってるわけよ。

「自分が思ってるほど、アンタは素晴らしい人間ではないんだって！期待しちゃダメ！！とにかくありのままで、見栄なんか張らずに気楽に行こうよ！」って。

そうすると、凹んだ後に、「そうだよな…。よし明日も頑張ろう！自分なりに。」と思えたりする。

そうするとリセット出来る。それが、私のリセット方法になっている。

コレを思い出さなくなったら、安定していたり、何かに夢中になってる時で、コレを思い出すようになったら、何かに躓いたり、悩んだりしている時。

そんなふうに心のバロメーターとしても一役かっている。

例えで夫を使ったけれど、職場やママ友でも同じ感じで思えるので、私にはかなり素敵な言葉。

心にも大事な処方薬が必要な時もある。

どうか、今日が素敵な一日でありますように。