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新章を歩く君へ┊ 晩餐歌オリジナルMV制作への想い

今日は君と僕にとって大切で特別な日。
るぅとくん、26歳のお誕生日おめでとうございます!💐

今年は、2月にるぅとくんがお届けしてくれた「晩餐歌」の歌ってみたに精一杯の想いを込めて、オリジナルMVを制作しました。
込めた想いや意図をはっきり明かすことは普段あまりしないけれど、きっとこれは“私”の伝えたいことで、伝えなくちゃいけないことだから、長くなってしまうけれど、重たいけれど、今日この場所で綴らせてください✍🏻




舞台は星空の回廊。
回廊には内と外とを区切る役割があり、歩いていく長い廊下には、お互いの心の内側・深層という意味を込めました。
まるで画廊のように飾られた一枚一枚は、確かにお互いを想いながら見てきた景色を指します。後悔と名前をつけたいほどに決してシンプルではなかった一つ一つを顧みながら、大切に、忘れないように、戒めるように愛して歩いていく君と僕の姿を描きました。
ギャラリー(回廊・画廊)という思い入れの深いこの言葉を選び「これまで」を描いたのも、臆病な自分への戒めでもあります。
区別や差別的な意味ではなく決して割り切れないという意味合いで心の外側を意味する星空は、果てなく続く旅路や、世の中に溢れた巡り巡る無数の想いを指します。
1番には君の、2番には私の辿った景色を描きました。
回廊に並ぶ後悔の一枚一枚は、エンディングの夜明けの空と共に、「答え」として昇華します。
この構想は、制作に入る初期段階で絶対に入れたいなと組み込んだ大切なシーンで、届いてほしい想いがぎゅっと詰まっているから 後悔とその答え のような形式に抜粋して、一つずつ想いを綴らせてください。
あの日から時間をかけて導き出した私なりの拙くも揺るぎない答え。きっと届きますように。


Ⅰ.

着想は忘れ愛。
スマホの時刻は、きっと大切な思い出になるであろう10月25日が今まさに幕を閉じようとしている瞬間を指しています。
1番では時計の針は逆回りに、エンディングでは時の流れに従って未来へと時を刻む動きをつけていただきました。
過ぎ去る時を愛することを恐れたあの日と、いつか過去になってしまうこの今も、忘れないように抱きしめて目一杯愛そうと思える今を現します。

Ⅱ.

1番ではなかなかうまくはまらなかったパズルのピースが、エンディングでピッタリとはまる様子を描きました。
「パズルのピース」という表現は本当にるぅとくんの描く世界においてさまざまな意味を持っていると思うけれど、ここで意味するのは自分だけの色・世界を模索する果てしないつぎはぎの日々。
敢えてピースを全て埋めていない部分は、今この瞬間も試行錯誤を繰り返し自分の世界と向き合い続けている君の努力が当てはまる強く優しい余白です。
ピースがぴったりはまる時、少しでも手応えのある合図の音が君には聴こえたのかな。

Ⅲ.

大きくバツ印が書かれた紙の束が表すのは、挫折・日の目を見ない努力の形。そしてどんなに理解しようと努めてもきっと全てを知り得ない孤独な戦いと君の努力の結晶。
それらを綺麗に製本した日誌と大切そうに手を添える2枚の写真には、過去も今も未来も「るぅと」としての全てをまるっと抱きしめて愛す覚悟を伝えてくれた君の強さを描きました。

Ⅳ.

テーマは君と見上げた空。
目が眩むような眩しい空がただ怖かったあの日の君。
どうか届きますようにと祈りを込めて、夕焼けの空に「すき」をなぞってくれた君。
君が何度も歌ってくれた空はいつだって世界で一番綺麗でした。
不器用で、これ以上ないくらいに底なしの優しさと暖かさに包まれた大好きな君だけの愛情表現を描きました。

Ⅴ.

君と交わした約束を描きました。
ぐるぐるから回る愛で無責任に交わした永遠の約束。
絡まる好きの糸を手繰り寄せて気づけばいつも君がいて、何度も何度も約束を紡ぎ続けてくれました。
永遠なんてないけれど、もしあるのなら、代わりのない君と、きっと、ずっと。

Ⅵ.

悪意の有無に関わらず、お互いの好きを翳らすトゲのある言葉たち。
守れなかったやるせなさと、同じように傷ついてしまった情けなさもぎゅっと抱きしめて、いっぱいの愛の言葉で君との大事な居場所を彩るよ。
一番守りたい君の笑顔のためにこんな私ができること。

Ⅶ.

ぐしゃぐしゃに丸められた便箋は、怖がりな私があの時届けられなかった私自身の言葉。
雑音に溢れた世界の中で見失ってしまった自分の声は、他でもない君が思い出させてくれました。
もう怖くないよ。君へと続く想いの糸に乗せて、私だけの言葉とイラストで、大好きな君へ、まっすぐに愛を綴ります。

Ⅷ.

最初はチカチカと点滅していた薄明光線は、エンディングではこれ以上ないくらい強い意志を持って光り輝きます。
眩しくないかなって不安になってしまった情けない夜もよく覚えています。
前も後ろもわからない暗闇の中で君が道標にしてくれたこの灯火はこの先きっときっと絶やすことはないと誓います。





大切な今日という日にこの曲を選んだのは、君が歌ってみたを届けてくれたあの日まっすぐに返しきれなかった答えを、もう一度正面から、紛れもない自分の声で届けたかったからです。
歌ってみたが投稿されたあの当時、受け取った想いを何度も形にしようとしました。
描いては消して、描いては消して。
結局君に届けるに至らなかったのは、ただただ“怖かった”からでした。

様々な想いや願いが交錯する世の中で、自分の中で答えを出してしまうのが怖かった。
描いてしまったイラストが、正しい意図で伝わったとしても誰かの答えになるかもしれないこと、誰かの答えを変えてしまうかもしれないこと、何より大切で守りたかった君を悲しませてしまうかもしれないことが怖かった。
いつの間にかこの場所で増えすぎた大切な人やものが全て平等に尊重され報われてほしいと心から願っていたからこそ。
自分の絵と言葉から滲み出る想いが一体誰のものなのかわからなくなってしまって、そんな私はもう何も描けなくなってしまっていました。

あの時形にできなかった自分が情けなくて、悔しくて、いつかきっときっとるぅとくんへ100%の答えとしてお返ししたいと想い続けているうちに気づいたらこんなにも時間が経っていて…
この曲は、輝かしく色鮮やかに彩られるべきハッピーなお誕生日には重すぎるかなって半年以上悩んで、それでもどうしても形にしようと決意したのは、るぅとくんの描く第三章に“私”の存在意義を感じたからです。
これからも君の隣にいる自分を赦すために、君が愛してくれたこの物語をもう一度まっすぐに愛するために、今日までの君と僕にちゃんと答えをあげようと思ったんです。
ありありと描く君の新たな世界は、あまりにも「るぅとくん」の色をしていて、苦しいほどにひどく魅了されました。
ぐんぐんと解像度を増して「るぅとくん」が色づいていく中で、夏の終わりに届けてくれた後悔日誌。

「いつの日か 旅の終わりが来る時
冷たい 冷たい 水面で
どうかこの手 ただ握っていてくれますか」

計り知れない航海の日々の中、ほんの少しのわがままで、この繋いだ手に縋ってくれたことがすごく嬉しかったんです。
確かにそこに君が居ることを思い出したし、同じように君の隣に私も居ることを知りました。
君だけの音楽で、重苦しく謙虚な呪いを込めて、愛の存在証明をしてくれたことが嬉しくて、ぼろぼろに泣きました。

気づけば1番そばに居て、この手を離さないで居てくれたのは結局君だけでした。
ぐるぐる回り道をしても、帰ってくるのは変わらず暖かい君の隣でした。
この好きはずっとずっと変わりたくなくて、同時に変われなかったよ。
そんな変わらない答えすら見失いかける自分の弱さとどうしようもない好きの気持ちに簡単に涙が滲むくらいには、愛で塗れた後悔でいっぱいの日々でした。

これまでもこれからも、きっと私は君を泣かせてしまうし、そんな君を想って私も泣いてしまう。
でもそれでも、君と一緒に居たいと願ってしまったから、手を離したくないと思ってしまったから。

これからも一緒にいてほしいし、いつかの旅の終わりの日もきっと手を繋いでいるよ。
やっと導き出せた答えは結局自分が一番よく知っていたはずのもので何も変わってなんかいなかったけれど、そんな遠回りをして迷い悩んだ醜く嫌いな自分も忘れないように。
後悔も涙も、溢れるほどの幸せも全部全部抱きしめて、代わりのない君と一緒に生きたい。
そんな答えと愛のフルコース、君に届いていますように𓏸︎︎︎︎⁡𓈒





君がこれまで届けてきてくれたフルコースは、きっと何万回の夜を過ごしたって決して色褪せないし忘れない。
来たるその瞬間に向けてきっと今たくさん準備してくれている「フルコース」も、私はすごく待ち遠しく思っています💭
デザートまでしっかり完食するから、どうかこれからもずっとずっと一緒にいてください。約束☺️
そんな君の隣で、私もずっとずっとフルコースを並べ続けるからね
君の想い描く未来に、きっと間違いなく私も居ます。

新章を歩く君へ
生まれてきてくれてありがとう
「愛してる」

永遠にいちばん近いこの場所で、これからもきっとずっと。

2024.10.25
ぽしぇっと

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