【余談】ブラックな会社
今回は余談。
私は車が好きだ。いじるのも乗るのもどちらも。
ずっとデザイン業界で働いてきたけれども、一念発起して自動車業界に飛び込んだ時期があった。
その時の話。
仕事自体はハードだったが、とても楽しいものだったので、機会があればもう一度、今度は副業として関わってみたい業界ではある。
だが、私の就いた会社はそこそこブラックだった。
まず、残業代は出ない、ボーナスも雀の涙、まぁこれくらいは好きな仕事だったので許容範囲でもあった。
が、何がダメだったのか。
「お局が牛耳っている会社」
だったことである。
私は、部品の営業をしていたのだが、ある日優秀な社員が辞めてしまったために、そこのポジションにつくことになったのだ。
そこは非正規従業員のみのポジションで、いわば正規従業員は私一人。
もちろん違う業務を行ってきたので、彼らのやり方はわかるはずもないので、学ぼうと毎日奮闘、人の粗を探しているような人間がいるのは知っていたのでうまくゴマをすって円滑に進めようとしていた。
が、ポジション替えからしばらくたつと、業務から関係のないあからさまな嫌がらせが始まったのである。
慣れてきた頃、業務内で無視や暴言などなど・・・
今まで指導したり学んだりと様々経験してきたのだが、嫌がらせは経験したことがなかった。陰口はあったのかもしれないけれど。
※うぬぼれかもしれないが、これまで人間関係で悩んだことはないし、むしろ円滑にやれることが取り柄だったし、指導する立場も任せてもらえるほど、仕事の態度を評価してもらえてきた。
業務とは関係ないもので、毎日業務時間内、全て嫌がらせで終わるような日々が続いた。
私としても楽しい仕事を手放したくなかったし、悔しい思いのまま去りたくはなかったが、身体が悲鳴を上げ始めたので退職したのである。
退職寸前に聞いた話だが、このポジションを歓迎してくれて評価もしてくれていた方は沢山いたそうで、退職することは止められたが、私はその頃もうこの会社への意欲はなくなっていた。
評価してくれていた方たちへの感謝や申し訳ない気持ちは今でも残っているが、辞めて正解だったと思う。
なぜなら、この嫌がらせを上司が見ていたにも関わらず、容認していたから。
この会社はもう長くはないだろうと思えた。
それに、無遅刻無欠勤のところ、発熱で1日休みをもらった翌日に呼び出され、午後イチまで延々と会議室で説教されたことは末代まで恨んでやるつもりだ。
今、自動車業界から去った私が客観的に言えることは、体質が古いままということ。