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アイドルに否定的だった僕が乃木坂46にどハマりした話

僕はどちらかというとアイドルには否定的だった。

「アイドル?だって口パクじゃん」と思っていたし、オリコンのランキングにアイドルの曲ばかりがランクインしていると「握手券でCD売っただけだろ」とも思っていた。


アイドルがアーティストを気取ってるんじゃないよ。勘弁してくれ。


僕が今まで聞いてきた音楽はまさに正統派。
洋楽ではビートルズやビーチ・ボーイズが大好きだし、邦楽だと斉藤和義や玉置浩二が好きだ。楽器を持って、生歌で歌って、本気で音楽をしている人たちが好きだった。



そんな僕がアイドルにハマるわけなんてなかった。


アイドルに否定的だった僕が乃木坂46にどハマりした

乃木坂46のことはもちろん知っていた。
でも知ってるメンバーは生駒里奈と白石麻衣ぐらい。
仮に乃木坂について聞かれても「あー、インフルエンサーいい曲だよねー」ぐらいの回答しかできないレベルだった。

ところがである。
もうタイトルに書いてあるので早々に白状するが、そんな僕が乃木坂46にどハマりした。

どハマりなんてレベルではない。
ライブへの参加はもちろん、出ている番組は欠かさずチェックするわ、写真集は買うわ、生写真は集めるわ、僕は完全なるアイドルオタクと化した。

今や姉妹グループの欅坂46や日向坂46も追いかけながら、
そんな3つのグループの魅力を伝えるブログまで運営している。





僕のハンドルネームの横に「坂道ブロガー」と書いているのはそういうことである。

アイドルに否定的だった僕が「坂道グループの魅力を少しでも多くの人に伝えたい」という誰に頼まれた訳でもない使命感でそのブログを運営しているのだ。



つくづく人生って何が起きるか分からない。

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乃木坂46にハマったきっかけ

ここからはアイドルに否定的だった僕が乃木坂46にハマったきっかけについてお話していきたい。

きっかけは大きく分けて3つある。3つもあんのかい。



まず最初のきっかけは「白石麻衣」である。

ある日、テレビで初めて白石麻衣を見かけて「なんだこのとんでもない美人は」と衝撃を受けたのを覚えている。
そのあまりの美貌っぷりに最初は女優さんだと思ったが、彼女が「乃木坂46」のメンバーだと知り驚いた。

当時の僕にとってアイドルといえば、茶髪でミニスカートでキャピキャピしているというイメージだった。いわゆるAKBみたいなイメージだ。

ところが白石麻衣が醸し出す雰囲気はそれとは全く違った。
黒髪で長髪。
キャピキャピした感じは無く、とにかく清楚で可憐でどこか儚げだった。

今にしてみれば、この清楚で可憐なイメージが乃木坂が乃木坂たる所以なのだが、とにかく当時の僕にとっては白石麻衣の美しさは衝撃的だった。



ということで、いとも簡単に僕は白石麻衣のファンになった。



「いやお前簡単にファンなってるやん」とお思いかもしれないが、ここで断っておきたいのは、この時点で僕は乃木坂46というグループそのものには一切興味がなかった。

僕が好きなのはあくまで「白石麻衣」
彼女の所属する「乃木坂46」というアイドル自体に興味はなかった。

実際、篠山紀信が撮影して大ヒットした白石麻衣の写真集『清純な大人』が欲しい!となったとき、「いや俺がアイドルの写真集買うなんて・・・」と躊躇したのを覚えている。

そのぐらい僕にはまだ「アイドル」というものに抵抗感があったのだ。






ちなみに写真集は買った。



そんな折、
僕に2つ目のきっかけを与えたのは「乃木坂ファンの友人」だった。

「今度ライブでそっちに行くから会おうよ」

と、当時福岡に住んでいた僕に地元の友人から連絡がきたのだ。
彼というのが根っからの乃木坂ファンで、ライブにも何度も参加しているガチアイドルオタク。
久しぶりの連絡だったのだが、なんでも「ヤフオクドームで乃木坂46のライブがあるからついでに会おうよ」ということだった。


あー、乃木坂ね。あの白石麻衣の。


てか友人、白石麻衣を生で見れるのか。それはちょっと羨ましいな。


そんなことを思いながら僕は友人の誘いを承諾し、せっかくだからライブ会場にも付いていくことにした。


ライブ当日。
会場に着いた僕はあまりの人の多さに驚愕した。
そして会場ですれ違う人々と、僕の中のアイドルファン像とのギャップにも驚いた。

僕の中のアイドルファンのイメージといえば、チェック柄のシャツを着た小太りのおっさんが「◯◯たん萌え〜」と言っている感じだった(今にしてみればそれ何年前のオタクだよとつっこみたくなる)

ところがすれ違う人すれ違う人、みんなその辺にいそうな兄ちゃんばかり。
中には今時のオサレ大学生もいるし、なんなら女子もたくさんいる。


乃木坂のファンって普通の人ばっかだな、と思ったのを覚えている。


イメージとのギャップに驚きながら、僕は乃木坂ファンの友人と一緒にグッズ販売の列に並んだ。

その列に並んでいる間、彼は僕に乃木坂46について色々なことを教えてくれた。



”乃木坂46は今までのアイドルとは違うんだよ”



”白石麻衣はアイドルとしてパーフェクト”



”乃木坂工事中はマジで観たほうがいいよ”




並んでいる間に友人から「乃木坂愛」を存分に語られ、グッズを購入できるくらい列が進んだ頃には僕は乃木坂46に興味を持ち始めていた。

最終的には、



いやこいつマジで今から白石麻衣を生で見られるの羨ましいな



と若干うらめしい気持ちになるぐらいまでには興味を持っていた。



ということで最後のきっかけは、
その友人から教えてもらった「乃木坂工事中」である。

言わずもがな乃木坂工事中は乃木坂46の冠番組だが、この乃木中のせいで僕は完膚無きまでに乃木坂46にどハマりしてしまった。

僕は昔からテレビっ子で、人よりもバラエティ番組を観てきた自負がある。
「めちゃイケ」や「ガキの使い」「しゃべくり007」などのザ・お笑い番組で育ってきた僕が、たかがアイドル番組にハマるわけがないと思っていた。


ところが、
気がつくと僕は夜な夜な乃木坂工事中のバックナンバーをYouTubeで漁っていた。どハマりしたのである


この女の子たち、こんな可愛い顔でしっかりバラエティをやっている。
顔面パイも被るし、落とし穴にも落ちる。こんな可愛い子達がである。
そして全員が全員しっかりキャラが立っていて、面白い。


凄い。素直に感心したのを覚えている。


アイドルってここまで全力なのか。
ここまで全力なら、応援したくなる気持ちも分かるな。

僕は初めてアイドルを応援する人たちの気持ちが分かった気がした。



そこから乃木坂46の沼にどっぷりと浸かるまで、そう時間はかからなかった。

もともとハマったらとことんハマる性格なので、
CDで楽曲を聞きまくり、番組を観まくり、雑誌を買いまくった。



「アイドルなんてちょっと・・・」と思っていた自分など遠い銀河の遥か彼方へと消え去っていた。



約半年後、例の乃木坂好きの友人と再会した頃には「まあ、最近の高山一実の外番組での活躍には感心させられるね」などと玄人みたいなことを言えるぐらいには成長したのであった。




おわりに

結局僕がこの記事で何を言いたかったのかというと、


「乃木坂46すごいよ!みんなも好きになりなよ!」


ということではない。
別にロックが好きならそれでいいし、一生硬派なロックンロールを聞き続ける人生も悪くない。


僕が言いたいのは、



アイドルを応援するって意外と楽しいよ



ってことである。

世の中には「アイドル」というだけでバカにしたり嫌悪感を持ったりする人がいると思う。気持ちは分かる。かつての僕がそうだったのだから。




ただその嫌悪感のフィルター、いったん取っ払ってみない?




ってことである。

アイドルにだって良い曲があるし、歌詞にジーンとさせられることだってある。


「アイドル?だって口パクじゃん」


って思っていた僕が今やアイドルの曲で泣くのである。自分でも驚きだ。


アイドルファンになる楽しみはそれだけじゃない。

もし好きなメンバー(いわゆる推しメン)ができたなら、その子が出ている番組を観るだけでも楽しいし。

メンバーが雑誌のインタビュー記事で今回の新曲についての考えを読むだけで感心させられるし楽しい。

もちろんライブだって最高だ。



このように整理してみると、
アイドルファンもロックファンもやっていることはそう違いが無いことに気がつく(ちなみに僕はビーチボーイズではブライアンウィルソン推しです)



そう。嫌悪感のフィルターの先にはとても楽しい世界があるのである。



もし「アイドル」という言葉だけに抵抗感を感じて尻込みしている人がいるならば、その先入観をとりあえず取っ払ってみることを強くオススメしたい。



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僕はこのザマだ。



文中に登場した僕のブログでは、坂道ファンにとって「有益な情報」を提供していっていますが、このnoteではアイドルに対する僕のより個人的な「感想」や「考察」を書いていく予定です。


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それでは。

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