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形に残そう〜記憶の写真を撮ってみよう2

<露出を決める3要素>

前の記事で書きました露出の3要素「シャッタースピード」「絞り」「ISO(感度)」について簡単に説明します。

<シャッタースピード>

シャッタースピードとはデジタルカメラで言えば、センサーにレンズを通して光にさらされる時間を言います。時間そのものは、1/125や1/500、1/1000などの分数で表示されます。星空や暗いところで撮るときは1秒より長い2”、30”と表示されることもあります。
被写体に合わせてシャッタースピードを決めることになります。参考までに私が目安にしているシャッタースピードを書いておきます。

・寝ている猫や雑貨や花などの静物 → 1/100ぐらい
・ゆっくり動く猫ちゃん →  1/250〜1/500
・走ってくる猫や犬など動物 → 1/500〜1/1000
・飛行機や噴水の水を止めて撮りたいなど → 1/1000〜1/8000

猫の動きを見て動きにあったシャッタースピードを見つけましょう。

<絞りを変えてみる>

絞りとは、人間や猫の眼の瞳孔のようなもので、暗いときには瞳孔が大きくなり、明るいとき小さくなります。これはボディー側ではなく、レンズの中にある絞り羽根で大きさが調整されます。絞り「A=aperture=瞳孔」は、F 1.4、F2.8、F4、F5.6などの数字で表示されます。数字が小さいほど光が多く入り、大きいほど同じ時間で入る光が小さくなります。小さい数字にするのを絞りを開ける、大きい数字にするのを絞るなどとも言います。

このF値は、Focus=焦点のことです。数字が小さいと多くの光が入ってきますが、焦点のあう範囲が狭くなります。一方で、数字が大きくなると入ってくる光は少なくなりますが、焦点があって見える距離は深くなります。

猫撮影で言えば、例えば、ニャンが窓の外を見ている情景、猫の周りの風景もぼかさずに撮りたければ、被写体とカメラの距離も影響しますが、ある程度絞るF5.6にしたりF6.3などで撮ってみましょう。猫が見ている先を入れずに猫の横がをの瞳に焦点を当てたいと思えば、レンズで一番明るくできる数字で撮ってみましょう。貴方がどのような思いを表現したいかによって変わってきます。

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<ISO感度って何?>

ISO自体は国際標準化機構(International Organization for Standardization)の略です。ISOの後の数字が感度を表していて、ISO100とかISO1600などと表示され重要です。現在はデジタルカメラを使う人が多いので、1枚1枚ISO感度を変更して撮影することもできますが、フィルムの時は1本は同じISOでしか撮影できませんでした。

数字が少ないとセンサーに同じ量の光をためるのに時間がかかり、数字が大きいと短い時間でできますが、仕上がりはさらざらになります。ISO100から400が綺麗な仕上がりになりますが、撮影する状況と被写体で決めていきましょう。

例えば、晴天の屋外は、十分ISO100で撮影できますが、光の少ない室内や夜景は撮れません。また、明るさがたりていても動きの早い被写体、追っかけっこして居る猫を撮りたい場合は、シャッタースピードを速くするために、ISO感度を上げないと撮れない場合があります。ISO100~6400で撮影できると良いと思います。

「シャッタースピード」「絞り」「ISO」の関係は次の記事で紹介いたします
そして「WB(ホワイトバランス)」の紹介もします。。

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