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日記 アクティブ
最近気が付いたことがある。
気付きたくなかったことだ。
こういうのは出勤中の信号待ちでぽんと気付いたりする。
転職して1ヶ月弱。
私の会社では新入社員をサポートしますみたいな制度があって、
課長と私含めた中途2人と人事部の人の合計4人で面談する機会があった。
自己紹介から始まり会社のビジョンとかを聞かされるものだった。
自己紹介で趣味の話になり、私は自分の趣味を話す前に、課長に「〇〇さんはけっこうアクティブだよね」と言われた。
あまり頭を使ってなかったので、その時は適当な笑顔で「はぁ、、、」とかなんとか言って流していたが、後々になって「なんで私がアクティブ?????」と、考えれば考えるほど腑に落ちない。
私はアクティブでもなんでもない。土曜の今日だって家から一歩も出ず電気もつけず携帯からおよそ10センチほどの近さでこの文章を打っているのだ。私は正真正銘のインドアかつ根暗である。
問題は、自分がアクティブそうに「見えている」ことである。
そして私は自分の問題の全てが、この課長の一言に集約されていたことに気がついた。
入社してたかだか1ヶ月。
課長が私のことを「アクティブ」と捉えるならば、そう判断するヒントは必ずこの1ヶ月の中にある。
私はこの1ヶ月を、主に会社の中にいる私を、振り返ってみた。
そして確かにそれは「アクティブ」そうな人だった。
会社は私服オッケーだが、私は普段からあんまり社会に向いた服は着ないので、まともに着る服もなくいわゆるOLっぽい服で出社している。課長にこの前「そんなにちゃんとした服着てこなくても大丈夫だよ」と言われてなんとなく恥ずかしくなったほどである。
OLっぽい服がアクティブとは言わないけど、なんとなく自立した女性みたいな印象を与えるんだろう。自立した女性はきっと意志が強くて自分の意見をちゃんと言う。そう言う人はきっとアクティブと捉えられやすい。
あと、これは私のチームの問題みたいなところもあるけど、私はよく笑うほうだ。しかも、何もポジティブな意味の「よく笑う」ではなく、どうすればいいか分からないから笑う、つまり笑って誤魔化すタイプの「よく笑う」ほうなのだ。高校生の頃に部活の顧問に「お前はすぐ笑って誤魔化す」と言われたことがあるのを思い出した。
どうやって返せばいいかわからない時にとりあえず笑う。まぁみんなよくあることだと思うが、愛想笑いとバレるのがめんどくさいから、ちゃんと顔と声を稼働させて笑っているのだ。言ってしまえば確信犯だ。
そして、私のチームはとにかく静かで笑わないような人が多い。そのため私が少しでも笑うと私の笑い声がオフィスに響くのだ。決して私がデカい声で笑っているわけではない。普通だ。私の笑っている顔自体もこのチームじゃだいぶ浮いているだろう。
「君みたいな若くて活力のある子が欲しかったんだよ〜だってほら見てよ、みんなザ・みたいな人たちでしょ?」みたいなことを入社した次の日に言われた。
なるほど確かにこのチームにいると何となく心が休まる。言わなかったけどそう思った。
同時に「私もどっちかと言うとそっち派ですけど大丈夫ですか?」と声には出さないけど思った。
少し違う話になるがどうして世間では活発な方が何となく良しとされているのか。この時代そういうことを声に出す人はいないと思うが、その考え方は絶対に今も根底にある。
なんで私は自分が根暗でインドアであることを表立って表現できないんだろう。
自分自身をちゃんと表せているだけ、このチームの人たちは自分に正直で大切なことを理解しているように思う。
見なり、仕草、表情、声のトーンなどは、普通その人がどのように社会で振る舞っていきたいかを表すものだ。
普通というか、人と人が関係を築く時、そういう情報でしか相手を判断できないから、相手がそう振る舞うなら受け取った側はそれに応じて対応するしかないのだ。
だから全ては根暗でインドア感を出せていない私に原因があるのだ。
いっそのことおでこに 根 暗 とでも書いて出勤してやろうか。
でもそんなことができるのは陽キャなのだ。結局のところ。
あぁ、また自意識過剰で自分大好き日記が出来上がってしまった、、、、。