笹本猫吉の業務に於ける基本理念。
よくその考え方などを演出に組み込んだりする表現手法に、
「アナモルフォーシス」というのがあります。
これは、
「床面に、不可思議な模様が描かれていて、それだけを観ても何であるかは分からないけれども、その絵の上に
円柱などの形をした鏡の筒を乗せると、鏡面に沿って明白な画像が現れる」という手法をいいます。
例えば、
「床面」を、「世の中のできごと」や「表現したいテーマ」」「紹介案内したいもの」などに置き換え、
「鏡筒」を、「それを解明するモノ」というヒントとして捉える」というように置き換えることで、
「一見したり」、「一回聞いたり」だけではわかりにくい事柄を、
「誰にでも、わかりやすいように紹介解説」したい場合などに適した演出を施すことができます。
具体的に言えば、
「床面=がん」、「鏡筒=CTやMRIやRET」などに置き換えることで、「医療技術の解説」を、「医療関係者では」ない方々にも分かりやすくご案内するというような演出を展開をというように展開構築しています。
私たちの仕事も、「歪んだ世界を映して、正しい形、真実の姿を伝えるこの鏡」であるべきと思ってもいます。
「一般の多くの人には、分かりにくかったり見えにくかったりするもの(=床面)」の中に、「真実(=鏡面)」があることを常に思い考え構築しお伝えして行ければ幸いです。