退職の理由は最低賃金の引き上げ
パート勤めの友人が9月末に退職した。
理由は最低賃金が引き上げられたから。
これまで友人は、1日実働5時間 × 週4日で働いていた。
東京都の最低賃金1,072円だと、賃金合計は月額88,000円に満たないので社会保険に加入せずに配偶者の扶養内だった。
しかし10月から最低賃金が1,113円となり、これまでと同様に働くと賃金は月額88,000円を越え、社会保険加入条件を満たす。
時給がアップした分、給与は3,000円ほど上がるが、支払う社会保険料は2万円弱発生するので手取り額が減る。
配偶者扶養控除がなくなり、配偶者の手取りも変わる。
それが退職理由だった。
周囲で配偶者のいる女知人はかなりの割合で扶養で働いている。
「ほどほどに働きたい」を満たしてくれる制度だから。
シングル女性からすると羨ましい限り。
子育てしていなくても夫がいなくても、自分の心や体に合わせて「ほどほどに働きたい」んだよな。
将来、女友達と同窓会があったら年金3号さんとシングル女性の年金格差に愕然とするんだろうな。
離婚後にパート勤めを始めた知人が、同僚に年金3号さんが多く、彼女らのゆとりに憧れて婚活を始めた。
グッドラック。