[2022] 駅弁と車内販売で旅情を感じた日 (北海道)
2020年に北海道を周遊パスで一周旅行。
網走駅から列車に乗った時に食べた駅弁と旅情を感じた話です。
この旅行は後々、別で書こうと思いますがひとつまみの話として。
網走監獄での観光が終わった後、12時台の特急大雪に乗り旭川へ。
監獄食堂でご飯は食べたものの、駅構内にあった駅弁屋のお弁当があまりにも美味しそうだったのでつい購入。
当時は何も知らなかったのですが、製造元はモリヤ商店。
昭和14年の発売から変わらぬ味を届けている看板駅弁の「かにめし」などを作っているとのこと。
地元の方も買いにくるお弁当だそうで、
「これはまた、鉄道で来たときに食べないと」と思いました。
駅弁を楽しんでいると、北見のあたりで車内放送がかかり、「こんにちは、‥JR石北本線‥ 今からこのあたりの地域の名産品を販売します」との放送が。(うろ覚えなので大体こんな感じです。)
調べてみると、
平成28年にJR北海道から「単独では維持することが困難な線区」と発表されており、オホーツクと札幌・旭川をつなぐ重要な路線の存続が危惧されているそうです。
そのJR石北本線の存続のために「JR石北本線応援団」による鉄路の維持・存続の取り組みを行なっていることを知りました。
そのJR石北線の応援のための車内販売のようでした。
このような特急列車での観光案内の放送はほぼ初めての経験だったため、新鮮さと旅情を感じさせ、ワクワクした思い出があります。(いつも車内では景色をぼーっと眺めているだけなので。)
応援団の方が一人一人に紙を配り、車内販売の声がけを行なっておりました。
乗る列車や、日にちによっても販売されるものが変わるそうです。
旅行中で色々買えなかったので、すぐ食べられる飴と荷物にならないステッカーを購入しました。
北見ー遠軽の区間での販売だったと思いますが、鉄道オタクではない自分でも「鉄道旅行って楽しいな」と改めて感じるひとときでした。
追記:今年も12月から特急列車での車内販売が行われるそうです。
※2024年11月27日の情報です。
こういう取り組みは旅行者は嬉しいことでしょうし、地域の方にとっても地元の物をPRできる良い取り組みだなと感じました。