VTuber準備中!#2 いざ、自分をSNSへ拡散だ!って・・それダメなこと、商用利用と二次利用について(特にVライバーさん)
このトップ画像めっちゃきれいですね。早くうちの子にもこんなきれいな絵がかけるようになってほs・・・こほん!
(この記事は全文7400文字程度です。お急ぎの方は目次から中身チェックして読んでね。)
今回もこれから活動準備に入る方、すでに活動中の方全ての方に読んでほしい記事に仕上げました。あ、デザインスキルのある人は要らない記事かもしれません・・。商用利用、二次利用についても書き添えました。
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VtuberさんやVライバーのポストはとってもその画像どう作成するか、依頼するの?配布素材を使うの?自分で作るの?という話をしていきたいと思います。注意点やツール紹介も書いたので最後まで読んでいただけると嬉しいです。では目次です。
どんな画像が必要なのか
立ち絵だけあってもダメです
さてVtuber準備中の主な活動のうち「おはようVtuber」「おやすみVtuber」、見たことない人はいないと思います。
立ち絵があるから楽勝やで!ではありません。基本的に透過した立ち絵もしくは1色背景のSNSへの直貼りはタブーなので何らか作成した画像にしなければいけません。(後に詳細書きます。)
そのほかにもX(旧Twitter)のポストをするときは画像付きにすべしといわれているほどで毎日のポストの中で膨大な画像が必要になってきます。
特にVライバーさんの場合動く素材ではないことの方が多い(特にIRIAM)ので動画つくって投稿ぽおおんができないため制作に追われていると思います。
私もVライバー時代はそうでした。
準備段階は特に立ち絵公開ポストに始まり準備中ツイートで配信なしに自分の姿を多くの人に見てもらわなければなりません。
さらに配信が始まる前に配信後の準備もしておくことが無難です。
では具体的に書いていきましょう
通常時ポスト(一言日記的な)
立ち絵チャレンジ
立ち絵公開
おはようVtuber、Vライバー
おやすみVtuber、Vライバー
ボイス公開
Xサムネイル、ヘッダ
配信プラットホーム設定各種画像
配信サムネイル
(IRIAMは特に)返礼品関連画像
配信スケジュール
(IRIAMは特に)配信リザルト系
配信用オーバーレイ(youtube)
イベント告知用画像(IRIAM等)
下四つに関しては初配信が近くなると告知で必要になってきます。
一週間の配信スケジュールを立てて告知していくことが重要です。
またでIRIAMではデビュー後のイベントスケジュールが分かっているので先駆けでイベント告知をしていくことも必要です。
デビュー後は思ったよりも時間がありません。先々の準備がサムネイル、ヘッダ、告知用様々なものが必要です。
告知通りに配信スケジュールを守れるかどうか、というより守れる配信スケジュールを立てましょう。
自分で1から作成は無理・・・な場合
あ、正直自作が無理じゃなくても素材はたまにお借りした方がいいです。
その理由は作者さんの宣伝力と同じ作者さんや同じ素材を使った人のおかげのインプレッション数です。
1.依頼するメリット
綺麗に仕上がる
オーダーできるので自分の好みが100反映される
映えまくり
他の人との差分ができる
絶対にかぶらない
作者が宣伝してくれることが多い
インプレッションが上がる 等
2.配布品を素材として使うメリット
素材の使い方は後に書きます。
すぐ見たい場合は目次から飛んでください。
素材配布はかなりの量があるので気に入ったものが探せる
作者様のポストへRPして使用報告することが多いので目に触れやすく宣伝効果がある。作者も利用者もウィンウィンすぎてありがたい。
つまりインプレッションが上がる
季節やイベントに合わせて作ってくれていることが多いのでなうな素材を使える 等
3.依頼品を使用するデメリット(かなり少ない)
もうこれに尽きます!
お金がかかるっっ!!!!!!!!!!!!!
4.配布品を素材として使うデメリット(かなり少ない)
人気な作者さんの素材だとタイムラインに同じ画像だらけになってあまり目立たない。
実際に私は目が悪いので自分のポストだと気付かずにいいねを自分で間違えてしたことがありますw「あ、よく見たらじぶんやん」ってなります。
5.依頼したものを使用する注意点
ルールがある場合が多いのでしっかり読んでわからないことは確認すること。
特に二次利用、商用利用については確実に確認しましょう。
依頼の場合、依頼時と納品時に明示されることが多いと思います。
立ち絵などの場合透過素材のままのSNS直貼り禁止や、事務所提供の場合は一色背景の使用も禁止の場合があると思います。
一枚絵の場合は元の画像から大きな加工変形切り出しが禁止だったりすることが多いです。
意味が分からない場合は必ず確認しましょう。
6.配布品を素材として使う注意事項
配布品を推奨するからには配布品に関するルールについても書いておきたいと思います。今後長らく活動していくためには絶対に知らなければならないことです。
まずは、必ずそれぞれの作者の制作物ごとのルールは読みましょう。
どうやらXを見ているとそもそも読んでいるのか、理解が難しいのか・・・という内容のポストを見かけます。度々素材配布主様があちこちでブチ切れております。
また依頼品であってもルールがあること、またその制作物に対する権利の取り決めがあります。
二次利用と商用利用についてはVtuberから始めて配信活動を始めた方やVライバー初心者の方、またはあまり権利に関する知識のない方にわかりやすいように次の記事で書きます。
知らなかったでは済まされることではない法律に守られた権利なので最低限していいことと悪いことの基準を理解しましょう。
また配布されているものが「つかっちゃまずそうか」判断して使いましょう。
・作者ではない別の方の著作権が含まれそうなもの
(二次創作が許可されていないまたは基準外のアニメのセリフ、歌詞、キャラが入っている、)
・配信プラットフォームで禁止されている画像のトレスや素材が含まれている
(看破は難しいかもしれないです・・・ちなみにREALITYとIRIAMではある程度基準でてます)
7.配布品を素材として使う方法
当然ですが「あなたが使うためだけに」依頼して作っていただいた場合と違いそのままでは使えないので、自分の立ち絵と合成する必要があります。
素材と立ち絵を重ねる作業が必要です。
おすすめサイト&ツール
親切にやり方載せてくれてる人いるから検索して見てみて下さい。
今回は使い方は載せません。私がちゃんと使ったことがあるのはこの中で太字の二個だけです。
アイビスペイント
合成スタジオ
PhotoDirector
designAC
Canva
・・・他
自分で作ってみたい人
デザインツール初心者には本当にCanvaがおすすめ
本当に初めてのデザインでサクッと好きな感じにいい感じに作ってみたい。
そんな人におすすめです。
また不慣れでも一生懸命に作ったものは喜ばれることも多いですし、なんなら何度も作っていく中で上達すればその成長をリスナーとしても喜ばしいことなのです。
なので見た目がいいだけが良しとされるわけではありませんし個性もでます。
一生懸命にやる、これはとても良いことです。
あまりにあちこちで推しすぎなので逆になんかほんとにいいの?みたいな気持ちはわからなくないですが普通にいいです。
既にCanvaは利用開始してから10年、有料会員になってから5年経っています。
配信とは無関係のお仕事でもこれ一つで済ませていますし配信関連のデザインもこれと固有の素材だけ配布や購入素材を追加して済ませていました。
Canvaについては別の記事かマガジン作ってがっつり紹介します。
待っててね~!
で?商用利用、二次利用ってなんだ?
という方はいませんか?
言葉は知っていたけど活動を始めてから初めて認識したという声をよく聞きます。タイトルに特にライバーさんといれたのは背景があります。
自分がIRIAMやREALITYライバーだった頃、周りのライバーさんが子供なのか社会人権経験がないのか、常識がないのかわからないですが、こういった権利関連以外のこともとにかく常識的なことを(PC関連や一般的なソフトウェアの利用方法など)知らないことが多すぎると感じました。
そして歌枠に関してもカラオケ室から配信していたり、BGMもオケではなく本家音源を流しまくっていたり、X(当時のTwitter)ではカラオケ画面の録画をポストしたりと・・・。
無法地帯。多分大々的な配信活動を始めるにあたってやっていいことと悪いことがあることも知らず疑問も持たずにデビューしたんだろうな、と思っていました。
もちろん事務所によっては適切な教育をしているところもある様ですが・・・・。
さてこの話は法的にいいのか悪いのか、というよりもその作者の判断でありルールであって、トラブルになった時に法的なお話がでてきちゃうかもしれないし知らないとかは逆に知らないですよ、という内容になります。
先行して書きますが、著作権の侵害の訴えは著作者または著作管理者のみが行うものであって、外野が「それが著作権の侵害かどうか」を決めたり騒いだり訴えたりすることではないことは理解の程お願いします。
トラブルにならないための最低限知っておく必要がある内容を猫でもわかるように書いておきたいと思います。
主旨はトラブルになることを避けるために理解することです。
ではいくつか分かりやすい例を出していきます。
いくつ正解できるかな?①無償イラスト企画
まずは全問外れでもOK!これから知っていきましょう。
SNSで無償イラスト企画で当選したSDイラストが納品された。
募集時にはX利用可能と書いてあった。
商用利用、二次利用は不可で商用利用の為の商用権は販売されていたがせっかく無料なので買わなかった。
Q1 配信サムネイルやヘッダに使用は可能か
Q2 返礼品の利用に使用可能か
Q3 グッツ制作に使用可能か
正解は・・・
X用にと思って納品している可能性しかないので厳密にいえば全部不可にできます。ただ許容範囲は絵師様、デザイナー様によります。
どこまでがいいかは明確にすることで自由度が高い、だからこそ難しいんですよね。
では説明です。
SNSと配信アプリで使用することは話が全然違います。
通常デザインについて、Vtuber、Vライバー界隈では一言で説明すると
二次利用とは作成時点の目的以外にそのデザインを使用すること。商用利用は利益を得る可能性のある行為、利益に誘導する導線になる行為です。
商用利用は著作権(商用権)を買えば作者のルールの範囲で利用可能になります。
冒頭に書いたように許容範囲は絵師様、デザイナー様によりますが
Q3に関してはこれが許容範囲になるデザイナー様はおそらく、はなから商用権を別途売らないと思うのでだめだと思われます。
補足ですが
Q1に関して配信に来なかったとしても、誰も投げ銭をしなかったとしても配信自体が商用に該当する行為であり、サムネイルにイラストを使うことで二次利用になりますし、サムネイルは配信に引き込む導線であり宣伝効果になります。
当然ですが、なにかトラブルになった場合配信することで利益を得ようとしていない、または得た投げ銭が購入したデザイン料の方が高いなどの言い分は全く通りません。
Q2に関しては商用というか、投げ銭の金額でもらえるから投げるという意図も含まれるので明確な商用利用です。の前に、これも二次利用です。
商用利用に関してはわざわざ商品として販売しているかどうかの基準ではありません。
いくつ正解できるかな?②有償依頼
有償で背景付き一枚絵のイラストを依頼し納品された。
商用利用、二次利用可能、再配布や過度な加工禁止と指示されていた。
加工は禁止の為、キャラクターの絵柄が好みだったのでトレス(線画をなぞりまるまる使用すること)して別の表情や服違いで作成した。
Q1 作成したものを許可なく利用できるか
Q2 髪型や色を変えて第三者へプレゼントできるか
Q3 元の画像のままアクリル製品の販売は可能か
正解は・・・
Q3は絶対に大丈夫です。
二次利用が許可されており他の用途に使用することを許諾していてかつイラストに対し商用利用も許可された著作権を買い取った状態の為です。
では説明です。
Q1に関してですがトレスして線画をまるパクリしても絵の出来は違うのは間違えないとは思うのですが、真似をして描くのとトレスするのは心象が違います。(ちなみに著作権の話で言えば同じで、ある程度コピーして書けばあとは著作者の判断次第で違反です。)
また表情だけイラストツールで描きかえたとしても過度な加工に十分該当する可能性があります。
表情差分などを別途書いてくれる、というよりも差分を別料金で販売している可能性が高いのでいい顔はされないか禁止される確率が高いです。
絵師様デザイナー様へ必ず確認しましょう。
Q2に関してですがこれは論外です。
真似て書いたのかトレスしたのかは確実に判断できるわけではないですが、プレゼントされた方はそのイラストの著作はあなたであると認識するわけですからそのままSNSにあげられようものならトラブルの原因になりかねません。
有名デザイナーや絵師様の中にはトレスで二次創作やパロディーを作ることを許可していたりすることもありますがそういった許可があるかは重要です。
いくつ正解できるかな?③配布素材
サムネイル用無償配布の「指ハート(手でハートを作っている素材)」の素材を使ってサムネイルやSNSに使用する画像を作ることにした。
返礼品利用可能、二次利用可能、再配布禁止。
利用時はX(Twitter)のフォロー自由、作者メンションまたはRP(リポスト)必須、使用報告お願いします、とのこと。
Q1 DLしたがどこで入手したかわからなくなりそのまま利用した。
Q2 同じような素材を探しているライバー友達に素材をあげた
Q3 Xのフォローをした上で作者の該当の素材配布ポストをRPし報告。素材を利用して返礼品のヘッダとアイコンリングの作成を行った
Q4 素材を利用しておはV画像を作成し配布した
正解は・・・
Q3は大正解です。素材屋さんも喜んでいただいてることでしょう。
返礼品利用可能で二次利用可能なのであればもちろん可能になります。
では説明です。
Q1はたくさん素材のDLをしていくと何が何だかわからなくなると思います。
素材の置き場によってはDLするときにコメントをすることができ素材の利用報告がその場でできるものもありますし、状況次第なこともあると思いますが、どうしても素材の出元が分からなくなり報告が要るのか要らないのかさえ分からない場合、ちょっと面倒ではありつつも簡単に探す方法はあります。
Google画像検索です!!!!!
Googleの画像検索であればそのデータがどこに掲載されているか一覧で教えてくれます。ただ使用報告が多いものだとそのポストなども一緒に出てくるので発信元をちゃんとたどりましょう。使用報告のポストでもその中におそらく出元が書かれているはずです。
せっかく素材を無償提供していただいているのでルールはまず読んで、しっかり守りましょう!
Q2についてですがこれは、データをあげたことになるので厳密にいえばだめですがバレようはないです。教えてあげたい場合はリンクを送ってあげましょう。
これは権利うんぬんという前に、アクセスとしてその知人ライバーが新規にそのリンクを踏むことはデザイナー様にとって大切なことです。
例えば自分の配信を誰かが録音したり録画して誰かに撒いたり公開して毎回そこからみんなが見ていたら(んなことあるわけはないんだけど)、いやいやそこから見ないで配信にきなさいな、、、オイオイってなると思うんですよね。
いくら建前として一人でも多くの人に聴いてもらえたら・・・なんていっても配信に直接来てギフトなりなんなりで応援されたいのが本音ですよね?
Q4については基本的に再配布に該当する判断が多いと思います。
利用において無償であるだけで著作権は全く動いていません。
無償と無償で権利ごともらうのとは別の話です。無償だからといってその素材の著作権がないわけではないのです。
返礼品以外の例えばYTの動画作成に使用した場合も厳しい場合は再配布にみなされることがあるそうです。
ルールはしっかり読み、可能不可能の範囲の把握をするとともに不安なことはトラブルになる前に必ず確認しましょう。
必ず購入時にちゃんとした取り決めをされている方が無難であることと、不安な使用方法についてはデザイナー様に確認しましょう。
稀ですが、ルールを破られたことで事務所ごと取引NG、素材使用NGにしたりするデザイナー様もいるようです。
まだ依頼の場合にデザイナーとして活動を始めたばかりの方もいらっしゃると思います。その場合はご自身が権利についてよくご存じなく説明やルールの設定が薄い場合があります。
後日トラブルにならないようにデザイナー様任せにしないことが大切です。
最後に
ここまで読んでも「軽い気持ちでVライバー始めて見たけどそんなめんどくさいことは知りたくないしわからん、配信ができればいいんだよね~」というチンパンジー以下な方は第三者の作った素材に一切手を出さないか、迷惑をかける前に今すぐ活動をやめましょう。
そういう人にはそれくらい言わないと多分伝わらない気がしてます。
周りの為でもあり自分の為です。
著作権とは別に著作人格権というものがあります。
これは作者から切り離すことのできない権利です。
例えば自分の立ち絵作者(ママ)は自分の子がトラブルになると迷惑が掛かる可能性もあります。
特にライバーは「スマホ一つで簡単に配信ができる」かもしれませんが頭に必要な知識や判断するための基準、心に関わる全ての人への配慮は絶対に必要です。
とにかく無駄なトラブルを起こさないためにデザイナー様も配信者側もしっかりと自衛とルールの理解をしていきましょう。
楽しい配信者生活はすぐそこまで来ています。
読者様のご武運を心よりお祈り申し上げます。
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