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助成金でTNRされた福岡県糸島市の団体様からのご報告

今回は福岡県糸島市の団体様からのご報告です

地域住民の方からの連絡にて発覚しました。
お庭に猫が沢山いて道で轢かれたりしている・・・と💦

現場に行き、お話を伺うと、ご近所から捨て猫や庭で産まれた仔猫を断れずもらってしまったために、繁殖してしまい、ここからご近所へ猫が溢れてどんどん各地で増えてしまっている様です。
最初に不妊去勢手術を施しておけばここのような事態にならないですんだのにとはご本人も言われていましたが・・・
もうここまで来たら手がつけられないからどうしたらよいか悩んでいる。
との事でした。

部外の方には慎重になられるため数ヶ月に渡り不妊去勢手術の必要性をお話しに訪問しました。
何とかしないといけないのはわかるがこれだけの数の費用が出せないとの事で、多方面にご協力いただき一斉に15匹の不妊去勢手術をすることになりました。
痩せている子や猫風邪をひいている子が多かったため、手術前に少しでも栄養をつけさせる為フード管理と術後の管理に気を配りました。
お薬投与や駆虫剤を滴下をし、状態が良いと判断したうえでリターンしました。
その後の猫の居場所作りとして猫ハウスを作り設置してあります。
今後、猫トイレを設置し、地域への啓発など今年中に活動予定です。

🐈庭や道路にたくさんの猫たち🐈
🐈これから不妊去勢手術です🐈
思うこと

福岡県でもひとたび都市部から離れると多数の繁殖地域があるようです。
糸島市は野良猫の不妊去勢手術の助成金が出てませんが比較的良心的な動物クリニックがありますが頭数が多数になれば私どもの助成金を使っても厳しい状況の気がします。
人口10万人で高齢者率が30.17パーセント、森林は45.5パーセントの地域性の中で申請者はTNR,地域住民ㇸの啓蒙などでもがんばっておられます。

「糸島市は世界で最も魅力的な小都市」として世界で3位にランクインされておりますし令和4年度ふるさ応援寄付金項目別の寄付額、総額は20億972万6742円であるので使途項目6の快適で住みよい街づくりに関する事業に多少でもTNR活動に助成金を振り分けていただけないかと思いました。
スイスのツェルマットを抑えた都市の評価に恥じない先進国なみの動物にも優しい事業を立ち上げていただきたいと思います。
他の自治体の市町村では行政枠・公益財団法人どうぶつ基金の野良猫の無料不妊手術や市の助成金併用など工夫を凝らした施策を打ち出しております。
ボランティアさんは現場で無料で働いてくれる貴重で大切な人的資源でもあります。
素晴らしい評価の糸島市の動物行政が頑張っておられるボランティアさんと住民のための支援施策の実施を期待したいと思いました。


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