Ventura County Animal Services
ベンチュラ郡動物サービスは各コミュニティに住む屋外の猫の過剰繁殖を減らすためTNRにより地域猫・野良猫はシミバレー非営利不妊・去勢手術クリニック,カマリロアニマルシェルター、ベンチュラ郡の動物愛護協会、マーシークルセードで受けられます。
VCASは、地域猫に不妊・去勢手術サービスを提供する4つの参加組織の1つです。
カリフォルニア州食糧農業局から資金提供を受け100匹の飼い主のいない地域猫に不妊去勢手術をしたり低所得のペット飼育者の場合も手術の資金提供もあります。Simi Valley Non-Profit Spay and Neuter Clinic と提携し、モバイルクリニックを通じて契約都市の住民に無料の不妊去勢手術サービスを提供しています。
ベンチュラ郡動物サービス財団はベンチュラ郡動物サービス(VCAS)の取り組みと使命を支援する非営利団体です。
TNR後に元いた場所にもどせない場合は代替えのプログラムもあります。
2014年、6か月以上のすべての犬猫に不妊去勢手術を義務づける条例が承認されました。
日本の現状はどうなっているのでしょうか?
動物の基本である繁殖制限・不妊去勢手術の現状を見ても予防措置でなく事後措置で持ち込まれた子猫の譲渡会がメインの愛護センターが相変わらず多いのはなぜでしょうか?人間の医療もしかりで予防措置が優先されるのは合理的な理由もあり最大の防御だからです。
釧路市の環境省釧路湿原野生保護センターの斎藤獣医師は列車事故の野生動物の轢死体に集まる鷲などが後続列車にひかれる事故が後を絶たないことから予防策として死体を見えないようにする袋で覆うことで餌と認識させない工夫をされこれを【環境治療】と呼ばれているとか、一脈通ずるとこがありませんか?
愛護センター業務についても地域格差があり自治体の長の理解度により左右される現実があります。そのなかで開業予定の新潟市動物愛護センター内の民間不妊手術専門病院は多頭崩壊等の社会問題にフォーカスし、時代の要請にこたえるためクラウドファンディングで2200名以上の賛同者の期待とともに多額の寄付を集める愛護センターもありやっと希望が見いだせました。
また各市町村の不妊去勢手術助成金は低価格のクリニックがない地域では有難く広範囲で利用できる利点がありますが、予算で左右されるリスクが無い愛護センター内での通年・無料で不妊去勢手術の実現が優先されるべき事ではないでしょうか。
各自治体によっては獣医師会との関係、民間団体、職員獣医師など内部状況は様々ですが愛護センター内には手術室、医療機器、処置室等あるので獣医師がトレーニングさえ積めば難しいことはなく実現できます。
地域猫・野良猫の不妊去勢手術の費用の問題は現場のボランティアを一番苦しめており、続発する多頭崩壊等の社会問題の解決を含め、TNRが進まない事は地域住民にとって不幸なことです。
また多数の苦情が役所にも寄せられ、よく耳にする”餌やるな”の常套文句等の禁止条例は簡単で刹那的で問題の原因から目を背けては本末転倒であり行政は果たして本当に住民の利益を考えているか疑問に思われます。
個の不妊去勢手術すらできないままで社会問題化している多頭崩壊にどう立ち向かいどの方向に向かおうとしているのでしょうか?
【行政は公共の目的の実現を目指すものです。】
動愛法の【共生、愛護】の法意からも動愛法37条の繁殖制限を同じ猫であり無主状態なだけである猫も同様繁殖制限義務、また無主である以上37条ノ二愛護センターの業務に繁殖制限の実施が加筆されれば全国津々浦々同様なサービスが受けられる根拠となり住民の満足度も上がり動物行政もやっと現状に追いつくのです。
【動物は繁殖することが基本で忘れてはならないのです】
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