見出し画像

ロサンゼルス視察旅行ーレポート其の5

Wallis Annenberg PetSpace

今回はアメリカ、カリフォルニア州のプラヤ・ビスタにある「Wallis Annenberg PetSpace」をご紹介致します。
この施設は大物慈善活動家であるウォリス・アネンバーグさんが「動物保護と教育を通して一匹でも多くの動物の命を救い、人とペットの絆を強くしたい」という思いから作られました。自らの基金から年間億単位の予算が投入されているため、一般の寄付は募っておりません。

建物はガラス張りで一棟すべてを使い広い空間をダイナミックに使っております。入口を入ると異空間に驚かされます。上を見上げると左手頭上から巨大な犬のオブジェが見降ろし来館者はまず呆気にとられます。

吹き抜けのような作りで右側の階段を上がるとミーティングをしてる学生たちがおり、そこを通り過ぎるとネコが数匹ずつ入った広いガラス張りの展示室があり、遊べる造作がいろいろ作られております。

左に目を向けると犬猫が個室に入っており、個々のドアの横に彼らの情報が得られるタッチパネルが設置されております。指一本で中の犬猫の情報が次々と出てきます、時代の最先端ですね。一階は子供向けの遊べるスペースで絵本などが置かれていました。その隣は犬ネコの紹介写真を撮る写真室、奥はクリニックと続きます。クリニックもとても充実しており、オペ室やトレーニング機器等が備えられております。

(タッチパネル)
(子ども用の絵本)
(クリニック)
(クリニック)

すぐ外には人工芝のドックランがあります。人工芝にすることで清潔が保たれるとのことでした。裏の入り口を入るとトレーニング室があり、糞を流せる特別な丸い小さなドレーンがあります。このおかげで臭気が全くせず、清潔感がありました。二階には広い来客室があり、その隣には多数の職員用の机が並べられていました。机にはたくさんのパソコンが並んでおり、その多さに驚きました。

(ドッグラン)

この施設では

①健康な若い犬猫を里親に出すこと
②もらわれた後のフォローもきっちりする
③もらわれやすい費用設定をして多数里親に出す
を心がけているとのことでした。

至りつくせりの環境と運営には驚かされました。

以下のリンクからホームページに移動できます。是非ご覧ください!
https://www.annenbergpetspace.org/about


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?