愛護センターからスペイクリニック姫路開院へ
野村先生の「スペイクリニック姫路」の開院おめでとうございます。何より苦労されているボランティアさんたち、犬猫たちはどれほど待ちわびたことでしょう。
素晴らしいスキルの持ち主の獣医さんでもあり、経歴を拝見したところ動物愛護センターに勤務されておられたんですね。確かにセンターに持ち込まれないように蛇口をしめないことには、むなしい事後処理に追われる今のセンターの仕事には限界があります。
持ち込まれる理由の大半が子猫であること、今でこそ野良犬、野良猫と言われても元はずさんな飼い主から生まれた犬猫で未不妊手術の結果なのです。
市中にいる野良猫の不妊去勢手術のみならず、飼い主への行政から助成金のサポートで不妊去勢手術を促進することにより、この両者がかみ合ってこそ繁殖制限の効果を上げるものと思われます。
最近センター勤務獣医師が辞めてスペイクリニックを開業するケースを見聞きするようになりました。
このまま続けば、職場ではさらに優秀な獣医師の離職もあり得これも時間の問題かと思われます。
愛護センターがますます空洞化すれば業務も限られ形骸化し、これから何の業務を動物愛護センターは目指していくのか原点に帰る必要があります。
職員獣医師がやむなく辞めて問題解決に動いている現状を見るにつけ、彼らのこの心情・問題意識を考えねばならないですね。
何よりも職員獣医師がスキルを磨き、野良猫の繁殖制限である避妊去勢手術の実施こそ喫緊の問題であり、今センターは大事な転換期を迎えているのではないでしょうか?
愛護センターと民間スペイクリニックも目指すところは同じであり補完・協働しながら同じ目的に進むことが重要と思います。
参考サイト:Spay Vets Japan Facebook