自己分析をしたい大学生による自分史番外編~夢をくれた私の推しについて~
このnoteに出会ってくれた貴方様こんにちは。そしてありがとうございます。ねこほんと申します。
2回目のnoteから少し日が空いてしまいました。その間私は見事自分がなんたるかを見つけ出し、すぐさま行動、社会貢献、次なる使命は悲願の世界平和達成…となるはずなどなく、相変わらず不毛な大学3年生の夏休みを送っている。
後期になると同学年はさらに就活ヒートアップを迎え、夏季インターンを経て成長し自分を見つけ出した者たちは早期選考へと歩みを進めていくのだろう。彼らよ、しばらく若者の社会貢献は任せた。
未だ自分がこのような自分だと明言できずにいる、本当に何者でもない私だが、進みたい方向だけは明確だ。何も早期選考スムーズの民に拍手喝采を送るモブポジだけで人生を終えるつもりはない。
私は、誰かの支えになるエンタメを届ける仕事がしたい。
そう思わせてくれた人がいる。人生の夢と目標を与えてくれた人がいる。
それが私の推しである。
自己分析のための自分史の番外編として、今回は私の推しについて綴っていきたい。キモオタお気持ち長文ツイート(「ポスト」とは言いたくないひねくれついったーらー)にならないようにだけは気を付ける。
私の推しはとある声優さんである。
(とりあえず名前は伏せておく。万が一にも家族友人フォロワーその他の誰かから身バレした際の恥ずかしさが計り知れないからだが、いつか名前を出したうえでこのお仕事が素敵なのだと思いっきり言ってみたい。)
出会いは中学1年生のとき。出会った瞬間は覚えておらず、当時放送していたアニメ作品を見て「〇〇さんの声だ!」と嬉しくなったのが最も古い記憶であるため、きっとどこかでその声を耳にしていつのまにか好きになっていたのだと思う。
それからというものの出演作を観て、ラジオを聴いて、ウィキペディアを読み込んで、youtubeで検索して、貯めたお小遣いやお年玉でアーティスト活動でのCDやグッズを集めて…。
初めて会えた瞬間のことは一生忘れられない。それは高校2年生の春のことだったが、ずっと応援してきた大好きな人が目の前にいて、笑っていた。
間違いなく人生最大の幸せだった。「大号泣」の先を行くくらい泣いた。
大学生になりそれまで忙しく過ごしていた部活から離れアルバイトを始めてからは現場に行くことが増え、次の現場次の現場と日常を乗り切るうちに早くも3年生となっていた。←NOW!
この人に出会わなかった自分の人生など想像できない。
だからこそ、たまにものすごく怖くなる。永遠がないことはわかってる。自分がいつまでも時間や心にある程度の余裕を持ちながら応援していけるとも限らない。今考えている職種に就いたら、二度とイベントに参加できなくなるかもしれないくらい仕事に追われることにもなる。
悲観的に物を見る私はイベントの後もしんどくなってしまう。楽しかったと笑顔で帰路につける人が羨ましい。終わってしまったのが受け止めきれなくて、楽しみにしてきたものを失って先が見えなくなって、すぐに会いたくて、いつも暗い部屋のベッドの上で泣きながら寝る。
また、自分が後方の席に着いてスマホを開くと「近い近い!(ぴえんの絵文字)」と呟いている同担さんを見たとき、ファンサされている同担さんを後ろから見たとき、芽生えが止まらない嫉妬の感情。独占欲へと変化しかけて気づく恐怖。劣等感。負の感情。
ずっと明るく楽しくできてはいない私のオタクライフ。
しかしこんなにめんどくさくうじうじと悩んでしまう私にも平等に与えてくれる彼のエンタメは、私の口角と気持ちをぐっと上に引っ張ってくれる。
ああやはりこの人のことが大好きだ!と全身で感じる。心が躍り出す。
いざ推しについて書こうとすると難しい。なるべく「好き」を言語化して伝えていきたいとは思いつつ、脳直で感じる「大好き!!!」(魂の叫び)に勝るものはないのではとも思う。
これまで思ったり、感じたりしてきたたくさんの「好き」がある。思い出がある。その中でもやはり私に夢と目標を与えてくれたことが大きい。
私がエンタメに関わる仕事がしたいと思ったのは、彼が届けてくれたエンタメに日々救われてきたからである。今度は私が誰かの心の支えになるエンタメを。明日を生きる糧になるように。
エンタメを届ける側と受け取る側では大きなギャップがあるのだと思う。スポットライトが当たらないところで苦心惨憺している大人たちがいるのだろう。それでも、エンタメにかける彼の思いを聴くと、魂を揺さぶられずにはいられない。覚悟を固めて飛び込みたい。届けたい。笑顔にしたい。
彼にはずっと健康で、笑顔でいてほしい。笑っていてくれさえすれば、私は自分に何があっても、頑張ろうと思える。彼に恥じない生き方をするために、自分がやるべきことを頑張っていかなければいけない。
(まずは無事に内定をもらって、卒業して、就職を…。)
夢と目標をくれた彼には、自分のエゴとはわかりながらも恩返しがしたい。
それは、夢を叶えて最高のエンタメを世に届けることだと思う。
いつか同じお仕事ができたなら。そんなふわふわとした大きなわたあめのような夢も抱きながら、今日も彼の声を聴いてにやける。