わが家の保活
2018~2020年の保活の実体験をもとに保活の流れやポイントを書いてみました。
わが家は妊娠中から保活を始め、
息子を満1歳で認可外に入園、
その後2歳児枠で認可に転園することになりました。
その間に認可保育園5園、認可外7園の
計12園を見学しました。
※諸注意※
あくまで個人の体験談です。
お住いの地域の保育園制度、各保育園の方針、
そしてご家庭の状況に合わせて本記事の情報を取捨選択してください。
1.保育園のリストアップ
・ 自治体のサイトで保育園入園要綱の確認、可能なら窓口で相談
・ 通園圏内の保育園を認可認可外とわずリストアップ
・ 家庭の状況に合わせて見学優先順位をつける
▼体験談
わが家は保活激戦区といわれる神奈川某エリアに住んでいました。(全国大体激戦区になっている気がしますが)
母子手帳をもらいに市役所に行った当時私は無職(子どもの預け先が見つかり次第また働きたい求職者)であったため、保育課に軽く相談したところ相談時のランク(無職・求職者)では認可入園は難しいため、一旦認可外に入れて就職してランクを上げ、認可外に一年以上通うことで加点をもらい認可へ転園、をすすめられました。
よって最初の年の保活は認可外を優先的に見学することにしました。
自治体のサイトに保育園の一覧があり、それを元に通園できる園を複数リストアップしました。
保育園の受入・空き状況も自治体のサイトで定期的にチェックをしていました。
2.保育園公式情報確認
保育園ごとの公式ホームページで情報を確認
(教育方針・一日の流れ・保育時間・見学など)
▼体験談
保育園によってはホームページ自体ない、最終更新が2年前で情報が古すぎる、なんてこともありました。
その場合は電話で問い合わせ、もしくは見学時に確認が必要です。
複数の保育園の情報を見ていくうちに自分の知りたい、気になるポイントが出てきたのでそれらをエクセルまたはスプレッドシードで整理していました。
3.問合せ・見学申し込み
保育園のホームページに見学会の実施について記載がある場合はその記載内容に従い見学を申込み
見学実施の記載がない場合は電話または問合せフォームにて問合せ
▼体験談
次年度4月入園にむけての保育園見学は大体5月末~11月に
二次申込の見学は1~2月、年度内入園の見学は3~4月以外の時期に随時行なわれていました。
私は電話が苦手なので「電話でお問い合わせください」と見ると気が重かったです。残念なことに保育園見学の大半は電話申込でした。。
そこで私は下記のような台本とメモを用意しました。
【台本】
「お忙しい所、失礼いたします。保育園見学について伺いたくお電話いたしました。ご担当者様お願いできますでしょうか?」
「令和○年度4月入園の○歳児枠での入園を希望しています。現在保育園見学は実施されてますでしょうか?」
※大体これらのことを話してる途中で園の方が保育園見学について案内してくれます。
【メモ】
・ 子どもの年齢(月齢)、生年月日、性別
・ 入園希望時期(令和〇年4月)
・ 特記事項(あれば)
電話をした時間は大体平日の13-14時または16-17時でした。
でもこの時間でよかったのかは正直私にはわかりません。
園によっては事務窓口があるので「日中なら何時でもお電話大丈夫ですよー」というところもあれば「何時以降にまた電話してもらえますか?」というのもあったので園によってさまざまです。
ホームページに電話問合せ時の指定があればそれに従って電話をします。
2020年はコロナ禍で保育園見学が延期や中止で1~2ヶ月おきに電話確認しても「見学実施は検討中です」「今は見学実施をしていません」と結局見学ができなかった園もありました。
4.見学事前準備
確認したい項目の洗い出し
▼体験談
確認したい項目をあらかじめ決めておくと夫婦どちらか片方が見学にいっても内容比較できるので効率的です。大体保育園を2~3園調べたり見学してくると、気になることろや重要だと思う項目が自分の中で定まってくると思います。
わが家の場合は●下記項目を確認しました。
●連絡手段(主にお休みする際の連絡手段)
電話のみの園が多かったですが、中にはアプリや前日までならメールも可という園もありました。
●保護者必須参加の行事や集まり
共働きで平日参加の行事や面談や保護者会の頻度が多いと大変なので確認しました。
子どもの保育園の親参加の行事や集まりがめんどくさく、こんなことなら他の園にすればよかった、なんて後悔を親戚から聞かされていたので
行事やイベントが好きなご夫婦や平日お休みを取るのが難しくないご家庭なら気にしなくて良いと思います。
2020年はコロナ禍で息子の通う保育園では保護者参加の行事は中止になりました。今後も保護者参加の行事の実施が見直される可能性は大いにありそうですね
●毎日の荷物
毎日の荷物は着替えとタオルだけ
オムツやエプロンなどは園側で用意してくれるとこもあればコップ、エプロン、水筒、お布団シーツ、などなどもご家庭側で用意が必要だったり、園によって様々です。
母乳・ミルクを卒業してないお子さんを預ける場合はそこをどうするのか要確認ポイントです。
●紙おむつor布おむつ
わが家は完全に紙おむつ派だった布おむつの保育園は日々の負担(着替えや洗濯など)が大きいと感じ、紙おむつで対応してくれる園を優先的に申し込みました。布おむつの保育園は少ないですが、見学してみて初めてその事実がわかる園もあったので見学ないし事前確認は大事だと思いました。
また園によっては使用済み紙おむつを処分してくれるところもあれば毎日持ち帰る園もありました。処分してくれる園は別途費用がかかったりかからなかったりです。
●抱っこ紐、ベビーカー預かり可否
預かってもらえない場合は一度で家に持って帰ることになり、往復時間を加味したら想定よりもっと早い時間に子どもを預けないと仕事に間に合わない?!ということになりかねないので確認しました。預かってくれる園が大半でした小さい保育園だと預かりスペースがないためベビーカーの預かりはお断りというところもありました。
車登園も想定しているご家庭は車での送り迎えもOKか要確認です。
保育園立地によっては車での送迎お断りの園もありました。
●延長保育の利用状況
保育園の利用時間・制度としては延長保育が19時または20時まで可となっていても、実際に延長保育が利用されているのか聞いてみると「年度によってまちまちですが、今年はみなさん遅くても18時にはお迎え来てます」という認可園もありました。
認可外だと「保育士さんのシフトの兼ね合いもあり、お迎え時間が早い方を優先的に内定出してるのでここ最近は延長保育の利用はありません」という園もありました。
自分の想定しているお迎え時間と保育園の実際の運営状況が違うと後々困りそうなので避けたいところです。
上記は話の流れや配布資料で確認できることが多いですが、それらで触れられていなかった場合は直接職員の方に質問し確認しました。
※2020年はコロナ禍で上記全ての確認ができないこともありました。こればかりは仕方ないので、最低限確認したいことだけ確認しました。
5.保育園見学
・ 登園ルートの確認
・ 保育園の周りの環境
・ 園長職員の雰囲気
・「4.見学事前準備」確認したい項目の確認
▼体験談
2019年末までは子どもと一緒に見学したり、夫婦で見学できましたが、2020年以降の見学は園側からも最小人数でということで夫婦どちらか1人で見学しました。
子連れでの見学はどの園も可能でしたが、個人的には子どもと一緒だとなかなか説明を集中して聞いたり、メモを取るのが難しかったので可能なら大人一人で見学することをおすすめします。
「4.見学事前準備」でつらつらと確認項目を書きましたが、
保育園見学全体で感じた「なんか雰囲気良い」「子どもたちが楽しそう」「この保育園なんだか雰囲気が悪い」「この園長先生合わない」という主観・直観も何かしら夫婦で共有することをおすすめします。
毎日通うのに親が「なんだか嫌」と思いながらは子どもを預けるのは精神衛生上よくないと思います。子どもに「保育園行きたくない」と言われた時に余計に心苦しくなってしまうと思います。
6.保育園選び
条件と直観で絞り込み、
最後は過去の申込倍率で優先順位決め
▼体験談
保活当初は認可保育園は国の基準をクリアしているから認可外より質が良い、と勝手に思いこんでいました。
実際に保育園見学をしてみるとそんなことはなく、何園か見ていくと"認可だから"、”認可外だから”、”小規模だから”、”企業型だから”という思いこみはしない方がいいな思うようになりました。
認可外保育園で職員は子育て経験のあるベテラン保育士さんばかりで「安心感が半端ない!」と思った園があり、実際にその認可外に1年半お世話になりました。(最長3歳までしか通えない小規模園だったので認可に転園・卒業となりました。)
認可の保育園選びの際は見学した内容をエクセルやスプレッドシートなどでまとめて比較をしました。
激戦区であまり選り好みができませんが、やみくもに申込用紙に書ける園すべて書いても通うのは1園。
通う気がまったくない園から内定をもらって、結局辞退することになれば減点になりその後の保活に支障がでる可能性もあります。
保育園見学等で確認した項目から実際に通うことに問題がない園であること(条件に合致している)、あとは見学の時に感じた直観で安心して預けられそうな園にしぼり、認可に申し込む際は過去の申込倍率で優先順位を決めました。自治体のホームページから過去1~2年の認可保育園申込状況を検索し、申込倍率を計算しました。
<申込倍率の計算方法>
申込倍率 = 申込人数 ÷ 受入人数
(計算例)
A保育園の申込倍率
5(倍)= 申込人数50人 ÷ 受入人数10人
B保育園の申込倍率
8(倍)= 申込人数160人 ÷ 受入人数20人
受入人数だけで見るとB保育園の方が20人でA保育園の倍の人数を受入れてるから入りやすそうに思いますが、倍率でみるとA保育園の方が競争率が低く入りやすい、ということになります。
わが家は認可保育園をある程度絞り、最終的には倍率を重視して認可保育園の優先順位を決めました。
認可保育園はただ共働きというだけでは希望の園に入れないことが多いのでいかに自分たちのランク・指数で勝率を上げるか、入りやすい園に申し込むかも重要だと思いました。
大学受験のように「倍率が高くても私はここに入りたいから勉強がんばる!」みたいに頑張れば希望の所に入れる世界ではないので、保活は持ってるカードで最善の手をうつしかありません。
7.最後に
コロナ禍で2020年から保育園の見学実施見送り、見学規模縮小など例年通りにいかないことが多くありました。今後も感染状況や各園の方針が時期によって変わっていくことが予想されます。
コロナ禍が保育園の倍率に影響を及ぼしていたのでは、と思うこともありました。
友達や職場の人に気軽に相談もしづらい状況で
一個人の体験談ですが、本記事が誰かの何かしらの参考になれば幸いです。
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