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シリア人のムハンマド・マソさん、東京オリンピックで兄弟のアラアさんと再会
掲載日:2021年7月23日 17:18 GMT
更新日:2021年7月23日 19:00 GMT
シリア代表チームのトライアスロンのスペシャリストである『ムハンマド・マソ』選手が、『東京2020』オリンピック開会式の片隅で、難民オリンピックチームの水泳選手である兄弟の『アラア・マソ』選手と、シリアでの内戦勃発後、初めての再会を果たした。
シリア内戦で離ればなれとなっていたムハンマド・マソ選手とアラア・マソ選手の二人の兄弟が、本日金曜日に再会した。ムハンマド・マソ選手はシリア代表として、彼の兄弟であるアラア選手は世界中の難民を代表するオリンピック選手として来日している。
そして、ムハンマド・マソ選手は、シリアのトライアスロン(水泳・ランニング・自転車)の選手である。彼はトライアスロンの予選を通過した唯一のシリア人選手であり、2020年の東京オリンピックに国の代表として参加している。
アラア選手は、水泳で世界の難民の代表として本大会に参加することになっている。
難民のチームが東京大会に参加するのは、国際オリンピック委員会が『地球全体に連帯感、回復力、希望の強いメッセージを与える』と捉えているからだ。
このチームを結成するアイデアは、2015年の世界的な難民危機がきっかけとなって生まれた。
IOCの助成金を受けた56名の中から、成績、種目、出身国などを考慮して、29名のアスリートが東京での難民チームの代表に選ばれている。
ソース:Middle East in 24 Syrian Muhammed Maso meets his brother Alaa at the Tokyo Olympics
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それにしても、こんな奇跡的なことが起こるとは、これだけでも東京五輪を開催した甲斐があったってもんじゃありませんか。
批判されることの多いIOCも、地味に慈善活動をしていたのですね。これは知らなかったです。
願わくば、ムハンマド氏とアラア氏の両兄弟の活躍を期待したいところではあります。
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