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2月17日 今宵はタコス屋
居酒屋
町中華
スペインバル
我が家は夜、様々な店になる。
特に誰かを招くわけでもない、自分だけのおままごと。
その日の朝に突然その店を開きたくなって、その瞬間からワクワクが止まらない。
今朝、たまたまスーパーでパクチーを見てタコスを作りたくなった。
昨年タコスを作るYouTubeやタコスのドキュメンタリーを見てから、度々タコスを作っている。
17歳、初めてアメリカでホームステイをした際、ホストファミリーがメキシコ系の方だったのでいろいろなトルティーヤの料理を食べた。
タコスのチェーン店「タコベル」も大好きだった。
しばらくタコスからは遠ざかっていたが、元々タコス愛があったのだ。
今宵のタコスのメイン具材はカルニタス。
豚ロース肉にラードと小さい缶のコーラとオレンジジュースと発泡酒と塩を適当に入れて圧力鍋で煮込む。
パクチーとライムは奮発して買ったが、あとは冷蔵庫にあったトマトと玉ねぎ。サルサは横着して市販品を購入。
トルティーヤはカルディで。
フラワートルティーヤしかないので今回もそれを購入。本当はコーントルティーヤにしたいところ。
先ほど「圧力鍋」と書いたが、うちでは寝かせ玄米用の炊飯器がありそれで圧力調理ができる。材料を入れてスイッチを押すだけ。
ほぼ何もせず具材は揃い、いざ実食。
美味しい。
タコスは掛け算の料理なのだと思う。
十分美味しかったとはいえ、今日でいえばやはりサルサが物足りなかった。
たぶんそういう小さな積み重ねが重なってめちゃくちゃ美味しくなる、それがタコス。
今、これを書いている後ろではNetflixの「南極料理人」を流している。
天ぷらの下に紙が敷いてある。
南極でもこれを敷く意味。
食べる、は毎日やってくる。
食べる、が幸せだと毎日が幸せになる。
でも食べるを主軸に持ってくるのも現代においてはまた違うなと思う。
「食べる」は「生きる」に寄り添うもの。
その寄り添うものが愛に溢れていて、希望に満ち溢れていたら、とっても力をもらえるよね、という話。