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VRChat昔ばなし:Prefab太郎

むかしむかし、あるところにおじいさんとおばあさんが住んでいました。おじいさんは山へしば刈りに、おばあさんは川へ洗濯に行きました。おばあさんが川で洗濯をしていると、Unityで見かけたような、なんとも巨大なPrefabがどんぶらこ、どんぶらこと川を流れてきました。

「なんだこれはたまげたなぁ…こんなものが流れてくるとは…とにかく家に持って帰ろう。」

おばあさんは大きなPrefabを引きずって家に持ち帰り、さっそくUnpack Prefabを試みました。Prefabを右クリックして"Unpack"を選択すると、なんと!中から玉のようなえろおんなが現れたのです。


「なんじゃこりゃ!?これはアセットバンドルが間違っているのか?」

驚いたおじいさんとおばあさんでしたが、どうやらこのえろおんなにはSPSと呼ばれる特別なライト属性のシェーダーが組み込まれており、VRChatの中で使えるようです。

おばあさんは驚きながらも言いました。

「Modular AvatarとVRC Fury両方入れているのかい…それはそれは…。せっかくだから名前をつけよう。どうだ、Prefab太郎という名前にしようか?」

「それは良いな。VRChatの中で目立つだろう。」

Prefab太郎はパブリックでもえっちな格好なのでVRChat有名人になり、フレンドリストがどんどん増えていきました。そして、ある日、Prefab太郎が言いました。

ポピー横丁-Poppy Street-のパブリックに悪いユーザーがいると聞きました。彼らはブロックされているがゆえに誰からも気づかれずに荒らし行為を続けているとか。」

おじいさんは答えました。

「そうだ。時々PublicのJust H Partyにまで荒らしが侵入して、VisitorやNew Userのみんなが困っているんだ。」

「それなら私が行って、Banしてきましょう!ただ、ちょっと強力なきび団子パーティクルを作ってもらえませんか?」

おばあさんはその日のうちに、VRChat内でも最強の負荷がかかるHLSLシェーダーと無駄にきめ細かく描かれた4Kテクスチャのきび団子メッシュパーティクルを作りました。ノーマルマップと普通のテクスチャだけならまだしも、アルファマスクまで4Kです!
Prefab太郎はそれをlilAvatarUtilでテクスチャサイズを変更しないまま、Hand_Rの子に入れ、Avatar Menu Creator For MAでオンオフできるようにすると、さっそくポピー横丁-Poppy Street-のパブリックに向かってポータルを開きました。

ポピ横の突き当りのミラーに行く途中、Prefab太郎はRTX4090を挿した一般VRChatterに出会い、

「Prefab太郎さん、その手に入っているのは何ですか?(Fallback:Hiddenになってないのでなんか見える)」

「これはきび団子パーティクルだよ。」

「一つくれたら、僕もModerate Userに加わるよ!」

一般VRChatterはフレンドリクエストを送り、Prefab太郎は許可しました。
そして、Discord経由できび団子パーティクル.unitypackageをもらい、Unityで導入し、改変しました。

こうして、一般VRChatterがModerate Userに加わり、しばらく進むと同様にNew User海外勢も同じように加わり、最強の荒らし集団ができあがりました。

ついにポピ横の突き当りのミラーのあるあたりに到着し、プレイヤーカプセルは小さいのにアバタースケールは巨大な荒らしユーザーが立ちはだかりました。

「お前たちごときが、ポピー横丁-Poppy Street-を荒らしから守れるわけがない!」

しかし、Prefab太郎は一般VRChatterを使ってパーティクル負荷でグラボに攻撃を仕掛け、New Userがキック投票を行い、海外勢がModerate Userすると、荒らしユーザーたちは驚いて逃げ出しました。
最後に現れた視界ジャックの荒らしユーザーも、Prefab太郎のセーフティ:カスタム:シェーダー/ライトとパーティクル:オフの前では、攻撃が通らず、Moderate UserでVRChatから少しの間追放されました。

こうして、Prefab太郎たちは大量のフレンドリクエストとキック投票を手に入れ、Invite+のホームインスタンスへとログアウトしました。みんなで仲良く暮らしましたとさ。

めでたし、めでたし。


追記)自警は推奨されていません。

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