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着物とか、茶道とか、伝統工芸とか。

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職人さんの想いが込められた手しごとは、使うたび、纏うたび、幸せな気持ちになるのです。 まぁまぁ一服、いかがですか。
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#和服

初めて着物を買った時のこと。あの頃は何も知らなかった。

初めて着物を買った時のこと。あの頃は何も知らなかった。

初めて自分で着物を買ったのは、社会人2年目くらい。
とにかく着物を着てみたかった。自分の着物が一枚欲しかった。

でも当時、何も知らなかったなー。

私が知っている着物といえば、成人式で着た振袖か、式典とか結婚式で出席者が着ている煌びやかなザ・キモノ。

あの頃はふだん着物があるということを知らなかった。着物は特別な日に着るものであって、ふだん着るのはずっと昔の話。今では時代ドラマの中だけだと思っ

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着物で食事、を克服するために持っていくもの。

着物で食事、を克服するために持っていくもの。

着物のハードルの一つに、食事問題が、ある。

「汚れたらどうしよう。染み抜きウン万円するんでしょう…」
「ラーメンみたいなはねやすいものは論外でしょ。ミートソースとか、はねやすいものも避けた方がいいでしょ。袖があるからみんなで大皿系もちょっとね…」
「そもそも帯苦しくて全然食べられない、食欲わかない、食べたら苦しい」

みたいなね。

気にするなって言われても、奮発して買った着物だし、どうしたって

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着物を着たい。でも草履は歩きにくいし痛いから…という人へ。

着物を着たい。でも草履は歩きにくいし痛いから…という人へ。

着物のハードルは悲しいかな山ほどあるけれど、足元の問題は切実だと思う。歩くのがしんどかったらどこにも行けないもの。

小学生の頃、夏祭りに浴衣を着ていくのがものすごく楽しみだった。けれど同じくらい下駄を履くのが嫌だった。

かならずマメできるし、絆創膏くらいではとうてい守り切れない。せっかくの楽しいお祭り。屋台もたくさんまわりたいのに、歩くのが痛くて痛くて…かといって洋服のサンダルを履くのは負けた

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