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【デッキ記録・ジムバトル優勝】非エクイイネイヌデッキ(バトルパートナーズ環境)
これは、ポケモンカード(ポケカ)のデッキ記録です。
今回はバトルパートナーズ環境での「非エクイイネイヌデッキ」を紹介します。このデッキは非エクのイイネイヌをメインアタッカーとして、アカマツでエネ加速をして戦うデッキです。
記録として、ジムバトルに出た時の構築を載せます。このデッキもジムバトルで4戦全勝できました。
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このデッキの前身
このデッキは、下記のデッキをバトルパートナーズ環境に合わせて見直したものです。最終的に下記のデッキと似たような構築になっていますが、キョジオーンによるエネ加速やドロンチによるドローサポートなど結構色々な構築を試した結果、この構築に落ち着きました。
キーカードについての考察
あらためて各カードについて考察します。
イイネイヌ
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強み
特性により、悪エネルギーがついていればHP230、ワザのダメージが170になります。このステータスでサイドが1枚しかとられないというのは強いです。
闘エネ2枚と悪エネ1枚の合計3枚のエネルギーが必要に思えますが、ルミナスエネルギーやレガシーエネルギーを使えば、エネルギー2枚で特性を働かせながらワザを出すことができます。
闘タイプなので、多くのデッキで使われるキチキギスをワンパンできます。
弱み
ルミナスエネルギーやレガシーエネルギーを使ったとしてもワザを使うために2エネ必要なので、エネ加速の手段がネックになります。
超弱点なのでサーナイトデッキなどの超タイプのデッキにはHPの高さを活かせません。また、ハバタクカミを出されると特性が消え、ワザのダメージも出なくなってしまいます。
逃げエネは2と重いです。
高HPのポケモンを1撃で倒せないため、逃げられたりして仕留めきれないことがあります。
考察
ルミナスエネルギー(またはレガシーエネルギー)と基本闘エネルギーの2枚を付けて戦うことを基本として考えます。そのうえで、基本闘エネルギーをどのように加速するかを考える必要があります。
バシャーモexなど、闘エネルギーの加速手段も多少増えましたが、環境にスボミーが存在するため2進化ポケモンを立てるのが難しくなっています。キョジオーン型を試しましたが安定しませんでしたので、バシャーモexも同様に安定しないと思います。
したがって、前の環境と同様にアカマツを4枚採用し、アカマツでエネ加速する構築にしています。
ブロロローム
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サポート権をアカマツに使いたいので、ルミナスエネルギーを自力で引いてくる必要があります。そのためにはカードをたくさん引く必要があるため、ブロロロームを採用しています。もともとはビーダルを採用していましたが、ブロロロームでも回せることが確認できました。ただし、ホシガリスとのコンボは成立しないため、手札が詰まる事故は増えますし、ナンジャモによる事故も増えています。これにより、レギュレーション変更前より安定性は大きく下がりました。
キチキギスex
これは不用意に出すと負け筋になるカードです。こちらは相手のアタッカーとなるexポケモンを1回の攻撃で倒す手段を持たないため、ベンチのキチキギスexを呼び出されて倒されるとサイドレースが大きく不利になります。それでも、ブロロロームだけだとナンジャモに弱いですし、ブロロロームが立てられないうちに戦闘が始まってしまったときにそのまま押し切られてしまうことを防ぐためにも、このカードを入れています。レギュレーション変更前はビーダルがナンジャモに強く、ビーダルが立てられないうちのドローソースとしてはかがやくゲッコウガが似たような役割を果たしていたため、キチキギスexは採用していませんでしたが、現環境では必要な1枚だと考えています。
マシマシラ
主にドラパルトデッキを見ての採用です。悪エネルギーを貼るのがなかなかに大変ではありますが、レギュレーション変更前よりも環境が低速化していますので、多くの場合はなんとか用意できます。
ミミッキュ
主にソウブレイズデッキを見ての採用です。ソウブレイズデッキは序盤からイイネイヌを1回の攻撃で気絶させ続けてくるため苦手な対面です。ソウブレイズデッキにはマシマシラが採用されていることが多く、アドレナブレインも含めてマシマシラに1ターンでやられないためには勇気のおまもりをミミッキュに持たせる必要があります。ミミッキュだけで戦いきるというよりは、こちらもマシマシラを立ててミミッキュで時間を稼ぎながら後ろのイイネイヌを育てるのが主なプランです。
オーガポンいしずえのめんex
主に相手のオーガポンいしずえのめんex、オンバーンex、テラパゴスexを見ての採用です。このデッキはメインアタッカーがイイネイヌで、火力が出るサブアタッカーがいないため、上記のカードで簡単に詰まされてしまいます。現環境には上記のカードが存在しているため、対抗策として1枚採用しています。ただ、実戦経験が少なく、このカードだけでミロカロスデッキにどこまで対抗できるかは不明です。すごいつりざおで回収できるとはいえ、1枚ではほとんど対抗できないかもしれません。
なかよしポフィン、ネストボール、ハイパーボール
それぞれ2枚、4枚、4枚の採用。なかよしポフィンではイイネイヌを持ってくることができませんが、ブロロロームも早期に立てたいため2枚なかよしポフィンを採用しています。
ポケモンいれかえ
ブロロロームを縛られやすいので2枚採用。
すごいつりざお
アカマツを使うために基本エネルギーを山札に戻したいことが多いので、夜のタンカではなくすごいつりざおを採用しています。ブロロロームの特性ランブルエンジンでエネルギーをトラッシュに多く送ってしまうため、2枚ではなく3枚採用しています。
勇気のおまもり
2枚採用。イイネイヌにつけてHP280にする以外にも、ミミッキュにつけたりキチキギスexにつけたりと結構使うので、3枚採用するのもありです。
アカマツ
イイネイヌと並んで、このデッキの根幹をなすカード。
ルミナスエネルギーを手貼りしてアカマツで基本闘エネルギーをつけることで、イイネイヌを1ターンで育てることができます。4枚採用。
ナンジャモ
手札干渉と、自分の手札事故防止を兼ねるカード。アカマツを中心に使いたいため4枚採用だと使いきれないのですが、かがやくゲッコウガがレギュ落ちして序盤の手札事故防止が増えたため、4枚採用にしています。
タケシのスカウト
まだ調整中の枠。序盤の事故率を下げるために1枚採用して使い勝手を試しているところです。
ボスの指令
2枚採用。
エキサイトスタジアム
イイネイヌに勇気のおまもりをつけてこのスタジアムも出るとHP310になり、非エクのくせに2進化exポケモン並になります。
勇気のおまもりがついていなくてもHP260になり、ガチグマを耐えます。また、ベンチのたねポケモンのHPも増えるので、ドラパルトexの相手もしやすくなります。170ダメージ与えたブリジュラスexから、ジーランスの特性でレイジングハンマーを打たれると250ダメージになるので、この攻撃も耐えます。
相手のたねポケモンのHPも増えるのですが、ほとんどのポケモンは倒すのに必要な攻撃回数は変わりません。
その他採用検討カード
ホップのウールー、ホップのバイウールー
このデッキは序盤から終盤までアカマツを多用するため、ボスの指令を使いたくても使えない局面が発生します。そのため、これらのカードを採用したいと思い試してみましたが、何戦か試した感じあまり活躍しなかったため不採用としました。
ボウルタウン、タウンデパート
現環境には強力なスタジアムが出てきており、ボウルタウンやタウンデパートなども含めて3枚目のスタジアムを採用したい気もしています。
ともだちてちょう
アカマツを戻したりボスを戻したりと役に立つカードですが、すごいつりざおのような序盤に来ても嬉しくないカードが多いデッキなので外しました。
プレイスタイル
序盤: 後攻1ターン目からワザを打つのは難しいので、先攻を取ります。キチキギスexやオーガポンいしずえのめんexは負け筋になるので、不用意に出さないように気を付けます。できるだけ早くブロロロームを立てることを意識します。ブロロロームは2体立てるつもりで動きましょう。
相手のスタートポケモンを見て、スボミーが飛んでくる可能性が高そうだと判断したら、ハイパーボールがあればブロロロームを事前に持ってくるようにします。
中盤: ほとんどのデッキに対して、イイネイヌだけで戦っていきます。レガシーエネルギーかルミナスエネルギーを手貼りして、アカマツで闘エネルギーを加速し、もう1枚のエネルギーをランブルエンジンのコストにするという動きが理想です。中盤以降常にデッキ内のエネの数は意識して、必要に応じてすごいつりざおでエネを戻してアカマツを使える状態をキープします。
終盤: ボスの指令でのフィニッシュを意識しながら戦います。キチキギスexの弱点が闘なので、イイネイヌでこの辺りを倒してフィニッシュしたいです。
デッキの強みと弱み
強み
HPの低いポケモンが少なく、ベンチ狙撃に強めです。
非エクでHP230は非常に強いです。特に、220ダメージまでしか出せないポケモンに対する刺さりは非常に良いです。
珍しいデッキタイプなので、相手がプレミしてくれる可能性があります。
回ると山をどんどん圧縮できます。
弱み
サブアタッカーが少なく、器用なことはできないです。
ブロロロームは縛られやすいです。
ドローのためのサポートは少ないため、ブロロロームが立てられないという事故が起きやすいです。
環境考察
レギュレーション変更により全体的に低速化したため、本デッキも序盤に全力で展開を済ませる必要性が減り、イキリンコexを入れずとも戦えるようになりました。
絶望的に苦手だったサーナイトexデッキと古代バレットデッキが減ったため、環境的な立ち位置は良くなっているはずです。ただしミロカロス環境が続くなら、対策として改造ハンマーが採用されることや、このデッキ自身ミロカロスデッキに(多分)強くないことから、このデッキの立ち位置が悪くなりそうです。
対面別の戦い方
それほど多くの対戦をこなしていないため、一部想像で書いています。
対ドラパルト
イイネイヌで戦います。オーガポンいしずえのめんexとミミッキュは使いません。エキサイトスタジアムと勇気のおまもりで相手のプランを崩しましょう。マシマシラも重要なカードです。
対タケルライコ&オーガポンみどりのめん
イイネイヌで戦います。オーガポンいしずえのめんexは使いません。ミミッキュも基本使いません。イイネイヌが毎ターンワンパンされるためこちらにとっても厳しい相手ですが、相手にとっても毎ターン多大なエネルギーを要求されるためイイネイヌは嫌な対面です。
対タケルライコ&ナンジャモ
イイネイヌで戦います。オーガポンいしずえのめんexは使いません。ミミッキュも基本使いません。イイネイヌが毎ターンワンパンされるためこちらにとっても厳しい相手ですが、相手にとっても毎ターン多大なエネルギーを要求されるためイイネイヌは嫌な対面です。オーガポンみどりのめん型とは違いハッコウシティでエネルギーを回収できるため、相手の息切れを狙うことはできません。ボスの指令を最大限使って、ナンジャモのハラバリーをワンパンしてサイドレースで有利に立ちましょう。
対ブリジュラス
イイネイヌで戦います。オーガポンいしずえのめんexは使ってもよいですが、使わずとも勝てます。ミミッキュは鋼弱点ということもあり基本使いません。イイネイヌが170ダメージを与えると、ジーランスの特性を使われてレイジングハンマーで250ダメージかえってくることを押さえておきましょう。勇気のおまもりやエキサイトスタジアムをうまく使って、170ダメージを載せたターンはHP260以上のイイネイヌを前に立てておきたいところです。また、キチキギスを出した場合、キチキギスに優先的に勇気のおまもりを付けたいです。
対ブリジュラス&ホップ
経験不足で戦い方が良くわかっていませんが、基本的には対ブリジュラスの戦い方をすればよいはずだと思います。
対Nのゾロアーク
経験不足で戦い方が良くわかっていませんが、苦手対面かもしれません。対ブリジュラスとは違い、Nのレシラムのパワーレイジでのワンパンを防ぐことができません。また、ワンパンされる代わりにNの城で何度も逃げられるのも結構困ります。
対リザードン
イイネイヌで戦います。エキサイトスタジアム&勇気のおまもりで最大HP310になれば、サイドを4枚取ってもリザードンの攻撃を耐えます。オーガポンいしずえのめんexやミミッキュは使ってもよいですが、使わずとも勝てます。変にサイドを取り進めるとイイネイヌがワンパンされ続けて大変になるので、うまく盤面を準備することが大切です。
対サーフゴーデッキ
イイネイヌだけでなく、ミミッキュも大事になる対面です。オーガポンいしずえのめんexも使ってもよいでしょう。ミミッキュで時間を稼ぎながらイイネイヌを育てるのが良いと思います。
対ソウブレイズデッキ
やや苦手な対面です。イイネイヌだけでなく、ミミッキュも大事になる対面です。オーガポンいしずえのめんexは使いません。相手の打点を予想して、前に立てるイイネイヌのHPを勇気のおまもりやエキサイトスタジアムで強化します。基本的にはギリギリを攻めずに高めのHPにしておきましょう。相手がイイネイヌをワンパンできるようになってからはミミッキュをうまく絡めて戦います。
以上が非エクイイネイヌデッキの紹介です。ジムバトルで4勝0敗でした。
1戦目 パオジアン ◯
2戦目 ゲッコウガ&ブースター ◯
3戦目 ブリジュラス&ホップのザシアン ◯
4戦目 ソウブレイズ ◯
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