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【デッキ記録】非エクともっこデッキ(楽園ドラゴーナ環境)

これは、ポケモンカード(ポケカ)のデッキ記録です。

今回は「非エクともっこデッキ」を紹介します。このデッキは非エクのイイネイヌをメインアタッカーとして、相手に応じてマシマシラやキチキギスも使いながら、アカマツでエネ加速をして戦うデッキです。
ただ、実際にこのデッキでジムバトルに出たところ、色々と課題がありました。大きな課題もあれば、比較的小さい課題もありましたので、現在調整中です。
記録として、ジムバトルに出た時の構築を載せます。

非エクのともっこ3種を一つのデッキに入れられた!
イイネイヌデッキと呼ばず、非エクともっこデッキと言い張る勇気!


このデッキの前身

このデッキは、イイネイヌキラフロルデッキを回した感触をもとに組み替えたものです。

イイネイヌキラフロルデッキでは、エネ加速ができなかったターンのために1エネでワザが打てるポケモンとして、非エクのキラフロルを採用していました。しかし、実際に回した感触としては、キラーメの逃げエネの重さや打点の不足が気になり、あまり活躍の機会がありませんでした。そこでキラフロルを見直した結果、今回のデッキになりました。

キーカードについての考察

イイネイヌ

このカードは、過去にイイネイヌキラフロルデッキで考察済みです。そこから新しい考察はありませんが、再掲します。

強み
特性により、悪エネルギーがついていればHP230、ワザのダメージが170になります。このステータスでサイドが1枚しかとられないというのは強みです。
闘エネ2枚と悪エネ1枚の合計3枚のエネルギーが必要に思えますが、ルミナスエネルギーやレガシーエネルギーを使えば、エネルギー2枚で特性を働かせながらワザを出すことができます。

弱み
ルミナスエネルギーやレガシーエネルギーを使ったとしてもワザを使うために2エネ必要なので、エネ加速の手段がネックになります。
超弱点なのでサーナイトデッキにはHPの高さを活かせません。さらに、ハバタクカミを出されると特性が消え、ワザのダメージも出なくなってしまいます。
逃げエネは2と重いです。

考察
闘エネをどのように加速するかを考える必要があります。
特性ミステリーチャージのネンドールはトラッシュから闘エネを加速できますが、トラッシュにサポートがないことが条件であり、ボスの指令やナンジャモなどの強力なサポートの使用が制限されます。
特性エナジーがんえんのキョジオーンや、ワザハイドロランダーを持つガブリアスexはトラッシュからエネルギー加速できますが、2進化なのが難しいところです。特性かえんぶとうのゴウカザルは手札からエネ加速できますが、これも2進化です。
特性ディノクライのコライドンexは、エネ加速するとターンが終わってしまいます。
色々と悩んだ結果、今回は悪エネルギーではなくルミナスエネルギーを使うことを前提としました。これで、エネは1枚の加速でよいことになります。そして、アカマツを4枚採用し、アカマツでエネ加速する構築とすることにしました。

マシマシラ

イイネイヌは確かに非エクとは思えない強さなのですが、HP230というのはドラパルトと戦ううえで十分とはいいがたく、2枚取りに持ち込まれるケースが多かったです。その対策の一つとしてマシマシラを採用しました。これにより、苦手対面であるサーナイトデッキに対しても多少の抵抗ができるようになります。
ワザを使うことはほとんどありません。

キチキギス

なぜこのカードを採用するに至ったのか。その理由はシンプルで、非エクのともっこ3種を一つのデッキに入れたらエモいと思ったからです。
上記は事実ですが、それだけの理由ではなく、サーナイトデッキへの対策を考える中でキチキギスが候補に挙がったのです。サーナイトをワンパンする方向で対策札を入れようとすると良いカードが見つからず、そうなるとどうやってサイドレースを制するのか。考えた結果、サイドを取られないターンを作るという方向性に行きつき、コイン次第でダメージを無効化できるキチキギスの採用に至りました。
実際に、このカードのおかげでサーナイトに何度か勝ちを経験しています。
他には、タケルライコデッキのリソースを枯らすのに一役買ってくれる可能性があります。

オーガポンいしずえのめんex

特性いしずえのかまえは、相手の特性を持つポケモンからワザのダメージを受けなくなる特性で、リザードンデッキをはじめ特定のデッキに対してとても強く戦えるため採用しています。

(長いですが、以下ジムバトル後の追記です)
…しかし、実際にジムバトルに出ると、リザードンデッキからキャンセルコロンが飛んできました。このカードは刺さらないデッキに対して、スタートポケモンになると負け筋にしかならないカードです。それでも入れていたのはリザードンデッキを重く見てのことでした。しかしそのリザードンからキャンセルコロンが飛んでくることを真面目に警戒しなければいけないとなると、もはやデメリットの方が大きいと感じ、現在、このカードの枠を調整中です。
このカードには、相手のワザをシャットアウトすること以外にもう一つの役割がありました。それは、相手のオーガポンいしずえのめんexに対してダメージを与えることです。このデッキは特性持ちポケモンで構成されているため、相手にオーガポンいしずえのめんexを出されるとほぼ詰んでしまいます。そこを突破できる唯一のカードがこのカードです。
キャンセルコロンだとこのデッキではサーチできないうえ、特性を消してもワンパンできないという欠点があります。そのため、オーガポンいしずえのめんexの対策として、このカードを結局1枚は残すかもしれません。あるいは、他に対策となるカードが見つかればそれを採用するかもしれませんし、もうオーガポンいしずえのめんexは出されたら負けだと割り切ってしまうかもしれません。とても悩ましいところです。

かがやくゲッコウガ

水エネを抜いたため、ワザげっこうしゅりけんは使用できなくなりました。それでも特性かくしふだが強力なので、このカードは抜かずに入れ続けています。

ガチグマアカツキex

イイネイヌの中打点で最後取り切れないというゲームを複数経験していたため、フィニッシャーとしてこのカードを採用しました。たねポケモン多めなのでこのカードでスタートすることは少ないですし、スタートポケモンになってしまったとしても、ポケモン入れ替えも2枚あるのでまあ何とかなるかなと。
スタートポケモンになってしまったらやっぱり厳しいですけどね。

勇気のおまもり

ドラパルトへの対策の一つです。それ以外にも、単純にイイネイヌにつけてHP280に増やせることで耐久力が上がりますし、ホシガリスやマシマシラにつけてベンチ狙撃やダメカンバラマキから守ることにも使えることがあります。

(以下ジムバトル後の追記です)
このカードを追加したことで、イイネイヌ主体でリザードンと戦うプランが取れるようになっているかもしれません。そうなると、オーガポンいしずえのめんexを抜くことができそうです。

アカマツ

2種類のエネを選択して1枚を手札に加え、1枚を場のポケモンにつけることができます。このデッキ唯一のエネ加速手段であり、4枚採用です。

ボウルタウン

以前のデッキでは夜のアカデミーとアカマツを組み合わせていましたが、今回はエネを増やしてすごいつりざおも増やしたことから、夜のアカデミーを使わなくてもアカマツでエネ加速できるようになりました。そのため、事故を減らすためスタジアムはボウルタウンの採用にしました。
シンオウ神殿への回答としてスタジアムは入れざるを得ないため、2枚採用です。まあ、サーチできないですし、シンオウ神殿出されたらほぼ負けですけどね。

プレイスタイル

序盤: このデッキはビーダルで手札を回していくので、アタッカーも展開しつつ、ビーダルを2体以上立てるように意識します。
相手がリザードンデッキであれば盤面をオーガポンいしずえのめんexだけにして詰ませにかかりたいので、無駄にポケモンを出しすぎないように気を付けます。

(以下ジムバトル後の追記です)
イイネイヌに勇気のおまもりを貼ればHP280となるため、リザードンデッキに対してもイイネイヌ主体で戦うというプランが生まれている気がします。

中盤: 相手によってアタッカーを選びながら戦っていきます。基本的にはイイネイヌで戦うことを想定しています。
中盤以降常にデッキ内のエネの数は意識して、山札に特定のエネが足りず手札にそのエネがある場合は夜のアカデミーで山札に戻してからアカマツを使うようにします。

終盤: ボスの指令でのフィニッシュを意識しながら戦います。ロトムVやキチキギスexの弱点が闘なので、イイネイヌでこの辺りを倒してフィニッシュしたいです。ガチグマアカツキexでのフィニッシュも意識しておきましょう。

対面別の戦い方

タケルライコデッキ

HP230となったイイネイヌを押し付け続けたいところです。相手へのエネ要求を増やすことがとても大切です。イイネイヌに手貼りで闘エネか悪エネを貼る場合、次ターンでルミナスエネルギーを手貼りすることを想定して闘エネを先に貼りたくなりますが、この対面では悪エネを手貼りしてHPを増やしておいた方が良いと思っています。
イイネイヌで殴れないなら、キチキギスを押し付けるのもありかもしれません。
終盤はガチグマアカツキexでのワンパンも意識したいです。

リザードンデッキ

サイド落ちなど特別な事情がなければ、基本的にはオーガポンいしずえのめん主体で戦います。ビーダルは展開のために必要ですが、オーガポンいしずえのめん以外に出す非エクはゲームを通して3枚までに抑えます。つまり、スタートポケモン以外には、ビッパ(ビーダル)2体か、ビッパとマシマシラを1体です。そうすることで、ボスの指令で裏を取っても、最終的にオーガポンいしずえのめんを2体倒さなければいけない状況を作れます。
ただし、ブライアをうまく打たれるとその限りではなく、相手がうまいと突破されてしまうかもしれません。

(以下ジムバトル後の追記です)
キャンセルコロンがリザードンデッキから飛んできてしまいました。そういう環境になってくると、オーガポンいしずえのめんexで詰ませるのは難しいです。イイネイヌに勇気のおまもりを貼ればHP280となるため、リザードンデッキに対してもイイネイヌ主体で戦うというプランが生まれている気がします。

ドラパルトデッキ

イイネイヌ主体で戦いますが、この対面ではいかにマシマシラにエネを付ける余裕を作るかが課題となります。ファントムダイブでイイネイヌが2体取りされないよう、勇気のおまもりやマシマシラをうまく使う必要があります。

サーナイトデッキ

イイネイヌが超弱点、かつハバタクカミで特性を消されるためイイネイヌ主体で戦いにくいです。イイネイヌも使うのですが、マシマシラとキチキギスをうまく使う必要があります。相手のアドレナブレインとハバタクカミのたたりとばすでキチキギスのHP120をぴったり取られてしまうため、キチキギスに勇気のおまもりを持たせるのが良いかもしれません。また、ホシガリスもアドレナブレイン2回で取られてしまうため、ホシガリスにも勇気のおまもりをもたせたいです。


デッキの強みと弱み

強み

  • ルギアがCLで勝ったことが環境に与える影響は気になるところではありますが、いまのところ、シンオウ神殿の採用が減っている環境です。

  • リザードンデッキに対して強く戦えます。

  • 非エクでHP230は非常に強いです。特に、220ダメージまでしか見れないポケモンに対する刺さりは非常に良く、ルギアVStar、トドロクツキexなどには強く出れます。

  • 珍しいデッキタイプなので、相手がプレミしてくれる可能性があります。

  • ビーダルを複数体立てる戦い方をするため、ナンジャモやツツジに強いです。

弱み

  • シンオウ神殿を出されると、スタジアムを張り替えられないと詰むレベルでつらいです。

  • マナフィを入れていません。打点の高いベンチ狙撃には弱いです。

  • ポケモンいれかえが2枚入っているものの、ビーダルは縛られやすいです。

  • ドローのためのサポートは少ないため、手札事故でビーダルを立てられなかったりホシガリスを出せずに手札がだぶついたりすると終わります。

ジムバトルに出て分かった重大な問題

ジムバトルに3回出場しました。

1回目は0勝2敗で途中敗退。うち、初戦が時間切れでサイド差で負け。相手はタケルライコデッキで、リソースが尽きていたらしいので、時間があれば勝てている可能性が高い試合でした。
2戦目は2進化バレットに負けました。勝利を確信していた局面から、キャンセルコロンとジャミングタワーを両方出されて、イイネイヌのHPが130になってゲッコウガexにワンパンされたのを覚えています。

2回目は2勝1敗。うち、初戦が時間切れで両負け。相手はサーナイトデッキだったと思います。

3回目は2勝1敗。ただ、これは最終戦を勝利カウントしてますが、本来は時間切れで両負け。最終戦で時間切れ後も決着つくまで遊んだというだけで、厳密には1勝2敗です。
もう1敗は、タケルライコデッキ相手にオーガポンいしずえのめんスタート。イイネイヌの育成が追い付かず、耐久は上げて要求は増やしつつも殴ることができない試合でした。レガシーエネルギーもサイド落ちで、リソースを枯らすには至らずでした。

ジムバトルに出て分かった重大な問題。
それは、このデッキは時間がかかるデッキであるということです。

時間がかかる理由は大きく3つです。

  1. デッキのドローエンジン
    ホシガリスのすあなにかくすとビーダルのはたらくまえばのコンボで多少時間がかかりますし、ビーダルのはたらくまえばのためにボール系をカラ打ちしたり、アカマツを使ったり、思っていたよりシャッフルが多いです。

  2. 非エク中打点
    非エクデッキなので、相手にサイドを取り切られるまでに時間がかかります。また、こちらも中打点なので、相手のサイドを取り切るまでに時間がかかります。

  3. デッキの珍しさ
    珍しいデッキなので、どうしても相手の思考時間が増えてしまいます。

これらはどれも、この構築の根幹に根差しており、構築で解決することは不可能だと考えています。
そのため、自分の思考時間を減らし、高速にプレイングする練習が必要に思います。
あとは、相手に速くプレイングしてもらうよう協力をお願いする必要もあるかもしれません。まずは自分のプレイングを早くしてからではありますが。


以上が非エクともっこデッキの紹介です。
面白いと思いましたら、イイネを押していただけると励みになります。また、疑問点や改善点などありましたらぜひコメントで教えていただけますと幸いです。

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