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【オリジナルペンシルパズル】Two-Tone Magic Square

今回は、「Two-Tone Magic Square」というオリジナルの4×4の魔方陣パズルをご紹介します。これは古典的な魔方陣をベースにしつつ、ツートンカラーと独自のルールを組み合わせた、ユニークなパズルです。計算力だけでなくロジカルな思考力も求められ、解き応えのある内容になっていると思います。

パズルの概要

Two-Tone Magic Squareは、4×4のマスに数字を埋めて魔方陣を完成させるパズルです。特徴は、各マスが青色と赤色のツートンカラーになっており、色によって数字の候補が決まっています。そして、各列と行に「素数が何個入るか」「3の倍数が何個入るか」といったヒントが与えられているため、それに従って数字を配置していきます。

例題。左側が問題。右側が答え。
左下が、各色に入る数字の候補。
  • 青色のマス赤色のマス には、候補となる数字が指定されています。

    • 例題では、青色のマスには「1, 3, 5, 7, 9, 11, 13, 15」が一つずつ入り、赤色のマスには「2, 4, 6, 8, 10, 12, 14, 16」が一つずつ入ります。

  • 各行と列に「素数が何個入るか」「3の倍数が何個入るか」のヒントがあります。これをもとに、魔方陣を完成させることができる配置を見つけ出す必要があります。

    • 例題では、素数は1列目に2個、2列目に0個、3列目に3個、4列目に1個入ります。また、素数は1行目に1個、2行目に1個、3行目に2個、4行目に2個入ります

      • ちなみに、1から16のうち素数は「2, 3, 5, 7, 11, 13」です。

    • 例題では、3の倍数は1列目に1個、2列目に3個、3列目に0個、4列目に1個入ります。また、3の倍数は1行目に0個、2行目に2個、3行目に2個、4行目に1個入ります

      • 1から16のうち3の倍数は「3, 6, 9, 12, 15」です。

    • 魔方陣とは、どの列も行も、さらに斜めも、4つのマスの合計がすべて同じになるもののことです。4×4の魔方陣では、合計がすべて「34」になります。

例として、赤枠に注目。

上記例で囲った赤枠を例に、ヒントの見方に付いて説明します。
この縦にならぶ4つのマスの中に、素数が0個、3の倍数が3個ある、というように読み解きます。外側の数字が素数の数、内側の数字が3の倍数の数です。

Two-Tone Magic Squareの魅力

このパズルの魅力は、オリジナルのルールによって新しい頭脳チャレンジを楽しめる点です。色ごとの数字の候補やヒントをうまく活用しながら、どの数字がどこに入るかを論理的に考えていく必要があります。そのため、仮置きによる試行錯誤も前提とはしていながらも、考えることで無駄な手順を減らせる「ロジカルな楽しさ」が際立っています。

また、素数や3の倍数という数学的な要素に加えて、足し算や引き算も何度も行いながら解くため、計算力も鍛えられます。ツートンカラーのマスに沿って、与えられたヒントをもとに数字を埋めていく過程が、他のパズルにはない独自の挑戦をもたらしてくれます。

解き方のコツ

このパズルをスムーズに解くためのポイントは、まず 素数3の倍数 の配置に注目することです。与えられたヒントに基づき、どのマスに素数や3の倍数が入るかを考え始めると、少しずつ他のマスの数字も見えてくるはずです。特に最初の一歩として、素数かつ3の倍数であることが確定できる箇所を見つけることができれば、そこは「3」であることがわかります。そのあとは素数や3の倍数の数が特徴的なところから試行錯誤を行うことで、効率的に解いていくことができるでしょう。

より詳細な解き方のコツは、下記のnoteをご参照ください。

達成感と楽しさ

Two-Tone Magic Squareは、単純な計算や推理で一気に解くことが難しく、完成に近づく過程で大きな達成感が得られます。試行錯誤しながらも、徐々に正解に近づく感覚は非常に満足感が高く、完成したときには大きな達成感が得られるでしょう。ロジカルに考えることで試行錯誤の量を減らし、最後にピースがすべてはまった瞬間の喜びをぜひ体験してください。

このパズルは、数字や論理が好きな方、脳を鍛えたい方にぴったりの挑戦です。Two-Tone Magic Square、ぜひ挑戦してみてください!

今回の問題


答えは次回の問題出題時に載せます


すべての問題はこちらから。今後も問題を出していきます。


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