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好きなアイドル変遷②

⑥Snow Man ラウール

飯窪春菜ちゃんが卒業してしまい、ポッカリと心に穴が開いていた私。すぐに次の好きなメンバーが決まるわけでもなく、とりあえず箱推し状態でハロプロを見ていた。そんな私の心の中に飛び込んできたのは、意外な人物だった。

2019年1月17日
村上真都ラウール Snow Man加入

これが私のアイドル好き人生において、大きな出来事だった。アイドルといえば女性アイドルにしか興味がなかった私が、唯一めちゃくちゃ好きになった男性アイドル。おそらく、今後もう一度他の男性アイドルを好きになる可能性はないと思ってるので、ラウールが最初で最後のはず。

ラウールが好きになった経緯はこちらから。

男性アイドルって、10代の頃から見てると、その変化が凄まじい。単純に男女の違いなのかもしれないが、今まで見ていた女性アイドルに比べて、特にラウールは成長の仕方に驚いた。
私のことなど地の果てに置いて、もっともっとはるか遠い大きい存在になっていってほしい(既にめっちゃ遠いけど)。

Snow Manにおいては、曲調もダンスも格好良いものが好き。ラウールの美しさと格好良さに、思わず目を背けてしまった。

ちなみにラウールをきっかけとして、ある時期まではジャニーズJr.(現ジュニア)もYouTubeを見て追っていたので、少年忍者くらいまでならメンバーの顔と名前が分かる。本当に女性アイドルまっしぐらの自分からすると、知ることもなかった世界だったはず。
久保廉くんがいつの間にか高校卒業していたことを最近知り、腰を抜かした。

⑦つばきファクトリー 八木 栞

コロナ禍に突入し、数少ない楽しみであったハロプロの現場にも行くことが許されなくなり、趣味を謳歌できずに仕事に飲み込まれる日々を過ごしていた。
飯窪春菜ちゃんが卒業してから2年以上経っていたが、明確な推しという推しはおらず、でもハロプロは好きなままという状態だった。

2021年7月7日、Juice=Juice&つばきファクトリー新メンバー発表。

後に大好きなメンバーとなる、八木栞ちゃんに出会った動画。リアルタイム視聴していて、その時はハロプロ研修生から昇格した豫風瑠乃ちゃん、江端妃咲ちゃん、有澤一華ちゃんに意識がいっていた。八木栞ちゃんについては、ハキハキ喋る子だなぁくらいの印象しかなかった。

ええええええええええ!!??歌うますぎぃぃぃぃぃ!!!
加入後に続々と公開される動画の一つひとつに釘付けだった。これは、八木栞ちゃんだけでなく、河西結心ちゃんも福田真琳ちゃんも、つい先日まで一般人だったとは思えないポテンシャルを持っていて、三者三様の良さを見せつけられたことが大きい。もちろん豫風瑠乃ちゃんもそうで、研修生の時から知っていたけど、当時メンバー最年少とは思えないパフォーマンスに驚いた。

正直に言うと、当時の私にとっては、つばきファクトリーはハロプロの中で一番情報がないグループだった。楽曲も全部は知らなくて、何なら後からデビューしたBEYOOOOONDSのほうが詳しかった。
でも、この4人(通称リトキャメ)の加入をきっかけに、今まで知らなかった分も含めて、どっぷりとつばきファクトリーにハマっていった。

リトキャメの中でも特に八木栞ちゃんが好きになったのは、栞ちゃんのキャラクターによるところが大きい。新メンバー発表動画では、ハキハキと自己紹介していたので、しっかりキッチリした子なのかと思いきや、結構ふわふわポワポワした子だった。
リトキャメの中では上から2番目にお姉さんだが、妹気質というか、年下の福田真琳ちゃんのほうがお姉さんに見えたり、最年少の豫風瑠乃ちゃんに張り合ったり、最初の印象とのギャップもあって、可愛らしい子だなと思った。

先輩メンバーの卒業ドッキリで、卒業が嘘だったと知り安心して泣き、嘘だけど卒業するかもしれないと不安になり泣き。ピュアすぎて好き。

しかし、ただピュアなだけではないのが八木栞。芯の強さと貪欲さがあるところが、私が栞ちゃんの好きなところだ。
加入後すぐくらいに始めた「八木メシ」(八木栞ちゃんが作った料理をブログに掲載。映えが何やねんという料理の数々が話題を呼ぶ)は、今ではWEB連載とYouTube動画になるほどのコンテンツに。

加入する前から大好きだというミュージカルについては、劇団四季に関する知識を生かしてクイズ番組に出たり、定期的にミュージカルの公演を観てアウトプットを欠かさない。

得意な歌だけだはなく、ダンスへの向上心も高い。自分でダンスレッスンに通い、2023年のバースデーイベントではダンスをメインとしたセットリストに挑戦、Hello! Project 2024 Winter
〜THREE OF US〜では、ついにハロプロダンス部に加入。

私はハロプロメンバーの、努力する、努力できる姿にとても憧れている。栞ちゃんは自分で決めた目標を声に出して、実現させるために努力するところが格好良くて、そんな八木栞ちゃんがとても好きなのだ。

八木栞ちゃんは表現力が素晴らしいと思っていて、それが堪能できる楽曲が好き。特に、「ふわり、恋時計」、「三回目のデート神話」、「抱きしめられてみたい」。たとえワンフレーズでも魅せつけてくる八木栞が最高。

(動画14:55〜)

(動画34:38〜)


⑧アンジュルム 後藤 花

コロナ禍も相まって、2020年からHello! Project 研修生発表会 実力診断テストが配信されるようになった。
ハロプロ研修生については、積極的に追うわけではなく、どんな子がいるのかはYouTube番組やハロドリ等で知っているくらいだったが、実力診断テストの結果がデビューに直結してくることもあり、配信が始まってからは必ず見るようにしていた。

花ちゃんは、2022年のハロプロ研修生実力診断テストの配信で初めてパフォーマンスを見た時に衝撃を受けた。なぜなら、自由曲で披露した「ここにいるぜぇ!」のリズムが壊滅的なのである。

(動画31:24〜)

ダイジェストだと分かりづらいが、明らかにリズムが走り過ぎているところがあり、配信を見ていて思わずズコーッ!となった。でも、歌声は素晴らしく良くて、リズム感の身についてなさとのギャップが凄かった。
ハロプロ研修生に加入して間もないとはいえ、こういう研修生らしい研修生がいるのかと、何だか嬉しくなった。パフォーマンス後のインタビューでは、悔しい気持ちはあるのだろうが、それを見せない振る舞いで、コメントも存外しっかりしていたのが印象的だった。
そんな花ちゃんを見て、「この子が成長して行く姿を見ていきたい」と心の底から思った。歌声や表現力、パフォーマンスに向き合う力は強いものを持っていると感じたので、リズム感が身につけば飛躍的に成長するだろうと思った。

それから花ちゃんはハロプロ研修生と並行して、おはガールとしても活動し始め、その天真爛漫すぎるキャラクターに、私はますます花ちゃんを好きになっていた。
そして迎えた2023年のハロプロ研修生実力診断テスト。

(動画9:48〜)

(動画24:58〜)

歌声はさらに伸びやかになり、リズムも走ることなく、曲の表現力も十分。花ちゃんが一年間努力を積み重ねてここまでのパフォーマンスをしたことが本当に素晴らしいことだと思ったし、花ちゃんを好きになって間違いなかった。
結果は準ベストパフォーマンス賞で、きっと悔しかったんだと思う。でも舞台上で涙は流さなかった。

受賞コメントで花ちゃんは、「今日みなさんの中で、私がアイドルになれていたらいいなっていう風に思います」と話していた。この言葉は個人的にめちゃくちゃ刺さって、花ちゃんがこの言葉を言ってくれたことが嬉しすぎた。
というのも、私は"アイドル"というものは自分で名乗るものではなく、見る側がその人のことを"アイドル"と感じるかどうかだと思っている。便宜上、自分のことをアイドルと言う場面もあるかもしれないが、マインドとしては自称してほしくない。
だから、花ちゃんがアイドルというものを私と同じような感覚で捉えていることが分かって嬉しかったし、花ちゃんは私にとって最強のアイドルだと思った。

その後、2023年5月23日にアンジュルムに加入。花ちゃんはどのグループでも可愛がられてやっていけるだろうけど、個人的にはアンジュルムの雰囲気が一番合ってそうと思っていたので、加入が決まって嬉しかった。
アンジュルムは単独のコンサートに行ったことがなかったが、花ちゃん加入をきっかけに、春と秋のツアーに行くようになった。
一番直近で見た"ANGERME 10th ANNIVERSARY TOUR 2024 AUTUMN「ROOTS」"では、花ちゃんがバキバキなダンスから優雅な振りまで踊りこなしていて、ふと初めての研修生発表会の花ちゃんが頭に浮かんできて、成長や頑張りが見えて涙ぐんでしまった。親でもないのに…。

(動画3:48〜)

(動画3:33〜)
花ちゃんはまだまだ秘めたる力を持っているので、それが爆発できる時を楽しみに応援し続けていきたい。


他のハロプロメンバーも好きな子たくさんいるけど、特に思い入れのあるメンバーについて書いてみた。
ハロプロは卒業があるから悲しさや寂しさもあるけど、その分新しい出会いもある。
「アイドルは探すものじゃなくて向こうからやってくるもの」とは言い得て妙で、そんな出会いがまたやって来ると確信しながら、私はこれからもハロヲタを続けていくだろう。