嬉しい変化
先日、反ワク立場の著名人が、
「将来(子供達)へのツケを残さないために(高齢者なのどの)医療費を削るしかない、自分ならそのために我慢する(意訳)」
…みたいなことをXで言ってたんですね。
ずっと前から反ワクの立場で、政府批判したりしてた人でそのほかの発言も良い印象で好感持ってたんですけど、正直この発言を聞いてこの人を自分の中にある「警戒人物」フォルダに移しました。
(一応自分は基本的に、著名人、インフルエンサーは、工作員としての可能性を常に考えているのでいつも話半分で聞いていますが)
過去にも似たようなことがたくさんあったのですが、長い時間をかけて真実とも思えるような話を続ける→頃合いを見てフォロワーを誘導、みたいなのが多い感じがしています。
ところでここまで聞いて、彼女の言い分も正しいのでは?と思われるかもしれませんが、かなり絶妙なひっかけがあるのです。
というのは、社会保障費が実際にはさまざまな問題を抱えているのも事実ではあります。本当に正しい使われ方がしているのか、と問われればそうではないでしょう。
ただ、財政がキツくて増税されたり、後世へのツケを残す元凶となってるのは、本来の本質的な問題を捨て置き、さも社会保障費であるかのように槍玉に挙げたのが大きな問題なのです。
この構図は、ルサンチマンプロパガンダと呼ばれるものと同じ構図になっているのですが、これを簡単に説明すると「敵」という対象を意図的に作って大衆にその「敵」を攻撃させる手法です。
(この方が意図的にそれを行っていると決めつけているわけではありませんが、少なくともそれに乗っかってしまっています。)
これまでその「敵」は、いろいろいたのですが、時には公務員であり、公共事業であり、公共インフラであり、生活保護者であり、高齢者でした。
民衆は経済状況が苦しくて余裕を失っているので、簡単にそれらを攻撃するようになります。われわれがこんなに苦しいのに!って。
いやいや、そういう政治をやってんのは誰だよ、っていうそもそも論なんですけどまんまと乗ってしまうわけです。
そうやって、民衆は本来そんな悪政を行う輩共に対して、民衆が一致して戦わないといけないのに、民衆自ら公務員や生活保護者や高齢者との対立構図を作ってきたわけです。
本来悪政を敷いている側が元凶なのに、民衆同士で争ってくれる構図ほど操りやすいものはないでしょう。
似たようなタイミングで、X上で生活保護者叩きがありましたが、叩くべきは生活保護者並みに生活水準を下げてきた政治家共を批判するべきであって、叩くべきは生活保護者そのものではないはずです。
(あ、外国人生活保護者や自称難民は叩いてもらって結構です)
ずいぶん長い間、デフレ下低賃金が当たり前だったので、そんなことも考えられないようになっているのが今の日本人の実態です。
そこまで日本人の生活レベルは悪政の数々によって下げられたのですが、その悪政を行ってきたのは誰だよって話です。
そもそも論というか、本質を忘れないでください。
また、支配層が作ってきた「敵」の一つに、公共インフラへの規制もあります。
鉄道などの交通、郵便、水道、通信などです。
公共インフラなどは国家国民を守るためだったり、市場原理で行うことで国民にデメリットが多いので法規制が入っているのですが、守銭奴共からしたらそれが邪魔で仕方ないのでさまざまな理由をつけ、さも自分らが正当であるかのように偽り、攻撃するのです。
こう書くとどんでもない話なんですが、民営化という化粧を塗られて美化されてきました。
この著名人が、意図的にこの投稿をしたかどうかは正直関係ありません。
善意で言っていようが、なんだろうが、この方はその手のプロパガンダに踊らされて、支配層の片棒を担いでいる状態になってしまっているのです。
著名人が公の場で発言しているのだからその責任は大きいのです。
私は善意に対してそれを、無碍に避難するつもりはないのですが、こう言う事例を見るとは自分への戒めのつもりとして
「地獄への道は善意で舗装されている」
という欧州の古い格言を常に思い出すようにしています。
これまでも、多くの人の「善意」を逆手に取られてこの国は衰退してきました。ひどい時は多くの人の命を奪ってきました。
直近で言えば、コロナワクチン問題がまさにそうではないでしょうか。
一体、どれだけの間違った「善意」がこのワクチンを打たせてきたのでしょうか。
亡くなった方、その遺族、重度後遺症を受けた方、医療機関たらい回し、それらの人にとってはその「善意」は文字通り地獄への舗装路でした。
時が違えば、これは戦争・迫害・虐殺にもつながります。
みんな、密接につながっていると感じます。
このプロパガンダ攻撃はさまざまなものを攻撃していますが、その中で今一番大きな危険を孕んでいるものは憲法問題でしょう。
以前にも記事に書いたと思うので簡潔に書きますが、自衛隊の幹部の方が武力事態対処法によって改憲せずとも現行法で対処できると明言している事実がありながら、いまだに改憲プロパガンダに踊らされている人がいます。
第一、スパイ防止法もそうですが、今の政治家が日本人の味方に見えますかって話です。
殺人ワクチンを強要してきてる時点で理解できなかった人たちなら、言い方悪いですが理解できなくても仕方ないと思います。
国民を潰しにかかってる連中がそんな改正された憲法を善行に使うわけないでしょってこと。
(´・ω・`)
個人的に、こういうプロパガンダ攻撃の対応策としていいのは、自分が試行錯誤しながら考え、調べ、ちゃんとした知識をつけておくことかなと思っています。
そう言う自分も、大して考えず、ただ有名論客の言うことを鵜呑みにしてた時期がありましたが、知識がついてくるとその連中の嘘や間違いにも少しづつ感づけるようになってきたからです。
ところで、題名にもある「嬉しい変化」についてですが、この著名人のリプ欄が意外にもかなり冷静なリプが多かった点なのです。
一昔前なら、このような内容に対してそうだそうだーって感情的な感じのものが多かった印象なんですけど、そうやって国民を分断しないでくださいとか、財源ならまずは特別会計にメスを入れろとか、そう言うのも多くて国民の情報に対する姿勢(といってもまだまだX内だけど)が、かなり変わってきたなと言う印象を受けたのでした。
あくまで自分の肌感覚ですが、こういったケースが増えてきた感じがします。
自分は、Xの政治界隈でずっと生息してきましたが、コロナ以降5年くらいでこの辺が変わってきた感じがしています。
政治だけじゃなく、医療とか、食の界隈でも。
(まぁ、自分がそういう関心を持つようになってきたため、そのようなSNSのアルゴリズムに入ったと言う可能性もなきにしもあらずですけど…)
いずれにせよ、まだこれはX内の話。
これが、無関心層に降りてくるのはそれなりのタイムラグがあるわけですが、Xのユーザー数を考えると時間の問題かなーとか思ったりもしています。
まぁXユーザーっていったって、結局はリアルでも一般生活して色んな人に影響与えているわけですからね。なんやかんやリアル社会にはじわじわ影響出てくると思います。
ネットは黎明期から使ってますけど、現代のSNSは全然違うと感じてもいます。
昔はなんだかんだ、自分が関心持って積極的に行かないと情報が取れませんでしたが、SNSだといきなり情報が流れてきて、いっきに覚醒、みたいなパターンも多いですからね。その裾野が過去のネット環境と比べて格段に広いと言うか。
だから政治家は散々SNSに規制をかけろ!って騒いでますが。
そう言う意味でも、Twitterはマスクに買収されて良かったのかも?と思ったりもします。(名称やロゴのXっていまだに受け入れられないんですけどね。)
ただ、向こうも馬鹿じゃないので、昔のネットと違って特定の情報は検索しにくくなるようになっているので自分で検索した分これが正しいんだと思い込むようになってそれを逆手にわれわれの認識をコントロールされる可能性は昔より格段に上がっている感じがします。
なので、知識を得る手段としてはネットだけでなくて読書などさまざまな方法で総合的にインプットして知識と思考を深めていかないと、かえって危ないのかもしれません。
いつの時代も、こういう民衆と支配層の戦いってあるものなんですが、改めて思考を止めたら終わりだなと感じました。
(´・ω・`)