外に出てよかった
今まさにタイトル通りの思いである。
私はここ数日悶々とした日々を送っていた。
卒業への不安、天気の悪さ、家族への心配、などと留学中の自由な身ではあるが「考えても仕方がないもの」をずっと考え続けていたのだ。
逃げられない現実から逃げるために、私のバイブルである金原ひとみ先生の「パリの砂漠、東京の蜃気楼」を読んで気を紛らわそうとしたが、今回ばかりは無理だった。
全くめんどくさいやつである。
そして今日も家で12時くらいまで寝て、同じようなことをずっと考えては気を逸らすためにYoutubeを見るということをしていた。
ところが、ここまで家にいても人間飽きるもので、スーパーに行こうと化粧を始めた。
これがよかったのだ。ここからは全てが今の所うまく行っている。
まず、カフェに行き卒論が非常にはかどった。
そして、素敵な光景を見ることもできた。カフェで目の前に座っていた30代くらいの人が、後から来た人に花束を渡していたのだ。
こういう微笑ましい光景に出会えた私は非常に幸運である。
おまけに注文したAutumn Cappuccinoもシナモンが効いていて最高だった。
そして遅めのランチに食べたピザもとても美味しかった。
こういうふうに少しずつ外に出ることが日頃の気持ちの安定につながるんだなと心底思った。
秋ももうすぐ終わり冬ももうすぐである。
体に気をつけながら、外に出ていろんなことを体験しながら、
楽しい11月を過ごせますように。