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建築ウンチクツアー:西新宿編

2025/01/29 先回の日本橋編に続いて、今回は西新宿編。また東京スリバチ学会会長 皆川典久さんのご案内で、都庁近くの高層ビルを巡り歩きました。
この辺りは、20年ほど前に仕事で数年通ったところ。当時は、動植物との出会い目当てに植栽ばかりを見ていて、ほとんどのビルはただ景色の一部としてぼんやり眺めるだけでした。
今回のワタシ的ウンチクワードは、ビルなどの敷地内の一部が一般に開放された「公開空地(こうかいくうち)」。三井ビルと住友ビルで、この公開空地がまるで違っていて、面白いと思いました。

新宿三井ビル

新宿三井ビル 竣工から50年! そんなに経ってるようには見えません。
三井ビルの公開空地「55ひろば」 ここは前から気に入っていた場所。昼休みの時間帯に行われる「木曜コンサート」、何度かチラ見しました。当時は余裕がなくてチラ見だけ。(^^;
道路からちょっと下がった落ち着く空間、浄水場跡の地形が活かされたものだったのですね。
三井ビルの「X」
耐震のための「X」とともに、さりげなく空調関連の設備が組み込まれていました。

新宿住友ビル

「三角ビル」と呼んでいたビル。後から設置された公開空地のガラス屋根で、地上からは「三角」がわかりにくくなっていました。

新宿住友ビル(三角ビル) 三井ビルと同じ1974年竣工
ビルの足元のガラス屋根は後から
全天候型公開空地「三角広場」(2020年開業)
いざという時には、帰宅困難者の一時滞在施設として利用可。
ロビーから見上げて「三角」を感じました。
床にも、キラキラな「三角」

京王プラザホテル

都庁に行くときは、ほぼ毎回前を通っていました。
ずっと「樹海」を通るだけでした。(^^;

京王プラザホテル 1971年開業
各階の端には避難用のバルコニーが設置されていたのですね。
京王プラザの「樹海」
時々しゃがみ込んだりして。(^^ゞ
回転ドアがあったんですね。
中に入ったのは、たぶん初めて。
外壁も凝ってたんだなぁ。

新宿NSビル

ここも、中に入ったのは今回が初めて。高所平気症の私にとっては、なかなか魅力的なビルでした。

1982年竣工
巨大なアトリウム
エレベーターからの眺め
レストラン街のある29階から見下ろして「高さ」を楽しみました。(^^ゞ

東京都庁舎

1990年竣工
15年以上前にできた三井ビルや住友ビルより古めかしく見えるのは、デザインの違い?
内部もまるで変わっていないように見えました。
展望室からの眺め
薄っすらもこもこな富士山が見えていました。
「飛びもの」につい反応。(^^ゞ


おまけ

今回歩いたあたりの写真の入った古い記事を掘り出しました。


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