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実習先で祖父と Day6
2022/01/11 Tue.
冬休み明け、初めて祖父のところへ行った。
冬休み前はなんとか自力で起き上がって物に掴まりながらだと歩けていたのに、
今日は自分で上半身を起こすことも、
歩くことも出来なくなっていた。
頭と手を少し動かすのみで話す姿が
あまりにも衰えていて、話の内容が頭に入ってこなかった。
体調悪化により冬休み中は放射線も化学療法も中止していたそうだ。
副作用がなくなったおかげか、以前より話しやすそうで、水も少し飲めるようになっていた。
重湯も少し食べれるようになったと言っていた。
顔色や声色は元気になっていたが、治療を中断しているということは、がんの進行が早くなっているということであり、
筋力低下が著しく、身体が動かなくなっている現状は好ましくないことが明らかだった。
祖父の病室を出たあと、研究室にもどると涙が止まらなくなった。
たった2週間でこんなにも衰弱するなんてショックだった。
研究室でパソコンを開いても何も進まなかった。
ぼーっとしていると指導教官がお年賀をくださった。
クッキーを食べてがんばろう。